平凡なJKの思考回路

@mamamama10

第1話 学校からの帰り道

クーラーがんがんのバスに揺られながら

身震いをした私はふと窓の外を覗いた。


ちょうど赤信号でバスはゆるくブレーキをかけた。


夏なのか春なのか、はたまた冬なのか、

連日の温度変化が激しい上にクーラーが効きすぎているせいで

私の感覚は狂ってしまうように感じる。


そんな中でも優雅にふらふらと揺れている道端の黄色い花を見て、

私はなぜか、本当になぜか、


「今この時にしか感じられないことがあるのではないか、そしてそれは書き残して置いた方が良いものなのではないか」


と強く思った。


それは、前から読書が好きだからであったか、たまたま聞いていたあの曲が花とマッチしていい感じの雰囲気を醸し出していたからか、会う度に歳を聞いてくる親戚が高校の青春は大切にしろと何度も言い聞かせてくるためであったか、よくわからないが、とにかくこの義務感にかられた。


そのまま勢いで文を書いてしまっている。この感情がなにかはよくわからないが、とにかく、形にしたいと思った。


本当に、リアルに、率直に日々感じているものを、時に冷酷に、時に剽軽に書きたいと思う。

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