第22話【恋愛禁止だぞ☆ミその5】


 同等或いは、神格しんかくを持つ者しか見えない、唯一神かみちゃんは『よっ、弓弧さんっ!!相変わらずの方向音痴だねぇ。』と、昔からの旧友に言うテンションで語りかける。


 その後光と慈悲の光はまるで〝聖母〟を彷彿とさせる――――


 通常の悪ならばあまりの神々しさで浄化され、人間ならば


 しかし、そんなでさえ、〝バッチリ〟見える弓弧さんは『おんっ!?その声は――――唯一神かみちゃんじゃん!!久しぶり~何憶年振り??』


 そう――――


 神ちゃんは『……んっ、私の記憶だと6億飛んで3500万って所かな~』と、同窓会で久しぶりに会った友達に言うようだ。


 昔話に花を咲かして、キャッキャ、ウフフと聞こえる擬音が〝夢幻むげんの空間〟一面を埋め尽くす。


 ―――一方、それを見る魔王は成す術がなかった。


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