第7話? 閑話 圧倒的触手な生活

「フム」

ニュルん

グにゅん

ミョンミョンミョンミョン

「ほほう…」

ペチペチ

「質感は意外と良いな、ひんやりとしていて夏にはぴったりそうだ。」

ニギニギ

「力も強すぎる訳でもないし、実験や生活に支障を与える程でもない、と…」

ボヨヨーン

「弾力も高いな、揉みごごちも良し、暇なときやアイディアが無いときに重宝しそうだ」

ニョーー

「ただ、なぁ…」

やはりというべきか何というか…

「アッアッ、ヒガッ、アッ」

「ヤりすぎてしまうな…」

まだ彼女の性的快感は止めてもなお続いているようだ。

・・・

…勘違いしては困る、これは…そう、実験なのだ、そう実験…

誰に言ってるのだ私は…

「というか凄すぎないか?」

ひじから先がこの前の実験で触手になった訳なのだが、私の意思で自由に形を変えることができ、また細部まで自由に、しかも精密なコントロールができる…

実験にも実際に活躍している、それにこの前のバケモノの襲撃でも活躍した、つまり戦闘でも十分に使える。

…いや戦闘するつもりは無いが。

まあそれよりも、だ。

つい実験と言い訳してしまったが、一体何がどうなって私は、その…

「(お見せ出来ません)」

「このような行為に至ったのだろうか?」



ハイ、どうも商人です。

さっきとびっきりのバットエンドを見てきたところです。

フフ、いやぁ良いものでしたよ。

ん?

ああ、以前はこのような趣味は無かったのですが…つい先程目覚めてしまいました。

…止めてください、引かないでください。

…え?

ああハイ、もうやりました!

貴女とはまた違う力ですよ。

…どのような力か?

まあ簡単に言えば、他者を誘惑する、です。

…ええ、実は欠点があるのですよ。

それは…



「ビックリッス…まさか主導権を握れないとは…」

そう!実はこの力他人を誘惑するのは良いとしても!

「ウチの技量がなけりゃ意味ないっすよー!」

小柄な恋する研究助手は叫んだ。

しかもこの先〝さまざまな〟女性から襲われるという運命となることを彼女は知らない。




オマケ

商人さんの能力のアレコレ

Q与える能力に条件はあるのですか?

A与える対象によってランダムに能力が複数作られます。

その中の一つを商人さんが選ぶ、という仕組みで商人さんが作ってる訳ではありません。

ただ、その能力の全てを商人さんは把握している、という事を忘れないように。


Q発動条件はあるのですか?

Aあります。


Q今回与えた能力について

Aあれは元々三つのパターンがありました。

男女問わず魅了、男だけ、女だけ、という

パターンです。

まず商人さんはこの能力のデメリットを知っており商人さんが男性恐怖症なので消去法で選ばれただけです。


Q商人さんは何を基準にして能力を与えているのですか?

A面白そうな人であれば。

ただ、商人さんの面白そうはかなり独特ですよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界でチートを与える側 邪神ちゃん @kureijyaras

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