第11話 "Conversations with God" Book 1:7章 :P76-82

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┌《注記》

・対話上の「ニールの言葉」には、文頭に「N:」を付けました。

・「P」は原著のページを表します。

・末尾に英文原著を付記しました。

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(7)


第7章


N:人生はとても怖いです。そして、とても混乱しています。物事がもっとはっきりするよう望んでいます。


あなたが結果に執着しなければ、人生は恐ろしいものではない。


N:何も欲しなければ、という意味ですか?


そのとおり。選択しなさい。だが、欲してはいけない。


N:それは、頼られる者がいない人にとっては簡単です。妻や子供がいる場合はどうなりますか?


一家の主の道は、いつも困難な道だ。恐らく最も困難だろう。あなたが指摘するように、自分ひとりだけなら、「何も欲しない」のは簡単だ。あなたに愛する人がいるときは、彼らにとって最高のものを望むことは当然だ。


N:家族に与えたいと思ってもすべてを与えられない時は心が痛みます。素敵な家とか、ちょっとした服、十分な食べ物をです。私は、まるで家計をやりくりするために20年間苦労してきたように感じます。いまだそれについて、見せるものが何もありません。


物質的な富のことを言っているのか?


N:男が子供に譲ってやりたいと思う、基本的なほんのわずかなものです。男が妻のために与えたいと思う、ごくありふれたものです。


なるほど。あなたは、これらのすべてを与えることが、人生の仕事だと見ている。それが人生だとあなたは思っているのか?


N:そんなふうに言っていいのか分かりません。私にとって、人生はこんなものではないと思いますが、少なくとも副産物としてこれらがあれば、すてきだと思います。


それでは話を戻してみよう。あなたは、人生とはどんなものだと思っているのか?


N:良い質問ですね。私は長年にわたり、それに対していろんな答えをもらってきました。


今のあなたの答えはどうかな?


N:その質問には2つの答えがあるように、私には感じます。つまり私が望ましいと思う答えと、現実的な答えの2つです。


あなたが望ましいと思う答えは何なのか?


N:私は、自分の人生が魂の進化のためにあることを望んでいます。自分の人生が、私の最も愛する部分を表現し体験するものであることを望んでいます。思いやりや忍耐、与えたり助けたりすること、という私の部分です。知ること、賢明であること、許すこと、そして……愛することという私の部分です。


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この本をすでに読んだような発言だね!


N:ええ、難解なレベルですが、美しい本です。でも私は、それを「実用化する」方法を見つけたいと思っています。さきほどの質問への現実的な答えとは、人生の現実は日々生き延びることということなんです。


おや。あなたは、その2つが両立しないと考えているのかな?


N:まあ……。


魂の進化にはげんでいては、日々の生活ができないと考えているのかな?


N:本当のことを言うと、私は日々の生活以上のことをしたいのです。私は、これまでの年月を生きのびてきました。まだここにいますからね。しかし、私は生きるための苦労を終わらせたいのです。その日その日を生きるだけでも大変な苦労です。私は日々の生活以上のことをしたいのです。私は豊かになりたいんです。


豊かさとはどんなことを言っているのかな?


N:お金が次にどこから来るのか心配しなくてもいいくらいのお金を持つことです。家賃や電話料金を払うだけでストレスを感じなくていいくらいのお金を持つことです。とても俗っぽくていやですが、私たちはここでは現実の生活の話をしています。あなたがこの本に描かれている、雲をつかむような、ロマンチックな霊的な生活の話ではありません。


少し怒っているように聞こえるが?


N:怒るというより欲求不満なんです。私は20年以上、霊的なゲームをしてきました。その結果を見てください。1回の給料をもらってやっとのこと救貧院に入らなくてすんでいるんです。そして今、私は失業したばかりです。収入がまた無くなりそうなんです。本当に生活の苦労に疲れました。私は49歳です。私はもう少し生活に安定が欲しいのです。そうすれば、「神のこと」、魂の「成長」などに、もっと時間を割けることができるでしょう。私の気持ちはそこにあるんですが、生活が許してくれません……


うーん、言い出しにくいことを言ったね。あなたは、経験を同じくするたくさんの人々のために、話しているのだろう。


あなたの真実の訴えに、一つずつ答えよう。答えをたどれば、簡単に分析することができるようにね。


あなたは20年間、霊的なゲームをしてきたと言うが、そうではいない。ゲームの端にほんの少し手を染めたに過ぎない。(言っておくが、これはしかっているのではないよ。本当のことを言っているだけだよ)。


