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  • 最後の最後で、星ひとつ丸ごと終焉を迎えてしまうなんて。
    大地ごと粉々に砕けてしまう一歩手前で、サバ缶を骨までかみ砕いて食べてる人間たち……ちょっと頭がクラクラしそうなシチュエーションですね。
    まさに結末に相応しい掌編で、感動してしまいました。

    大好きな作品に番外編が投稿されていてうれしかったです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます~!
    実はこの掌編は元々iらんどの短編コンテスト用に書いた作品でして、ほぼ新作の宣伝のために追加したようなものだったのですが、ミノリさんのお言葉のおかげで番外編として最後に置いた意味がぐっと深まりました。
    お気に入りのシチュの話だったので、楽しんでもらえて良かったです。

  • 恐らく絶望的であろう現実が、読んでいて口の中に広がるような絶品の味覚描写が中和していて、この感覚こそが朔遥が感じているものの一片なのだろうなと思うと、なんとも言えない気持ちになります。
    複雑なものがたくさん入り乱れてまとまっていて、朔遥の人生も含め感動いたしました。(感動というのはおかしいかもしれませんが)

    作者からの返信

    掌編のわりに詰め込みすぎかなと思ってたのですが、面白く思ってもらえたなら良かったです!
    羊肉泡馍とネタは被ってますが、違った味わいになるように頑張りました。

  • 全話拝読しました。非常に面白かったです。
    「あした死ぬために、今日は食べる」のキャッチコピー通りの「羊肉のすいとん」から始まり、途中で構造の違う物語が差し込まれつつ、「羊肉のすいとん」と同じ「あした死ぬ姫」の物語であり、対になる「ライ麦のパン」で締められる構成がとても美しく、印象的でした。
    テーマ的に悲惨な状況が多いのですが、どこか童話的な語り口が過剰な過酷さを抑え、目の前の「食」を鮮やかに浮かび上がらせているように感じます。
    個人的には「肉団子入りのスープ」、「フィロ生地の焼き菓子」、「ライ麦のパン」が特に好きです。
    素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    構成は自分でも結構気に入っているので、褒めていただけてすごく嬉しいです。最後は地味な食べ物で終わらせてみました。
    「フィロ生地の焼き菓子」は、あした死ぬどころか食後即死だったところが私も好きです。
    こちらこそ、誠にありがとうございました。

  • >スヴェアにとっての幸せが何だったのか、テルエスに理解する方法はない。
    >だが少なくともテルエスの作ったスープを食べているそのときだけは、孤独ではなかったと信じたかった。

    このシーンの時、もしかしたらテルエスが作ったスープを通して、スヴェアはかつての幸せを思い出していたかもしれない、と思いました。
    テルエスと同じく、スヴェアが何を考えていたかは知る由もないですが。

    「廃された王に捧ぐ一膳」に出会ってから、名瀬口さんの作品が本当に好きで、噛みしめながら読ませていただいております。
    都合によりゆっくりですが、少しずつ読ませていただきます。

    作者からの返信

    「廃された…」だけでなくこちらも読んで下さり、誠にありがとうございます!

    そうですね。スヴェアも幸せだったときがあるからこそ、ああなっちゃったところがありますからね…。

    テーマだけが共通の一章完結形式ですので、ぜひごゆっくり楽しんでいただければ幸いです。

  • 面白かったです!料理が美味しそうで、お腹が減りました笑
    料理と滅びの組み合わせが、新鮮でした。でも、妙にしっくりきました。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    あんまりほっこりできない話を目指しました笑

  • 最後まで読まさせていただきました。
    完結なのが信じたくないほどとても惹き込まれる世界観ばかりの作品集でした。

    状況は違うけれど、生きること(食事)と死の反対なようで同じテーマで語られていく内容がとても静かにそれでいて強烈に印象に残りました。
    とても楽しい時間を本当にありがとうございました!

    作者からの返信

    最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます_(._.)_
    話にバリエーションつけるために結構頑張ったので、それぞれの世界観を楽しんでもらえたみたいで嬉しいです。
    料理ネタを極めるため、もっといろいろ書けるよう精進します!

  • 「讃美歌ではいつもアルトになる」という表現はいいですね。参考になります!

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    修道女っぽくて自分でも気に入っている表現です。

    編集済
  • 完結おめでとうございます。
    連載中、毎日更新を楽しみにさせて頂いていました。
    歴史の裏側に消えていった様々な人々の、諦念や哀切に満ちた最後の瞬間を切り取った描写がとても印象的でした。
    これから、また一通り頭から読もうと思います。

                 

    作者からの返信

    ありがとうございます~!!
    もう一度ご覧いただけるほど気に入ってもらえて、とても幸せです。
    単品だとぬるい話も、他の話との並びで面白くなっていますように…。