あぶくたった

作者 無月弟

90

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★★★ Excellent!!!

童謡『あぶくたった』をテーマにした怖い話です。

童謡はリズムと歌詞がなんとなく不気味で、『かごめかごめ』や『とおりゃんせ』はさまざまな怖い解釈がされていて人気ですね。

私は『あぶくたった』について、この作品を読むまですっかり忘れていたんですが、たしかに小さいときに歌った記憶があり、怖い歌だなと思った感情がよみがえってきて、ゾクゾクしながら楽しめました!

また、『トントントン』や『ミシッ』や『ドンドンドン!』などの音による描写も効果的につかわれていて、怖さを盛りあげていました。

そして最後は、創作者にとって恐ろしい展開で〝動揺〟してしまいました。

★★★ Excellent!!!

子どもの頃、あぶくたったで、あの音を「お化けの子ども」と言った子がいて、「それは怖いのか?」と議論になった思い出があります。

さて、これはそんな「あぶくたった」にまつわる、ネット上によくある真偽不明の噂…… のはずでした。ところが……
モチーフがかつて慣れ親しんだ存在だからこその恐怖がありました。

★★★ Excellent!!!

一風変わった子どもの時の遊びをメインに、ヒロインを襲う恐怖。

このお話では、まず幼い頃の「あぶくたった」の思い出話ではじまります。
それから現在の高校時代になり、オカルトブログでたまたま「あぶくたった」のことを見る。
最後は実際に……と、ストーリーの流れがスムーズで、すんなりヒロインに移入できちゃいます。

だからこそ、ヒロインの恐怖体験がより素直に感じられてしまいます、、、。

怖かったぁ、と思いながら、ラストにそんなオチが隠されていたなんて!と、驚きもあります。

ぜひ皆様も、ご堪能してみてはいかがでしょうか。


※この度は「お化け企画⑥」にご参加くださり、ありがとうございます。

★★★ Excellent!!!


 あぶくたった煮え立った、の童謡って、なんか怖いですよね。何かを煮て、むしゃむしゃ食べて、戸棚にしまって、鍵かけて。すると、なにかがトントントンと戸を叩いてやってくるんです。その何かへ、間違いのない返答をすれば帰ってくれるのですが、もし間違った返答をしてしまうと……。

 主人公は、クラスメートから見せられた恐怖ブログで、このあぶくたったのエピソードを知ります。そして、気づかずにやってはいけないことをしてしまって……。

 これ以上は解説できませんが、怖い話です。でも、どこかユーモラスで、救いがあり、ほっとさせられる物語でもあります。そして、……それが却って怖いのです。
 こんなこと、もしかしたら、ぼくたちの日常に、普通のあることのようで……。

★★★ Excellent!!!

あーぶくたった煮え立ったー♪

怖いですね、子供の遊びなのですが大人でも恐怖を感じるような遊びです。決して気軽に歌ってはいけません。
歌うと……がやってきます。
真夏のホラー、子供のころに感じたお化けや未知の物へ恐怖を思い出しました。そういや、私怖がりだったな、と。怖いんです。怖いんですけど、怖いもの見たさでページをめくってしまいます。
ほら、聞こえませんか?

トントントン……

★★★ Excellent!!!

小さい頃によくやったんですよ、あぶくたった。

にーえたかどーうだか、たーべてみよーう、って。
むしゃむしゃむしゃ、まーだにーえなーいっ、って。

楽しい遊びなんですけどね。


大きくなって、そんな遊びももちろんしなくなってから、今度はオカルトブログなんてネットの世界で、その遊びが話題になってるわけです。

トントントン、って音がするんですよ。何かがノックしてる。『ナニカ』が。
風の音とか、車の音、とか、色々返すんですけどね、だんだんネタが尽きてきちゃう。でも、返さないと、そのトントンってノックした『ナニカ』が入ってきちゃう。

〇〇の音なんてそうそうたくさん思いつきませんし、それに、もし、入ってきちゃったら? 何をされる? どうしたら良い? 


本当にありそうな怖い話です。
ラストはぞくりとしますよ。

★★★ Excellent!!!

あぶくたった、って歌がありますよね。
「むしゃむしゃむしゃ、食べてみよう」
あれ、「何を」食べているのかずっと気になってたんです。子供の頃から。

さて、このお話はそんな「あぶくたった」にまつわるお話です。
人間は何かを食べて成長する生き物。では、人間以外は何を食べて成長するのか……?

このお話に、その答えがあるのかも知れませんよ。暑い夏にオススメの一作。ぜひ、ご賞味あれ!

★★★ Excellent!!!

童謡を題材にしたホラーで、童謡の持つ不気味さと現代のSNSの便利性と話題性をうまく混ぜ合わせた素晴らしいお話でした。
ホラー演出としての擬音の扱い方がとても巧みで、『トントントン』というよく聞く音が作中では童謡と組み合わされたことにより恐怖心を一層煽るものになっています。テンポが良く、読みながらもまさに聞いているような素晴らしいホラーでした。演出だけではなく展開も素敵で、後半にはそういうことかと感心しました。まさにSNSが流行ったからこそおこる現代のホラー展開ですね。
昔ながらの童謡とSNSの組み合わせ。閲覧数を気にしすぎるのも問題なのだろうなあ、と別の意味でもひやりとする部分があるホラーでした。とても楽しかったです。
SNSをやっている方は是非に目を通しておいたほうが良いお話でしょう。それが来る前に。

★★★ Excellent!!!

 主人公の亜子が保育園のころによく友達と遊んでいた『あぶくたった』という童歌。怖がりな亜子は、先生から聞かされたある話から『あぶくたった』が苦手になってしまったのだけど……。
 高校生になったある日、友達が見せてきたオカルトブログで亜子は『あぶくたった』に関する奇妙な話を知る。

 童歌を題材にした本格ホラーです。童歌って……どうしてこう怖いものが多いのでしょうね。

 トントントン――

 今夜ソレがやってくるのは、あなたのところかもしれません。

 そのときどうすればいいのか。ぜひ本編で確かめてください。

★★★ Excellent!!!

子供の頃に親しむ童歌。

大人になって改めて聞いてみると、独特の怖さが滲み出ているように思います。
こちらの物語はある童歌(タイトルを見ればどんな歌かおわかりと思いますが)を軸に展開していくのですが……日々の中にあるたわいのない嘘が、本当となっていく始まりを垣間見ることが出来る物語ではないでしょうか。