編集済
第10話「斜棒の楼閣」への応援コメント
文体もよく、主人公の成長物語としても、とても美しいと感じました。
人生は何が幸で何が不幸か、終焉に辿り着くまではわかりません。ただ、人格者である社長さんに出会えたことは、幸せだったのだと思います。
自分では到底追いつくことの出来ない高みの存在に出会えていたら、彼はどうなっていたのだろうかとも考えますが、会わないのもまた縁であり、人生なのでしょう。
非常に興味深いお話をありがとうございました。
追記。
ああ、そうですね。大学に再度入学しようと試みておりましたね。
感情を手放すことよりも、より良いことが彼の人生に訪れることを願うばかりです。
囲碁はあまり存じ上げませんが、将棋が好きなので、なんとなく楽しむことはできました。
作者からの返信
ユト様
コメント&星評価いただきありがとうございます!
主人公の成長を実感いただけて嬉しいです。
おっしゃるように、人生において何が幸か不幸か、正解か不正解かは実際に経験してみないと(それも長い目で見なければ)分からないと思うので、確信のもてない状態で一歩を踏み出す勇気みたいなものがそれぞれの分水嶺において求められるのかな、と思ったりします。その中で自身の理解者に出会えるということは、何にも代えがたい幸福でしょうね。
主人公はラストで大学受験を目標に新たな一歩を踏み出そうとしているところなので、この先大学に入ったり新たな仕事に就いたりする過程で高みの存在に出会っていき試行錯誤するかもしれませんし、そうでないかもしれないし。
本作は囲碁を知らない方には途中読みづらい部分もあったかなと存じますが、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
第10話「斜棒の楼閣」への応援コメント
余韻があって、胸がきゅっとなるようなラストでした。主人公が孤独と向き合おうとする姿勢が、真摯に語られていて、とても良かったです。
また、詳しい感想は後で書かせていただきますね。
作者からの返信
最後まで読んで頂きありがとうございます!
この最終話は、なろうに既に載せているものが少しあっさり過ぎた感があり、最近少し肉付けして手厚くしました。余韻を感じられたとのことで、良かったです。
『厨時代の情熱』が最近ひどいぶん、口直しになっていれば幸いです(笑)
第9話「碁の本質」への応援コメント
あはは、序盤のバトルが凄いですね。斜棒の楼閣って打ち方は、本当にあるんですか?
社長さんの存在感が思いの外、重いですね。この小説は囲碁雑誌に掲載すれば、読者が喜びそうです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
斜棒の楼閣は私が勝手に名付けたネーミングですね。
ふと思いついたとき、これはいけるなと自分で思いました(笑)
布石自体はもしかするとどこかの誰かがすでに実践済みかもしれませんが、だとしても相当珍しい部類でしょうね。
勝負にならないように見えて、意外と碁になります。
社長はこれまでの主人公の人生の中で、孤独に寄り添い、背中を押してくれる数少ない人なので、重要な存在ですね。
碁ワールドとかに載せたらウケますかね(笑)
第8話「再会」への応援コメント
こんにちは、自主企画から来ました。
暴力描写の印が付いていたのでちょっと悩んだのですが (NGにしていました)……
柴崎コウさんのライブで買った扇子…前のめりになった気持ちをいなしてくれますね。
淡々と語られる色のない世界が、主人公の心の空洞を感じさせられます。
時折、火山の噴火の様に噴き出してくる感情が痛々しく、本当は傷だらけの繊細な人なのかなと思い、胸が痛みます。
将棋や囲碁の上手い方は、頭のキレが凡人とは違うと聞きますので、本当に生きるのが辛いのだろうなぁと、感情移入してしまいました。
なかなか難しい主人公に感情移入させる作者さんは力があるなぁ……。
また続きを読みに来ます。
あんまり激しい暴力描写じゃありませんように!!
ありがとう御座います!
作者からの返信
初めまして。コメントありがとうございます!
暴力描写がNGなのを見落としており、申し訳ありませんでした。
条件にそぐわないのにわざわざ読んでいただき、ありがとうございます。
淡々とした世界観や主人公の感情に思いを巡らせてくださり、嬉しいです。
世の中には感情のコントロールが上手く、器用に生きていける人がいる一方で、そうではない人も多くいると思います。
周囲と上手くやれずに感情を持て余してしまう主人公が、徐々に変化していく様を感じていただければ幸いです。
あと2話で完結で、9話目は8/30、10話目(ラスト)は9/2に投稿予定です。
よろしければ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
暴力描写は、1話目で中学時代にクラスメイトに怪我を負わせたことがあるという回想と、3話目の囲碁大会でのシーンだけで、ここから先は出てきませんのでご安心ください(笑)
第2話「安らぎに潜む無関心」への応援コメント
雫型のイヤリングを「常備し」で、ハートを掴まれた人も少なくないと思います。
装備ではなく、常備かぁ!
