femme fatale

ため息をつくと幸せが逃げていく

なんて言うけれど


幸せに見放された僕には

逃げていく分すら残っていないよ


周りに助けてくれる人がいるなら

喪失は案外辛くないのかもな


あいにくそんな存在が君だったんだ


永遠なんてないけれど

僕は君との間にそれを感じていた


ファムファタルは最後に手を振った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【詩集】『死集』 北谷 四音 @kitaya_shion

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