20年前からあなたは、そのゲームを見つめ、もてあそび、時に試してきたことは認めよう……。だが、ほんの最近まで、あなたはゲームに真剣に取り組んできたようには私は感じない。


はっきりさせておこう。「霊的なゲームをしている」とは、あなたの全ての精神、身体、魂を、神の姿形に似せて自己を創造するプロセスに捧げることを意味している。


これは、東洋の神秘主義者が書いた、自己実現のプロセスなのだ。それは多くの西洋の神学が唱導してきた、「救い」のプロセスだ。


これは一日一日の、一時間一時間の、一瞬一瞬の最高の意識の活動だ。毎瞬行なわれる選択と再選択だ。それは進行し続ける創造だ。意識的な創造だ。目的をもった創造だ。今まで我々が議論してきた創造のツールを、はっきりした目覚めと崇高な意図をもって使っている。


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それが「この霊的なゲームをする」ということだ。さて、あなたはいつからしてきたかな?


N:まだ始めてもいません。


極端から極端に行くことはないし、そんなに自分に厳しくなることもない。あなたはこのプロセスに専念している。


実際、あなたが思っている以上に、あなたは頑張っているよ。


だが、あなたは20年近い間、そうして来てはいない。しかし実のところ、関わった期間が重要ではない。今努力しているか?それだけが重要なことだ。


あなたの訴えに取り組もう。


あなたは、「今の自分を見てください。あと一歩で救貧院行きだ」と言う。


私はあなたを見て全く違うことを考える。私は、もう一歩で豊かな家に入れる人を見る!


給料の小切手が1回でも無いと、自分の存在は消えてしまうとあなたは感じているが、あと1回の小切手であなたは涅槃(ねはん)に入ると私は見る。


もちろん、あなたが何を「小切手」と見ているのか、何の目的で働いているのかによって、大きな見方の違いがある。


あなたの人生の目的が、安定と呼ばれるものを得ることであれば、あなたが1回の小切手が無いと救貧院行きだと感じる理由は理解できる。だが、この評価さえも訂正できるものだ。なぜなら、私が与える報酬で、すべて良いことがあなたに起こるからだ。これは、物質的世界で安定を感じる経験も含まれている。


あなたが私のために働くときに得られる報酬は、霊的な安らぎ以上に多くのものだ。物質的な快適さもあなたのものになる。


だが、皮肉なことに、一度、私の報酬によって得られる霊的な安らぎを経験すると、あなたが心配している物質的な安らぎは、気にならなくなる。家族の物質的な安らぎさえ、あなたの心配ではなくなる。


なぜなら、あなたが一度神の意識レベルに上がると、自分は他の人間の魂に責任を負ってはいないこと、すべての魂が安らぎの中にあることを願うのは称賛されるべきことだが、それぞれの魂は瞬時に自分の運命を選ぶべきだし、選んでいることを、あなたは理解するからだ。


故意に他の人を虐待したり、あるいは破滅させたりすることは、明らかに、高潔な行為ではない。あなたが自分に依存するようにしむけた人々のニーズを無視することも、明らかに不適切なことだ。


あなたの仕事は、彼らを自立させることだ。あなたなしでやっていける方法を、できるだけ早く、完全に教えることだ。


生きるために、彼らがあなたを必要とする限り、あなたは彼らにとって祝福にはならない。あなたが不必要なことを認識した瞬間にのみ、真に彼らを祝福できる。


同じ意味で、神の最大の瞬間は、あなたには神が必要でないことをあなたが認識した瞬間だ。


私にはよく分かっている...。これはあなたがたが今まで教えられてきたことと、すべて反対だということを。


だが、あなたがたの教師は、怒る神、嫉妬深い神、必要とされることを要求する神を、あなたがたに話してきた。それは神ではなく、神であるべきものの神経症的な代用物なのだ。


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真のマスターは、最も多くの生徒を持つ者ではなく、最も多くのマスターを生み出す者だ。


