第4節

 そのまま俺たちはホテルへ直行した。


 

 そして部屋に入ると彼女が「先にシャワーを浴びて」と言うので従った。



 おいおい、自分がシャワーを浴びたかったんじゃないのかい? 気持ちが抑えきれてないぜ?



 ついでにシャンプーで髪を洗っていると浴室のドアが開いた。


 

「やれやれ、待ちきれなくなったのかい?」


「そうなの」



 素直な可愛い娘だな。かくいう俺も待ちきれない。



 彼女の裸を一刻も早く見ようと振り返り、泡が目に入らないように薄目を開くと――、いきり起つ巨根の男が、細身ではあるが確かに男が立っていたッ! 



 顔も体の細さも女みたいで、それだけだと男には見えない。男と判別出来るのは奴が全裸だからだ。



「お前は誰だ!?」


「やですねぁ、さっき助けてくれたじゃないですかぁ。私ですよぉ」



 甘ったるい話し方だが、確かに聞き覚えのある清楚少女と同じ声だ。



「お前、男だったのか!」


「はい、そうですよ。それじゃあ今からたっぷりと、お礼をさせていただきますね。――その体に……」



 女装野郎は「ふふっ」と笑った。



「ぎゃあああああああああ!!! 太すぎて入らないぃぃぃぃ!!!」



 それからはもうめちゃくちゃに掘られに掘られた。顔に似合わぬ絶倫だった。



 かくして俺は子供銀行券だけでなくケツ穴の処女まで失った。おまけにトイレで大きい方が今まで通りに出来なくなってしまった。 



 トホホ……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

究極の選択 焼き芋とワカメ @yakiimo_wakame

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