参考資料4

 「サルビアとガーデニア 小説家志望の彼女と私」をよりお楽しみいただくための参考資料をご紹介しますのその4です。


 こちらでご紹介するのは、文献資料ではなく、登場人物たちと関わりのある場所がメインとなります。

 作品とともにお楽しみいただけましたらうれしいです。

 

 では、参考資料紹介その4、今回は泊愛久と凪田真帆子、二人の待ち合わせ場所編です。

 二人は巡り合うことができるのでしょうか。



※第18話 文の京


 地下一階には、受付カウンターを中心に、書架と閲覧スペースが広がっていた。

 文の京ふみのみやこと呼ばれることもあるだけに、数多くの文京区ゆかりの文人たちが肖像イラストになって書架を飾っている。

 読書相談や登録などの受付カウンターの上には、鷗外のひときわ大きな肖像切り絵が掲げられている。


 町の図書館としてしっかりと機能しているのだろう、老若男女、さまざまな利用者人がそこにはいた。

 おしゃべりに興じるでもなく、それでいて無機質な沈黙ではなく、知の園で憩う人びとの息遣いが聞こえてくるようで心地良かった。



・・・・・・



 図書館にはスペースの大小はありますが、郷土資料のコーナーがあります。

 そこをのぞいてみると、その町の歴史文化はもとより、町歩きの参考になる資料が並んでいます。

 そして、郷土ゆかりの作家たちの本、これを眺めるのが楽しいのです。

 この作家が自分の住んでいる町で生まれたんだ、あの作品を書いていた時にこの町に住んでいたんだとわかると、それらの本を手にとってみたくなります。

 つくづく、人間の脳は関連性を求めるものなのだなと思います。


 では、凪田真帆子が泊愛久と待ち合わせの約束をした本郷図書館を「本を買いに行きました」の記事からご紹介します。



四十一箇所目 文京区立森鷗外記念館 文京区立本郷図書館 文京区

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882605676/episodes/1177354054887054829





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