真のリーダーは、最も多くの追随者を持つ者ではなく、最も多くのリーダーを生み出す者だ。


真の王は、最も多くの臣下を持つ者ではなく、最も多くの人々を王のような気高さに導く者だ。


真の教師は、最も多く知識のある者ではなく、最も多くの人々に知識をもたらす者だ。


そして、真の神は、最も多くのしもべを持つものではなく、最も多くの人々に奉仕するものであり、それによって他の人々すべてを神にするものだ。


なぜならこれが、神の目標でもあり栄光でもあるからだ。神の臣下はもはや臣下ではなくなり、すべての人々が、神を到達不可能なものとしてではなく、必ず到達できるものとして知るからだ。


私は、あなたには幸せな運命が必ず訪れることを知っている。あなたは、必ず「救われる」。これを知らないことこそ、地獄だ。


そこで今、親や配偶者、愛される人として、あなたの愛を、相手を束縛する接着剤にしてはならない。最初は引き寄せ、次に転換して跳ね返す磁石にするよう努めなさい。それは、引き寄せられた人々が、生きるためにはあなたから離れられないと、信じ出すといけないからだ。


これほど真実と違ったことはない。他の人に、これほど大きな損害を与えるものはない。


あなたの愛が、愛する人々を世界に押し出し、彼らが自分自身を十分に体験できるようにしてあげなさい。


これによって、あなたは本当に愛したといえる。それは大きな挑戦でもあり、一家の主の道でもある。多くの気を散らすものや、世俗的な心配ごとがあふれている。


禁欲主義者は、これらのどれにも悩まされない。彼はパンや水、寝ころがる質素なマットを与えられ、それで祈りや瞑想、神との黙想に、すべての時間を捧げることができる。


このような状況下でなら、神を見るのはいかに簡単だろうか!いかに単純な仕事だろうか!


ああ、だが、配偶者がいたら、子供がいたら!


午前3時にオムツを変えなければならない赤ちゃんに神性を見なさい。月初めに支払いが必要な請求書に神性を見なさい。配偶者を襲う病気に、失業した仕事に、子供の発熱に、親の痛みに、神の手を見出しなさい。今、我々が話しているのが聖人なのだ。


私はあなたの疲れを理解している。苦労に飽き飽きしていることを知っている。しかし、私はあなたにこう言おう。あなたが私に従うとき、苦労は消える。神の領域に生きなさい。そうすれば、全ての出来事は祝福となる。


N:仕事を失ったし、家賃の支払いもあります。子供が歯の治療を必要としています。崇高な哲学が、これらの解決にはほとんど役立たないと思われる時に、どうしたら私は神の領域に行くことができますか?


私を最も必要とするときに、私を捨ててはいけない。今は、あなたの最大のテストの時だ。今はあなたの最大のチャンスの時だ。ここに書かれたすべてのことを証明するチャンスだ。


「私を捨ててはいけない」と言うと、前に話した貧しい、神経症的な神のように聞こえるかも知れない。だがそうではない。


あなたは、自分が望むように「私を捨てる」ことができる。私は気にしないし、我々の関係を変えることもない。私はあなたの質問に答えて、こう言っているだけだ。


状況が困難になると、あなたはしばしば自分とは何者かを忘れるし、自分が選んだ人生を創造するために私が与えた道具を忘れてしまう。


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今こそ、かつてないほど、あなたがたが神のところに行くべき時だ。


第一に、それはあなたがたに大きな心の平和をもたらすだろう。そして、平和な心から、素晴らしいアイデアが溢れ、そのアイデアは、あなたがたが持っていると思う最大の問題の解決策になるだろう。


第二に、あなたがたが自分自身を実現するのは、神の場においてであり、それがあなたがたの魂の目的、唯一の目的なのだ。


神の場にいるとき、あなたがたは、現在体験していることはすべて一時的なものであることを理解する。


私はあなたがたに言う。天と地は過ぎ去るが、あなたがたは消え去ることはない。この永遠という視点から見ると、あなたがたが正しい光の中で物事を見るのに役立つ。


これら現在の状況や環境は、一時的なものに過ぎないという、真実を見ることができる。


そこで、それらをツールとして使うことができるだろう。なぜなら、これらの現状や環境は、現在の経験を創造するための、一時的なツールだからだ。


あなたは、自分とは何者だと思うのか?失業という経験との関係から、自分とは何者だと思うのか?


