『商品部への辞令』という名のリストラのはずが、人事部の手違いでイケメンばかりが務める『ビューティーサロン』で働くことになってしまった類。
しかも、入った社員寮は男性社員のみで全員――獣(ケダモノ)――でした。
彼女は度重なるセクハラに耐えることになります。
更に職場では、類自身も男性と間違われてしまい、何やらトラブルの予感も⁉
当然、そんな環境では、仕事もプライベートも上手くは行きません。
失敗ばかりの日々が続きますが……それでも、彼女は諦めません!
一流のイケメンたちに囲まれる中、次第に磨かれてゆく類。
彼女がどう変わってゆくのか、同時にイケメンたちとの恋の行方にも注目です。
自分に自信が持てない。
ネガティブに考えてしまう。
他人をうらやんでしまう。
そんな風に考える人は多いのではないでしょうか。
かく言う私もそんな人間で、常にマイナス思考。
でも、もし。
自分自身の魅力を引き出してくれる人たちがいるなら。
勇気を与えてくれる人たちがいるのなら。
恋してくれる人がいるのなら。
この物語には、ネガティブをポジティブに変えてくれる魔法がかかっています。
舞台はイケメンばかりが務めるビューティーサロン。そこへ主人公の類が人事の手違いでやってきます。
紅一点のはずが男性に間違われ……仕事は失敗ばかり。
イケメンばかりの中で彼女はどうなっていくのか。
物語の中の世界ではありますが、明日はちょっとがんばろうかな、と素直に思える素敵な作品です。
ぜひご一読を!
人事部の手違いで、商品部に左遷になるはずだったが、なぜか超イケメンが揃う一流ビューティーサロンへ異動に!?
そこに控える店員も客も、一癖も二癖もある曲者ばかり。
エステティシャンとしての自信を失った主人公、錦織類(女性)は、日々叱咤されながら、前を向き続ける。
逆ハーで、イケメン狼に食べられそう(?)になりながらも、絆を深めていきます!
イケメンばかりの職場で、その恋の行方も本作の魅力ですが、同じくらい、お仕事小説としても魅力が詰まっております!
最初はミスばかりしていた類も、少しずつ仕事を覚え、技術も身に着け、お客さんからの信頼も獲得する。
そして、諦めかけていた夢にもう一度向き合う、そんな姿が何と言っても光り輝いています!
作者さまの小説は、複数の登場人物の視点で切り替わる作品が多いという印象ですが、この作品は類ひとりの視点で進みます。
随所に漏れる、主人公の心の声が、なんとも面白いですし、何気にみんなのコメント欄も面白い!
この作品も期待を裏切らない、素晴らしい作品!
楽しい読書時間ありがとうございました!
「不器用だけれど、自分の手で女性を美しくしたい。」
主人公・類はエステティシャンだった。広島のサロンで二年間勤務したものの才能の壁に突き当たり、商品部へと左遷されてしまう。しかし人事部の手違いにより、実際に転属されたのは、美男ぞろいの超人気店『beautiful magic』だった。
そうして始まったシェアハウスでの生活。
美男たちに囲まれた共同生活に悶絶する日々。そして恋。やがてそれは、夢への再挑戦と、類が暗に秘めていた才能の開花へと繋がってゆく――!?
イケメンだらけのシェアハウスに放り込まれた唯一の女性・類。その生活は、トラブルやハプニング、そして時めきの連続です。女性にとって満足のゆく展開であることは言うまでもないのですが、類がとても可愛いので、男性であっても胸の高鳴りが止まらないことには間違いがないでしょう。
しかし、当然ながら、この作品はただ甘い恋だけの話ではありません。
イケメン美容師たちに囲まれつつ、やがてプロとしての自覚と技術を主人公が身に着けてゆく成長物語でもあります。キラキラした職場で輝いていたいというだけではなく、何よりも自分の手で誰かをキラキラと輝かせたいという熱い思い――一度は挫折した類が、再びその夢に返り咲いてゆく展開・描写は、読んでいて心地が良いばかりか、鳥肌の立つような・身体の芯がジーンと温かくなるような感動をクライマックスにかけて盛り込んでゆきます。
そういった意味では、作者さんは文章によるエステティシャンかもしれませんね。
ドキドキの恋と夢へ向けて返り咲いてゆく展開。ぜひとも皆さん、ご一読ください。
広島でエステティシャンをしていた主人公、類。
エステティシャンとしての芽が出ず、東京の本部に転勤となるはずが、手違いで配属された先は、美男ばかりの人気ヘアサロン beautiful magic。
しかも、スタッフは全員シェアハウスを社員寮としており、類も美男達と一つ屋根の下で寝起きすることに────
美男ばかりの環境に突然放り込まれた類に、本人だけでなく周りの美男達も困惑しきり。
おまけに類はお酒に弱くて記憶をなくしてしまったり、家事や仕事でも失態ばかりです。
そんな類に優しくしてくれる美男もいれば、冷たい目で見る美男もいたり。
なかなか自分の居場所を見つけられない類ですが、少しずつ皆と打ち解けていく中で、ほんのり恋も芽生えてきます。
タイプの違う四人の美男に翻弄される類ですが、実は類の方こそ美男達を翻弄しているのかも(*´艸`)
物語はいよいよクライマックスに向かいつつあります。
様々な事件が起こる中で揺れ動く類の気持ちに感情移入しながら、美男達の溢れる魅力に翻弄される楽しさが味わえます!