第23話【神をも恐れない人物】


 弓弧が最強と言われるのは〝人間界〟〝神域界〟を含むである。


 しかし、ここ〝魔界〟には、主である魔王すらも恐れる人物がいた。


 そう――――魔王の……『バリーーーン゙ッッッッ!!!!』


 異空間を、弓弧&唯一神かみちゃんの前に突如として現れた人物こそ――――〝魔王の嫁〟である


 お使いを頼んだのにも関わらず、今だに帰らないまおうに対し、怒り心頭、怒髪天な嫁は『あんた、人の家で何やってるのかしら?』と、圧を放つ。


 助かった!!――――と思った魔王は急いで嫁の後ろへ隠れる。


 だが、身長が4M強の魔王様に対し、嫁は1300mm程……全く持って隠れられていない。


『おぉ……ユリシャではないか?。危ないから下がっておれ!(これで助かったぞ!!)』


 神ちゃんと弓弧を見た嫁は、突然の来客に少々イライラしながら問う。


 弓弧と同等の神格を持つ者……嫁は、旦那が見えない存在を凝視した。


 弓弧は喧嘩を売った相手を睨み、『あん?誰だお前……って、あれ?じゃん!?』


 名前を呼ばれた嫁は突然の来客を見て『桃色の髪と愛くるしい悪魔みたいなその顔……貴女、もしかしてじゃない!?』


 クエスチョンマークが出る魔王の心の声は(えっ!?知り合いなの?……どゆこと?)


 鬼嫁ユリシャ悪魔ゆみこを交互に見比べる魔王様の前で、が放たれた。


『いつ振りかしらね?。〝初代魔王ひいおじいさま〟と死闘おちゃかいした以来じゃないかしら?』



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魔砲少女☆朝熊弓弧☆ 泥んことかげ @doronkotokage

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