王道たる英雄譚

――あるいは、恋物語。
ボーイミーツガールであり、冒険ものであり。

昨今に溢れる転生要素も、読んでいて不快になるものではなく。
最初から最後まで綺麗にまとまっており、非常に読みやすいお話でした。

ライトノベルらしいライトノベル、という印象。本当に綺麗にまとまっているため、読了感が清々しいものでした。

時流である――いわゆる先も挙げた「転生」であったり、「ざまあ系」であったり――要素を【行き過ぎない形で】取り入れているのも好感でした。

古き良きライトノベル、と個人的に評します。
素晴らしい物語への出会いに感謝を込めて、最大★評価を贈らせて頂きます。