虚構のはずだった、そんな海はどこにもなかった――

個人的なものかもしれませんが、少し読解でつまずくところがありました。
以下、ネタバレかも。
虚構だったはずのもの、つくりごとが現実のワンシーンとして成し遂げられる、そのことにある種の粋というか妙というか、そういったものを感じました。
悪意がじわりじわりと浮いてくる、沈むのとは反対に。不思議な交差です。