いや、装備だと、地面に投げつけると爆発しそうですものね。
作者からの返信
コメントいただきありがとうございます!
その部分は、正直特に深く考えずにフィーリングで書いたのですが、何気なく書いたところにこうして着目していただけることがあるので、面白いものですね。
装備だと、確かに武器みたいな感じがします(笑)
第6話「愚形に緩む心」への応援コメント
普段より話しすぎた後に孤独感が来る気持ち、良くわかります。その会話が次は盛り上がるのか不確かな場合は余計にかも。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
話しているその時は楽しくても、それが終わったあとに現実に引き戻されるような感覚がありますよね。
話好きで、普段から誰とでも気軽に話せる人にはなかなかわかりにくい感覚かもしれませんね。
第5話「未知への興味」への応援コメント
主人公の気持ちが上手く書かれていますね。
どんなに仕事が出来るようになっても、自分の希望とかけ離れていては、空虚感があるでしょう。
反対に好きでなかったのに、いつの間にか、のめり込んでしまっているっていう場合もありますけど。そういう人は幸運なのかも。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
主人公の感情を汲み取って頂きありがとうございます。
本当に自分のやりたいこと(理想)と、そうではなくやむを得ずにやっていること(現実)とのギャップをどう埋めていくのかは、いつの時代も難しい問題だと思います。でも、おっしゃるように仕方なくやっている中で、新たな気付きが生まれたり意外な発見があったりすることもありますよね。
編集済
第3話「爆発と決裂」への応援コメント
別れて初めて興味を抱くという感情は、分かる気がします。
大会で時間切れを計算するっていうことは、あると思いますが、勝っても後味は良くないですよね。
第2話で、彼女が主人公と付き合いだした動機が気になると、コメントしましたが、裁判後に「さよなら」を切り出した彼女は、囲碁大会に出るのを勧めたりしてましたし、やはり”賢い彼氏”に魅かれて付き合いだしたのかもしれませんね。
余談ですが、初犯の傷害罪で執行猶予三年は、ないような気がします。示談が成立しなければ、50万円以下の罰金……細かいことは気にすんな!って(笑)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
自分の場合は、別れたらそれ以降は一切興味を抱くことはなかったですけどね(笑)この主人公なら逆かなと思いました。
大会だと最近は、事前に審判の方からそういう行為はしないよう説明がありますね。なので、そこまで頻発はしないと思います。
「さよなら」のところ、私の文章がまずかったので誤解を生んでしまいましたね。編集して主語をきちんと入れましたが、あれは主人公がさよならと言ったんです。紛らわしくてすいません(笑)
彼女が惹かれた理由は、おっしゃる通り主人公の賢さという点が大きいのかなと感じます。
執行猶予のところは、正直もっと早くに誰かからツッコまれるかと思ってました。法律の知識はないのでわからなかったのですが、現実的な設定ではなかったですかね(笑)
物語だととりあえず執行猶予にならないと先に進まないので、ここは変更せずに進めさせていただきます。
第2話「安らぎに潜む無関心」への応援コメント
彼女がこの主人公にひかれた一番の理由は、知性なのか、大人っぽい雰囲気なのか、ちょっと、聞いてみたくなりました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
それは正直考えたことなかったですね(笑)どこに惹かれたんでしょう。
社交性に乏しく愛想がいいわけでもないので、まあ賢かったからか、あるいは顔が好みだったのかどっちかですかね(笑)
編集済
第1話「孤独量産機」への応援コメント
冒頭の液の描写がすごく良いですね。
その後の轢かれた鳩の血液、作業服に付いた塗料なども淀んだ液を思い起こさせて、後半の孤独の描写を引き立てていると思います。上手いなあ。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
冒頭の描写は自分でも気に入っているので、共感して頂けて嬉しいです。
鳩の死骸は以前新橋を歩いていたときに偶然目にして、後々思い返すと小説に使えそうだなと思って書きました(笑)
第5話「未知への興味」への応援コメント
企画参加ありがとうございます!
主人公の内側にある複雑な感情は、現代社会で抱えてる人は多いかもしれません。自分に対して嘘を付かない生きる方をすると、環境が息苦しくなっていく場合もありますよね。孤独というのは防衛手段なのかもしれませんね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
なかなか読まれることのない作品なので、読んでいただき感謝です。
おっしゃるように、現代社会では正直な人間というのは生きづらい世の中になっているのかもしれませんね。世間体を気にしたり空気を読んで行動したりすることが重要視されて、本来の自分の姿を隠して生きている人が多いのではないかなと感じることがあります。そのような環境下で孤独が防衛手段であるというのは、皮肉にも事実なのかもしれません。
ここまでお読みいただき、星評価までありがとうございました。