そして、おそらくもっと重要なことだが、あなたは、神が何者だと思うのか?


問題が大き過ぎて、私が解決できないことがあると、あなたは思うのか?


ひどすぎて、私の奇跡では、この苦境から脱するのは無理だとでも思うのか?


私が与えたすべてのツールを使っても、ひどすぎて、あなたには対処できないと思うのは分かるが、私にとっても大きすぎると本当に思うのか?


N:仕事がないことが、神にとっては大したことではないのは、頭では分かります。しかし感情的には、私は確信が持てないのです。あなたができるかどうかではなく、なさるかどうか、確信が持てないんです。


そうか。それは信頼の問題だね。


N:そうです。


あなたは私の能力に疑問を抱いているのではなく、ただ私の意志を疑っているのだね。


N:ええ。私は、自分のためになる教訓が、経験のどこかにあると言う神学をまだ信じています。私には解決策があるはずだとは、まだ確信できません。多分私は、問題を抱えているべきなのかも知れません 。多分、これは私の神学が語っている「試練」の一つでしょう。だから、この問題は解決されないかもしれないと心配しています。これは、あなたが私を試そうとなさっている問題の一つではないかと...。


ここで、私とあなたがたがやり取りする方法を、もう一度見直した方が良いだろう。


なぜなら、あなたはそれは私の意志の問題だと思っているし、私はあなたの意志の問題だと言い続けているからだ。


私は、あなたが自分のために望むことを、望む。それ以上でも以下でもない。私は、要求ごとに、あなたに与えるべきかどうかを、ここに座って判断したりはしない。


私の法則は因果の法則であって、そうなるかも知れないという法則ではない。あなたが選んだもので、持てないものは何もない。


求める前にも、私はあなたに与えているだろう。あなたはこれを信じるかな?


N:いいえ。すいません。私は、あまりにも多くの祈りがかなえられないのを、見てきましたから。


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あやまる必要はない。ただいつも、自分の経験から得た真実を大切にしなさい。私はその事は理解しているし、尊重もしている。私との間ではそれでいいのだよ。


N:よかった。求めるものは何でも手に入るなんて、私には信じられないからです。私の人生がその証拠です。実際に私は、自分が求めるものを得ることは、ほとんどありません。得られた時などは、罰当たりな幸運だと思いますよ。


それはおもしろい言い回しだね。


あなたにはいろんな言い回しがあるようだ。あなたの人生では、罰当たりな幸運も、祝福すべき幸運もありうるのだね。


私は、あなたが祝福すべき幸運にあることを望んでいるよ。もちろん、決してあなたの決断に干渉するつもりはないがね。


私はあなたに言う。あなたはいつも、自分が創造するものを得ているし、あなたはいつも創造し続けている。


私は、あなたが創り出す創造物について、批判はしない。あなたがますます多くのものを創り出す力を与えるだけだ。あなたが創造したものが気に入らなければ、もう一度選び直しなさい。神としての私の仕事は、常にあなたにその機会を与えることだ。


さて、あなたは、自分が望んだものを得たためしがほとんどないと、言っている。


だが、私は、あなたは求めたものをいつも得てきたと言う。


あなたの人生は、いつも自分の人生に対する考えの結果である。それは、自分が選んだものはめったに得られないという、あなたの明らかに創造的な考えも含まれる。


現在の状況では、あなたは自分を、失業した状況の犠牲者だと見ている。だが、真実は、あなたはもはやその仕事を選んでいないのだ。


あなたは朝、期待に胸ふくらませて起きるのではなく、不安を抱いて起きるようになった。


自分の仕事に幸せを感じるのではなく、不満を感じるようになった。あなたは何か他のことをしようと夢を抱くようにさえなった。


これらのことは、何も意味がないと思うのか?


あなたは自分の力を誤解している。


私はあなたに言う。あなたの人生は、あなたの意図によって進む。


では、今のあなたの意図は何なのか?


人生は、自分が選んだものをめったにもたらさないというあなたの理論を、証明しようとしているのか?

それとも、自分は本当は何者なのか、私(神)は何者なのかを、明らかにしようとしているのか?


N:悔しいし、駄目な人間で恥ずかしいです。


そう考えると、あなたにとって役立つのかな?


真実を聞いたら、素直にそれを認めて、それに向かって動こうと、なぜしないのか?


