9話時点でのレビューになります。こういった過去改変を用いる作品と言えば個人的には『シュタインズゲート』が思い出されました。それもあり「電話ボックス」を媒体に望む未来の為に行動するというような展開を予想していましたが、序盤は淡々と語られる主人公のハカセとまいごたちの日常とねむりの遺したノートの謎解きというものでいったいこの作品は何処へ向かうのか、作者は何を意図しているのかと読み進めると8話で驚きの事実が発覚します。その事実は1話〜7話までの何気ないような日常の描写に不思議と切なさが込み上げて来るようなものでした。これが意図したものであればこれからの展開に期待せざるを得ません。
タイトルから「あっ、これ気になる!」となった方は、必ず読みましょう!
不思議な世界観と、丁寧な映画のような描写に必ず惹かれるでしょう。
一話ごとによく「長くて読みづらい」作品も多く見られますが、この物語の印象としては「もっと続きを読みたい!」の感情が溢れ出します。
なにより、登場人物たちの名前に作者様なりの「工夫」がされていて、朝に読む代表作と言っても、過言ではないでしょう。
関係性の距離感や、電話シーン。
登場人物と読者が一体となって見れるし、人として考えさせられる作品としても大きく話題になってもおかしくないなって思いました!!
本当にあるなら、個人的には亡くなった叔母とまた話してみたいですね。
ぜひ、ご覧ください!!