『くまさんの哀歌』

『くまさんの哀歌』

　＊これは、幻想による、フィクションです。

　現実とは、関係ありません。

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　くまさん、どして、もっとはやく、おやまに帰らなかったの？

　だって、やましんさん、おいしいたべものが、いっぱい、たべほうだい

　おみずは、あまりおいしくなかったけど、たべもの、いっぱい

　すごい！　　すごい！

　おいしい！　おいしい！

　でも、ひとは、よわい　いきものだよ

　くまさんが　なでただけで　ふっとんじゃう

　ひとは　たくさん　時間をかけて　たべものを　　つくる

　たべものを　おかねにかえて　いきる　いきものだ

　だから　くまさんが　おかねもって　おみせに買いにきたら　おきゃくさん

　ただで　たべたら　どろぼうさん　なんだ

　でも　やましんさん　くまさんは　おかねないもん

　それに　すぐに　さむ～い　ふゆがくる

　たくさん　たべとかないと　もたないよ

　おやまも　なかなか　むつかしいんですから

　やましんさんだって　おしごとせずに　あそんでる

　ふゆがきたら　　いったい　　どうするの？

　ひとには　さいごの　てがあるんだよ

　ふうん・・・・くまさんが　　ぱんださんだったら　よかったなあ

　ぱんださんだったら　　だいじにされるのに

　ああ、そうだねぇ

　やましんも　ぱんださんだったら　　だいじに　されたかも

　いっしょだね

　うん　　じゃあ　やましんさん　　さようなら

　うん　さようなら

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