Epilogue : 18 Years Later
あの日から、まる18年がたった。幸い、おれはまだ生きていた。
ちょうど今日、病弱だった弟のアリオが逝った。
けれど、おれが骨髄移植をしなければ、もっと早く、第一子を設ける前に死んだかもしれないという。
夫と娘に先立たれた奥さんが、家族写真をおれにくれた。
まだ娘のリコが小さいころの写真らしい。
爛漫な笑顔が、写真越しにおれを微笑ませた。
Fin.
終着点上のトワイライト 山根利広 @tochitochitc
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます