この作品は会話文が多めだと思います。しかし、余計な場面表現など無くても場所や雰囲気などが伝わってきます。
たまに会話文がノリノリでついていけなくなるときがありますがそれこそ物語のリアリティーに繋がっている部分だと思います。
文字数が多く、手を出しづらいかもしれませんが読んでみるとゆったりとした時間の流れではありますが無駄なことはなくすべてが主人公の成長と取り巻く環境の変化に繋がっています。
戦闘時の勢いと日常のまったり感、そして人間味の溢れたキャラクター達。緩急とスパイスを併せ持った魅力的な作品です。
これからも主人公の成長と可愛い契約者たちに期待ですね。
応援しています。
文章、ストーリー、キャラの魅力ともに高い水準で纏まっていると思います。
劣等生物のテンプレもそこそこに、組み合わせや使い方にセンスを感じます。
現状、主人公は自分のことと契約者(自分の召喚した存在)のことで手一杯という感じですが、周りは良い感じに青春してるのも高ポイント。
学園全体が劣等生の集団でありながら、やはり人間下を見る物。そこに人間らしさを感じられます。学園のこと、召喚術周り、世界観の設定を押しつけることなく出していると思いますが、同じ世界の学園外のことも気になります。でも関わるのはまだまだ遠そう。(令和元年11月13日現在)
気になるポイントは展開の若干の遅さ。丁寧だなとは思いますがスピード感が足りない。上記の通り、設定が押しつけられることはないものの、100話近くあって人間関係が学園内と契約者周りだけなので、広がりが薄い。
主人公のトラウマと葛藤ももうちょっと伏線が欲しいです。その辺り出てくるのが遅いし少し薄いので、何でそんな意識があるのに行動が伴ってないの? という主人公への苛立ちが凄いです。
コロナの(´🔘◇🔘`)が非常に可愛い。