自分を責める必要はない。ただあなたが選んだということに気づき、もう一度選び直しなさい。


N:しかし、なぜ私はいつもネガティブなことばかり選ぶんでしょうか?そうしておいて、自分を責めるのでしょうか?


期待できるとでも思うのか?


子供の頃から、あなたは「悪い者だ」と言われ続けた。あなたは、「罪」の内に生まれたことを受け入れている。


罪悪感は教えこまれた反応だ。


あなたがたは、物心がつく前に、自分のしたことに罪悪感を感じるように言われてきた。不完全に生まれたことを恥じるように教えられてきた。


あなたがたは、この世に不完全な状態で生まれてきたと教えられている。それは、宗教家がずうずうしくも「原罪」と言っているものだ。


それは最初の罪ではあるが、あなたがたの罪ではない。


神が不完全なものを創造した、あるいは創造できたと考えるなら、それこそ、神の何たるかを知らない世界が、あなたがたに犯した最初の罪だ。


あなたがたの宗教の中には、この誤解を中心にして、全ての神学を構築しているものもある。


それはまさに誤解だ。


私が描くいかなるもの、生命を与える全てのものは、すべて完璧である。それは神の完璧性の完全な反映であり、神の姿形に似せて創造されている。


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だが、神は懲罰的だとする考えを正当化するために、あなたがたの宗教は、神が怒(いか)っている事柄を創り出す必要があった。


そのため、模範的な人生を送る人々でさえも、どうにかして救われる必要があった。


彼らが自分自身から救われる必要がなくても、自分の生来の不完全性から救われる必要があった。


だから(これらの宗教は言う)、あなたはこのすべてについて何かやったほうがいい、しかも速く、さもないとまっすぐに地獄に行くだろう。


結局は、これは異常で、復讐心の強い、怒った神をなだめるために何もできないかもしれないが、異常で、復讐心の強い、怒った宗教には命を与える。


こうして、宗教は永遠に続く。


こうして、権力は、多くの者の手によって経験されるのではなく、少数者の手に集中したままとなった。


もちろん、あなたがたはより劣った考えや、小さなアイデアをいつも選び、自分やその力は最も小さなものだと常に思い続ける。神と神の世界のことは言うまでもない。そうあなたがたは教えられてきた。


N:ああ神様、教えを正すにはどうすればいいでしょうか?


良い質問だね。まさに適任者に向けての質問だね!


この本を読んだり、読み返したりすることで、教えを正すことができる。何度も何度も読みなさい。あなたが一字一句すべてを理解するまで。すべての言葉を知るまで。


あなたが他の人々にその言葉を引用することができるとき、最も陰鬱な真っ只中に、その語句を思い出すことができるとき、あなたは「教えを正す」ことができるだろう。


N:まだ、あなたに聞きたいことがたくさんあります。知りたいことがまだたくさんあります。


そうだね。あなたは大変長い質問リストから始めたからね。それに戻ろうか?


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"Conversations with God" Book 1:Chapter 7 :P76-82

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《Notice》

The words of Neale on the conversation are expressed by attaching "N:" to the beginning of the sentence.

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Chapter 7


N:Life is so scary. And so confusing. I wish things could be more clear.


There is nothing scary about life, if you are not attached to results.


N:You mean if you don’t want anything.


That’s right. Choose, but don’t want.


N:That’s easy for people who don’t have anybody depending on them. What if you have a wife and children?


The path of the householder has always been a most challenging path. Perhaps the most challenging. As you point out, it is easy to “want nothing” when you are only dealing with yourself. It is natural, when you have others you love, to want only the best for them.


N:It hurts when you can’t give them all that you want them to have. A nice home, some decent clothes, enough food. I feel as though I’ve been struggling for 20 years just to make ends meet. And I still have nothing to show for it.


You mean in terms of material wealth?


N:I mean in terms of just some of the basics that a man would like to pass on to his children. I mean in terms of some of the very simple things a man would like to provide for his wife.


I see. You see it as your job in life to provide all these things. Is that what you imagine your life to be about?


N:I’m not sure I’d state it that way. This is not what my life is about, but it sure would be nice if this could be a by-product, at least.


Well, let’s go back, then. What do you see your life being about?


N:That’s a good question. I’ve had a lot of different answers to that through the years.


What is your answer now?


N:It feels as though I have two answers to that question; the answer I’d like to see, and the answer I’m seeing.


What’s the answer you’d like to see?


N:I’d like to see my life being about the evolution of my soul. I’d like to see my life being about expressing and experiencing the part of me I love most. The part of me that is compassion and patience and giving and helping. The part of me that is knowing and wise, forgiving and… love.


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Sounds like you’ve been reading this book!


N:Yes, well it’s a beautiful book, on an esoteric level, but I’m trying to figure out how to “practicalize” that. The answer to your question that I see being real in my life is that it’s about day-to-day survival.


Oh. And you think one thing precludes the other?


N:Well…


You think esoterics preclude survival?


N:The truth is, I’d like to do more than just survive. I’ve been surviving all these years. I notice I’m still here. But I’d like the struggle for survival to end. I see that just getting by from day to day is still a struggle. I’d like to do more than just survive. I’d like to prosper.


And what would you call prospering?


N:Having enough that I don’t have to worry where my next dollar is coming from; not having to stress and strain just to make the rent, or handle the phone bill. I mean, I hate to get so mundane, but we’re talking real life here, not the airy-fairy, spiritually romanticized picture of life you draw throughout this book.


Do I hear a little anger there?


N:Not anger so much as frustration. I’ve been at the spiritual game for over 20 years now, and look where it’s gotten me. One paycheck away from the poorhouse! And now I’ve just lost my job, and it looks like the cash flow has stopped again. I’m getting really tired of the struggle. I’m 49 years old, and I’d like to have some security in life so that I could devote more time to “God stuff,” to soul “evoluting,” etc. That’s where my heart is, but it’s not where my life allows me to go…


Well, you’ve said a mouthful there, and I suspect you’re speaking for a whole lot of people when you share that experience.


I’m going to respond to your truth one sentence at a time, so that we can easily track, and dissect, the answer.


You have not been “at this spiritual game” for 20 years, you have been barely skirting the edges of it (This is not a “spanking,” by the way, this is just a statement of the truth.) I’ll concede that for two decades you’ve been looking at it; flirting with it; experimenting now and then… but I haven’t felt your true—your truest—commitment to the game until just recently.


Let’s be clear that “being at the spiritual game” means dedicating your whole mind, your whole body, your whole soul to the process of creating Self in the image and likeness of God.


This is the process of Self realization about which Eastern mystics have written. It is the process of salvation to which much Western theology has devoted itself.


This is a day-to-day, hour-to-hour, moment-to-moment act of supreme consciousness. It is a choosing and a re-choosing every instant. It is ongoing


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creation. Conscious creation. Creation with a purpose. It is using the tools of creation we have discussed, and using them with awareness and sublime intention.


That is “playing this spiritual game.” Now, how long have you been at this?


N:I haven’t even begun.


Don’t go from one extreme to the other, and don’t be so hard on yourself. You have been dedicated to this process—and you’re actually engaged in it more than you’ll give yourself credit for. But you haven’t been doing so for 20 years—or anything close to that. Yet the truth is, how long you have been engaged in it is not important. Are you engaged in it now? That’s all that matters.


Let’s move on with your statement. You ask us to “look where it’s gotten you,” and you describe yourself as being “one step away from the poorhouse.” I look at you and see a quite different thing. I see a person who is one step away from the rich house! You feel you are one paycheck from oblivion, and I see you as one paycheck from Nirvana. Now much depends, of course, on what you see as your “pay”—and to what end you are working.


If the object of your life is to acquire what you call security, I see and understand why you feel you are “one paycheck from the poorhouse.” Yet even this assessment is open to correction. Because with My pay, all good things come to you—including the experience of feeling secure in the physical world.


My pay—the payoff you get when you “work for” Me—provides a great deal more than spiritual comfort. Physical comfort, too, can be yours. Yet the ironic part about all this is that, once you experience the kind of spiritual comfort My payoff provides, the last thing you’ll find yourself worrying about is physical comfort.


Even the physical comfort of members of your family will no longer be a concern to you—for once you rise to a level of God consciousness you will understand that you are not responsible for any other human soul, and that while it is commendable to wish every soul to live in comfort, each soul must choose—is choosing—its own destiny this instant.


Clearly, it is not the highest action to deliberately abuse or destroy another. Clearly, it is equally inappropriate to neglect the needs of those you have caused to be dependent on you.


Your job is to render them independent; to teach them as quickly and completely as possible how to get along without you. For you are no blessing to them so long as they need you to survive, but bless them truly only in the moment they realize you are unnecessary.


In the same sense, God’s greatest moment is the moment you realize you need no God.


I know, I know… this is the antithesis of everything you’ve ever been taught. Yet your teachers have told you of an angry God, a jealous God, a God who needs to be needed. And that is not a God at all, but a neurotic substitute for that which would be a deity.


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A true Master is not the one with the most students, but one who creates the most Masters.


A true leader is not the one with the most followers, but one who creates the most leaders.


A true king is not the one with the most subjects, but one who leads the most to royalty.


A true teacher is not the one with the most knowledge, but one who causes the most others to have knowledge.


And a true God is not One with the most servants, but One who serves the most, thereby making Gods of all others.


For this is both the goal and the glory of God: that His subjects shall be no more, and that all shall know God not as the unattainable, but as the unavoidable.


I would that you could this understand: your happy destiny is unavoidable. You cannot not be “saved.” There is no hell except not knowing this.


So now, as parents, spouses, and loved ones, seek not to make of your love a glue that binds, but rather a magnet that first attracts, then turns around and repels, lest those who are attracted begin to believe they must stick to you to survive. Nothing could be further from the truth. Nothing could be more damaging to another.


Let your love propel your beloveds into the world—and into the full experience of who they are. In this will you have truly loved. It is a great challenge, this path of the householder. There are many distractions, many worldly concerns. The ascetic is bothered by none of these. He is brought his bread and water, and given his humble mat on which to lie, and he can devote his every hour to prayer, meditation, and contemplation of the divine. How easy to see the divine under such circumstances! How simple a task! Ah, but give one a spouse, and children! See the divine in a baby who needs changing at 3 A.M. See the divine in a bill that needs paying by the first of the month. Recognize the hand of God in the illness that takes a spouse, the job that’s lost, the child’s fever, the parent’s pain. Now we are talking saintliness.


I understand your fatigue. I know you are tired of the struggle. Yet I tell you this: When you follow Me, the struggle disappears. Live in your God space and the events become blessings, one and all.


N:How can I get to my God space when I’ve lost my job, the rent needs paying, the kids need a dentist, and being in my lofty, philosophical space seems the least likely way to solve any of this?


Do not forsake Me when you need Me most. Now is the hour of your greatest testing. Now is the time of your greatest chance. It is the chance to prove everything that has been written here.


When I say “don’t forsake Me,” I sound like that needy, neurotic God we talked about. But I’m not. You can “forsake Me” all you want. I don’t care, and it won’t change a thing between us. I merely say this in answer to your questions. It is when


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the going gets tough that you so often forget Who You Are, and the tools I have given you for creating the life that you would choose.


Now is the time to go to your God space more than ever. First, it will bring you great peace of mind—and from a peaceful mind do great ideas flow—ideas which could be solutions to the biggest problems you imagine yourself to have.


Second, it is in your God space that you Self realize, and that is the purpose—the only purpose—of your soul.


When you are in your God space, you know and understand that all you are now experiencing is temporary. I tell you that heaven and Earth shall pass away, but you shall not. This ever-lasting perspective helps you to see things in their proper light.


You can define these present conditions and circumstances as what they truly are: temporary and temporal. You may then use them as tools—for that is what they are, temporary, temporal tools—in the creation of present experience.


Just who do you think you are? In relationship to the experience called lose-a-job, who do you think you are? And, perhaps more to the point, who do you think I am? Do you imagine this is too big a problem for Me to solve? Is getting out of this jam too big a miracle for Me to handle? I understand that you may think it’s too big for you to handle, even with all the tools I have given you—but do you really think it’s too big for Me?


N:I know intellectually that no job is too big for God. But emotionally I guess I can’t be sure. Not whether You can handle it, but whether You will.


I see. So it’s a matter of faith.


N:Yes.


You don’t question My ability, you merely doubt My desire.


N:You see, I still live this theology that says there may be a lesson in here somewhere for me. I’m still not sure I’m supposed to have a solution. Maybe I’m supposed to have the problem. Maybe this is one of those “tests” my theology keeps telling me about. So I worry that this problem may not be solved. That this is one of those You’re going to let me hang here with…


Perhaps this is a good time to go over once more how it is that I interact with you, because you think it is a question of My desire, and I’m telling you it’s a question of yours.


