半分寝ながら書いたのでタイトルは無いです



ささやかな抵抗から始めよう。

今日新しい漫画を買ったのも、友建とゲームをしたのも、全部宿題から逃げるためだったかもしれないけれど、間違いなく抵抗にはなった。

少なくとも僕にとって、退屈は悪なのだ。変化しないことも同じく悪。すぐに翻るかもしれない意見だが、ひとまず頭に留めておこう。退屈は嫌いだ。常に刺激を、新しい何かを求めている。求めるだけでは訪れるものなどないと、あの卒業文集にも書いたはずなのに、変われない。知っている。分かっている。こんなものは言い訳にもならないし、したくない。ただ浮かんだ言葉を慣れないフリック入力でゆっくり打ち込んでいるだけだ。もどかしい。こうしているうちにも思考は流れ続けている。その全てを吐き出したい、残しておきたいのに、流れ落ちた記憶は戻っては来ない。ただ流れたそこに仄かな感覚を残して消え去る。さっきまでの僕と今の僕はもうこんなにも違う。それは成長なのだろうか。僕は認めない。少しづつ、少しづつ変化している筈の僕自身が認められないのだ。だって、どんなに変わってもずっと残り続けているんだ、この思いは。変わりたい。まだ足りない。何かある筈だ。僕の渇きをまっさらに煮立たせてくれる刺激が、まだ僕が出会えていないだけで、あるはずなんだ。

いつだってそうだ。僕は自分を主語にすることでしか自分の気持ちを書き出せない。結局明日も楽な方に逃げて何事もなく変わっていく日常をすごすのだろう。いつだって僕は無い物ねだりしかしない。いくら青そうな芝だって、手に入れてしまえば酷く退屈なものに様変わりする。原因はそう、いつだって自分だ。動け。動け。求めるものを手に入れ続けるために。

口で言うのは簡単、簡単。僕はいつだって口先三寸、虚言癖。約束も、宣誓も、縛られながらだって平気で破る。そのくせ常識にはどっぷり嵌まってジタバタするだけ。

ああ、自虐はこのくらいでいいだろうか。定期的にこうしないとどうも、調子に乗ってしまうからな。なんとも醜いものだ。反省のようにもみえるが、感情的すぎて建設的な意見が殆ど無い。ただ自分を貶めて満足しているだけ。

いやだいやだ。こんな自分が大嫌い。そんな自分は大好きだ。クルリくるりと翻り、そろそろ寝るかと筆を置く。

何かいいことあったらいいね。明日は明日の風が吹く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

明日こそは七時に起きたい 上原 @kamekami

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