人形+夜+雨=こわ過ぎる!!
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2010年の別ブログより、また人形がらみのこわい話を転載。子供のころにこの話を聞いた時は、チビリそうなくらいこわかったです。
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思えば、私が人形が恐いのは、以前にも書いた子供のころのマネキンとの一件もあるけど、昔、引っ越しの際に荷物を減らすのに、親が泣く泣く人形を処分したことがあって、その時のことも関係してる。
親はその人形を捨てる時にものすごく迷い、マジマジと見つめて、やっぱり捨てるのをやめようともしたのだけど、結局、断腸の思いでサヨナラした。
後日、新しい引っ越し先で私たちと同居することになっていた親の妹(私の叔母)が、その家にやって来た時に、「ゆうべ、ものすごくヘンな夢を見て金縛りに遭ったの」と言った。
夢の場面は、その新しい家のリビング。雨が降っていて、夜で、叔母がカーテンを開けると窓の向こう、闇夜の中に金髪の人形が雨に打たれて、横になった状態でさびしげにボゥッと浮かんでいて、それにビックリしたら金縛りになったと。でも、その夢はとっても悲しかったんだそうな。
実はこの叔母、仲の良い人に何かあると、夢でわかってしまうという能力がある。
で、叔母自身ではそのような人形に覚えもなく、ものすごく不思議に思ってなにげに私たちに話したらしいのだが、うちの親はピンと来て(これまた若干霊感あり)、着ていた服など人形の見た目の細部を照合しあったら、まさに母がサヨナラした人形だ!という結論になった。
しかも叔母は、その日に家に来るまで、新しく同居するこの部屋の窓の様子やカーテンも知らなかったのに、確かにこの窓だったと言う。てことは、あの人形が引っ越し先までいっしょについてきていた!?
ぎゃ〜〜っっ!!
その話を横で聞いていた私が恐怖におののき、ますます人形とか夜とかが恐くなったことは言うまでもありません。。。
だいたい、このころの、この叔母の話にはほかにも恐いのがいっぱいあった。私がますます極度の恐がりになったのはそのせいでもあり、あの家に住んでたころはホントに夜が恐くて、純真なりしころの私の人生の半分(の時間帯)がその恐怖とともにあったと言っても過言ではない。。。
それにしても、その人形が見ず知らずの叔母に夢を見せたのは、なぜ??
まったく、こういうのはよくわからん。。。
思い出道楽 たまきみさえ @mita27
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