第59話 自分が面白い? 一般大衆が面白い?

「嫌~なレベルの疑問だ。自分の書きたいもの。そんなにスムーズには書けない。だが、一般大衆が面白いもの。求められるのは、そっちか? 例えば、ホモやレズは興味はない。しかしBLはお金になる。それが全てか? しかし、逆に考えれば、未来の猫型ロボットを全国民が世界レベルで見たいか? それも、また違う。全ての結論は、答えがない。答えがないことが答え。人間は、それを知るために生きる。何かがあると信じて。しかし、人間は、ある時に気づく。命あるもの、いつかは滅びると。夢と希望が絶望と悲しみに変わる。絶望と悲しみは無を生み出し、世界を黒い暗黒に包み込む。」

 天は、面白い案件に気づく。

「早い者は、子供の時に助けを求めても助けてくれない親に。幼稚園、保育園、小学校、クラスメイトに絶望すれば、いや、絶望と悲しみに飲み込まれたクラスメイトは、いじめ、セクハラ、パワハラをしてくる。黒い者は、この世は腐っていると知っている。自分が汚れているから、純粋にきれいな白い者は許せない。教師は偉いと威張っているのも許せない。汚れたクラスメイトや教師に触れると、一瞬で純白は漆黒に染まる。学生でも社会人でも同じ。老人になっても同じ。変な人間に接すれば嫌な気持ちになり、人間を嫌いになる。良い人間に接すれば良い気持ちになり、人間を好きになる。ただそれだけよ。」

 麗は、答えがないではなく、結論が出ていると語る。

「人間って面白いな。現実では、生活のため、お金のため、家族のために、手を悪に染めて、他人を犠牲にして生きているのに、アニメや漫画、ドラマに映画では、きれいな白い物語を求めている。偽善者。人間は生まれながらの偽善者だ。物事は既に既得権益者で固められていて、新しく富を得たり名声を得ようとすると、老廃物が襲い掛かっている。他者が自分を超えるのが許せないと。そのためなら、魂を悪魔にでも売る。それが人間だ。不正しようが、最初から優勝が決まっていようが、それを告発する者は現実社会ではいない。腐ろうが心を無くして生きながらに死のうが関係ない。なぜなら既に腐った生きる死体だから。」

 大蛇は、世の中に気づいたら、楽に黒く染まるか、苦しんで苦しんで、もがき苦しんで自分が白でいられるように戦うかしかない。ただし白い心は真っ赤な血と汗と涙を流し苦しんでいます。それだけ白でいるということは、この真っ暗闇99%の中で孤独を味合う、他人を踏みつぶし、今の生活を手に入れている社 会に適合しないということ。ニコッ。」

 笑は、自分が幸せであれば、誰かに自分の不幸を味合わせていると知ってしまった。知ってしまえば正気ではいられない。きっと、あなたも黒に染まるだろう。

 終わり。

 この考察を踏まえて、異世界ファンタジー、現代ドラマでもいい。白黒物語っていう、人間の葛藤ばかりを描いた物語ができるんじゃないかな? 「どうすればいい!? 俺はスライムを踏んずけてしまった!? 俺はなんてことをしてしまったんだ!?」 系の奴。

 終わる。

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迷走中 渋谷かな @yahoogle

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