概要
交換殺人の契約はクーリングオフの対象にはなりません!
出張から戻る途中、元恋人の死をニュースで知った小林は内心、青ざめた。何故なら、彼には心当たりがあったから。ひと月ほど前に初めて利用したバーで気分よく酔った翌日、自宅で目覚めた小林は財布に変なメモ書きがあることに気付いた。メモ書きの内容は、交換殺人の仕組みを示しているように思えた。さらに裏面には、相手が殺して欲しい男の詳細な情報が書き連ねてあった。どうやらバーで知り合った人物と、酔った勢いで交換殺人の約束してしまったらしい。全く記憶になかったが今こうして元恋人を殺して貰ったからには、自分も殺しをやらねばならないと小林は思い詰める。
拙い作品を読んでくださり、ありがとうございます。声なき感想・批評も含め、創作の糧にしていきます。