概要
この世界の「偽り」に抗う。
念願の異世界転移が叶って、俺は『来訪者』として、異世界のアルカディアという国に招かれることになったんだけど、チート能力も何も与えてもらえなくて、無双もハーレムもできなさそうな空気だ。
おまけに記憶が欠けてて、どうやってここに来たのか、まったく覚えてない。
でも、アルカディアの住民はみんな、すごく優しくて、女神様のおかげで、余裕がある生活ができる。なんだかんだ可愛い女の子達と知り合えて、友達もできたから、目標を無双ハーレムからスローライフに変えて、異世界ライフを楽しもうと思って――――いた。
――――だけど、なにか少しおかしい。
魔女とかいう存在が、謎かけみたいな言葉を残していくし、猿みたいなモンスターが妙に頭がよくて、人間側がボコボコにされるし。
――――ここは、俺が思っていた世
おまけに記憶が欠けてて、どうやってここに来たのか、まったく覚えてない。
でも、アルカディアの住民はみんな、すごく優しくて、女神様のおかげで、余裕がある生活ができる。なんだかんだ可愛い女の子達と知り合えて、友達もできたから、目標を無双ハーレムからスローライフに変えて、異世界ライフを楽しもうと思って――――いた。
――――だけど、なにか少しおかしい。
魔女とかいう存在が、謎かけみたいな言葉を残していくし、猿みたいなモンスターが妙に頭がよくて、人間側がボコボコにされるし。
――――ここは、俺が思っていた世
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!転移したのは女神により平和を約束された正しき世界だった。
念願の異世界転移を果たした主人公。けれども主人公が転移したのは女神という最高存在に管理された平和な世界だった。
チートもなく、管理された世界ゆえに冒険もなく、与えられたのはその日暮らしの労働で。
こんなはずじゃなかった。と嘆く主人公だが、徐々に周囲とのつながりが生まれ、平和な生活に順応し始めていた。けれど……
コメディタッチの、けれども不穏な空気漂う異世界ファンタジー。
チートもなく、すごい素質を有するわけでもない普通な主人公が目の前に現れた問題へと挑む等身大の成長譚。
葛藤しながらもなんとか前へ進もうとする主人公を応援したくなる作品です。