平凡なJKの思考回路
@mamamama10
第1話 学校からの帰り道
クーラーがんがんのバスに揺られながら
身震いをした私はふと窓の外を覗いた。
ちょうど赤信号でバスはゆるくブレーキをかけた。
夏なのか春なのか、はたまた冬なのか、
連日の温度変化が激しい上にクーラーが効きすぎているせいで
私の感覚は狂ってしまうように感じる。
そんな中でも優雅にふらふらと揺れている道端の黄色い花を見て、
私はなぜか、本当になぜか、
「今この時にしか感じられないことがあるのではないか、そしてそれは書き残して置いた方が良いものなのではないか」
と強く思った。
それは、前から読書が好きだからであったか、たまたま聞いていたあの曲が花とマッチしていい感じの雰囲気を醸し出していたからか、会う度に歳を聞いてくる親戚が高校の青春は大切にしろと何度も言い聞かせてくるためであったか、よくわからないが、とにかくこの義務感にかられた。
そのまま勢いで文を書いてしまっている。この感情がなにかはよくわからないが、とにかく、形にしたいと思った。
本当に、リアルに、率直に日々感じているものを、時に冷酷に、時に剽軽に書きたいと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます