第2話 民進党解党の勧め
弱っている野党を批判するのは忍びないが、敢えて!
国民が一度は期待して『政権を任せた党』、政権担当時の総括がなされていない。と国民は(私は)思っている。それは政権時に感じた失望感をそのままに、どんな党に再生したのか分らないままにあることを意味する。反自民・反安倍で仕方なく投票されているのが現状である。
都知事選挙のとき、自民は分裂選挙、蓮舫立候補の声が上がった。私は党のためにも、蓮舫氏のためにも、「チャンス」戦うときだと書いた。今都議会選挙の結果を受けて、党内は揺れている。戦うときに戦えなかった組織は崩壊するしかないのだと思う。
政権交代は、一度民主党にやらせて見ようの期待が最大の後押しであったが、実際行動の貢献者は荒業師の小沢一郎であった。1番目の間違い、小沢が総理大臣にならなかったこと(党幹事長としての実力者という旧来のパターンを踏習したこと)。2番目鳩山首相が沖縄基地問題で「少なくとも県外」と、出来もしない軽率発言したこと。3番目、次の管直人は、財務省のケツに乗せられて「ギリシャ危機」から消費税の増税を言ったかと思うと、福島原発事故時の危機管理対応の責任を問われる始末。菅の下で財務大臣を務めた野田佳彦が後継となったが、明確な脱原発(千載一隅の最後チャンスを逃す)も、日本再生の道筋を示すどころか、仙石、前原らと反小沢に明け暮れ、あげくに消費増税を巡って小沢派を追い出しての選挙での大敗。自民の復活、安倍の復活を許してしまった。あの時点でそれほど消費増税が優先されなければならなかったのだろうか。「官僚はバカ」と言った財務官僚達に体よくあしらわれたのである。
野田も、前原も自民から立候補したかったが、その席がなく、たまさか民主党から声がかかったからである。松下政経塾出身者はそういう人たちが多い。
蓮舫氏、都知事候補を振って、党代表に、持ってきた幹事長が泥鰌・野田。私はそのときでこの党はアカンと思った。反安倍の受け皿に民進党がなれなかった責任論で、蓮舫氏の二重国籍問題が党内で蒸し返されているという。問題の多かった石原都政に対峙する力もなく、存在感のなかった民進党都議員普段の活動の結果であり、地方を軽視する党中央の体質の結果である。
国会議員の寄せ集めだけで党はあるのではない。表紙を代えただけで党は再生しない。瓦解よりは自らの手で解党し、もし、真に日本の道筋を示せる者たちがいるのなら、少数党から再出発するのがいいと思う。幸い世界は今、既成政党でない『新しい風』を吹かせる環境下にある。
民進党解党の勧め・・しちゃったけど! 北風 嵐 @masaru2355
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