丹念な取材と豊富な資料から繙かれる歴史物語にして、伝奇物語。手垢のついた感のある戦国時代を舞台に、敢えて悪名を被って埋もれた英雄赤松広秀の生涯を、格調高い文体で描きつつ、会話はあくまで現代風にわか…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(1006文字)
時代・歴史小説の面白さに欠かせない要素、作者がそこに見た歴史の哀情機微というものが、各々の心情に寄り添える程の鮮明で綴られていて、とても面白く読めました。オススメです。
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