I want for you what you want for you. Nothing more, nothing less. I don’t sit here and make a judgment, request by request, whether something should be granted you.


My law is the law of cause and effect, not the law of We’ll See. There is nothing you can’t have if you choose it. Even before you ask, I will have given it to you. Do you believe this?


N:No. I’m sorry. I’ve seen too many prayers go unanswered.


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Don’t be sorry. Just always stay with the truth—the truth of your experience. I understand that. I honor that. That’s okay with Me.


N:Good, because I don’t believe that whatever I ask, I get. My life has not been a testimony to that. In fact, I rarely get what I ask for. When I do, I consider myself damned lucky.


That’s an interesting choice of words. You have an option, it seems. In your life, you can either be damned lucky, or you can be blessing lucky. I’d rather you be blessing lucky—but, of course, I’ll never interfere with your decisions.


I tell you this: You always get what you create, and you are always creating.


I do not make a judgment about the creations that you conjure, I simply empower you to conjure more—and more and more and more. If you don’t like what you’ve just created, choose again. My job, as God, is to always give you that opportunity.


Now you are telling Me that you haven’t always gotten what you’ve wanted. Yet I am here to tell you that you’ve always gotten what you called forth.


Your Life is always a result of your thoughts about it—including your obviously creative thought that you seldom get what you choose. Now in this present instance you see yourself as the victim of the situation in the losing of your job. Yet the truth is that you no longer chose that job. You stopped getting up in the morning in anticipation, and began getting up with dread. You stopped feeling happy about your work and began feeling resentment. You even began fantasizing doing something else. You think these things mean nothing? You misunderstand your power. I tell you this: Your Life proceeds out of your intentions for it. So what is your intention now? Do you intend to prove your theory that life seldom brings you what you choose? Or do you intend to demonstrate Who You Really Are and Who I Am?


N:I feel chagrined. Chastised. Embarrassed.


Does that serve you? Why not simply acknowledge the truth when you hear it, and move toward it? There is no need to recriminate against yourself. Simply notice what you’ve been choosing and choose again.


N:But why am I so ready to always choose the negative? And then to spank myself for it?


What can you expect? You were told from your earliest days that you’re “bad.” You accept that you were born in “sin.” Feeling guilty is a learned response. You’ve been told to feel guilty about yourself for things you did before you could even do anything. You have been taught to feel shame for being born less than perfect.


This alleged state of imperfection in which you are said to have come into this world is what your religionists have the gall to call original sin. And it is original sin—but not yours. It is the first sin to be perpetrated upon you by a world which knows nothing of God if it thinks that God would—or could— create anything imperfect.


Some of your religions have built up whole theologies around this misconception. And that is what it is, literally: a misconception. For anything I conceive—all that to which I give life—is perfect; a perfect reflection of perfection itself, made in the image and likeness of Me.


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Yet, in order to justify the idea of a punitive God, your religions needed to create something for Me to be angry about. So that even those people who lead exemplary lives somehow need to be saved. If they don’t need to be saved from themselves, then they need to be saved from their own built-in imperfection. So (these religions say) you’d better do something about all of this—and fast—or you’ll go straight to hell.


This, in the end, may do nothing to mollify a weird, vindictive, angry God, but it does give life to weird, vindictive, angry religions. Thus do religions perpetuate themselves. Thus does power remain concentrated in the hands of the few, rather than experienced though the hands of the many.


Of course you choose constantly the lesser thought, the smaller idea, the tiniest concept of yourself and your power, to say nothing of Me and Mine. You’ve been taught to.


N:My God, how can I undo the teaching?


A good question, and addressed to just the right person!


You can undo the teaching by reading and re-reading this book. Over and over again, read it. Until you understand every passage. Until you’re familiar with every word. When you can quote its passages to others, when you can bring its phrases to mind in the midst of the darkest hour, then you will have “undone the teaching.”


N:Yet there is still so much I want to ask You; still so much I want to know.


Indeed. You began with a very long list of questions. Shall we get back to it?


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なんちゃって神父さんー私の愛読書『神との対話』オリジナル 伊能言天(いのうげんてん) @Inogen

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