第2話 華のJK
まず初めに、私は小学校の頃から読書家であった。
読書家とは言っても、友達より少し多く本を読むくらいだ。
でも読書家っていう言葉の響きが好きで、よく自分を読書家と称していた。
もちろん、自分の中だけで。
歴史の小説以外はなんでも読んだ。(歴史は話がよく理解できなかった。)
その中でもよく、少女漫画を沢山読んだ。
ある時は学校に行く時間を過ぎても読みふけっていて、母にこっぴどく怒られた。
私は周りの事を忘れてしまうくらい少女漫画の世界に入りこみ、そして憧れた。
その結果、私はJKというものは世間でいう華であり、恋愛、イベント、高校というものか全て輝いていて、充実しているのだと信じて疑わなかった。
今?私は高校生である。それも、高校2年生。
去年の1年を振り返ってみよう。
恋愛のおいて、彼氏を作るどころか好きな人さえ出来なかった。
ただ、数打てば当たる作戦の狼に数回に渡りアプリにDM(ダイレクトメール)が来たのみ。
イベント、学校が学校なのかやる気がない先生達によってつらつらと行われ、つらつらと終わった。
キツイ校則の中、帰り道に遊ぶことも出来ずにただただ勉強に部活に追われる日々。
こんなネガティブな内容、自分自身書きたくもないが、実際にこんな感じだったのだ。
まあそんな日常でも私の理想に合わなかっただけでつまらなかった訳では無い。
ギャグセンスの高い友達も出来たし、授業も楽しかったし(先生によるけど)部活も優しい先輩と高めあえる同級生で集まり、恵まれてるなと思った。世間のいう華とは一体どこのことを言うのだろう。
まあつまり、彼氏が欲しいだけなのかなとも思う。
平凡なJKの思考回路 @mamamama10
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