第3話 街への1歩
村をでたアレンは持ってきていた地図を見ながら街への近道を探していた。
アレン「さて、村を出たけど、前世は道に迷ってもスマホですぐ現在地が分かっていたけど、紙の地図は自分には難しいな。生活魔法で何かいい魔法ないかな?」
そう言ってアレンは自分を鑑定して、探してみた。
アレン「ん?これかな?あぁ、これか。」
アレンが「マップ」と唱えるとアレンの持っていた地図に現在地と、モンスターなどのマークが出てきた。
アレン「ん?このマークなんだ?」
そう言ってそのマークをタップしてみたらそのタップした名前と状態が書いてあった。
『種族 ホーンラビット 通常HP100 現在HP95 状態 睡眠』
アレン「おぉ、名前とHPが出てきたな、村は安全だったから、こういうの使わなくてもよかったから驚くな。」
アレンがそう言うと見慣れないマークと魔物のマークがあるのに気が付いた。
アレン「ん?さっきと違うマークがあるな。これはなんだ?」
アレンが見慣れないマークをタップしてみたら
『種族 人間 名前 リゼ 通常HP200 現在HP125 状態 戦闘中』
アレン「おぉ、戦ってるのか。どんな戦いなのか近くに行ってみるか。」
アレンがそう言ってリゼの戦いを目指して歩いた。アレンはリゼのマークの色が変わっているのに気が付いた。
アレン「ん?どんどん色が変わってきたな。どうしてだ?」
アレンはリゼのマークをまたタップしてみたら
『種族 人間 名前 リゼ 通常HP200 現在HP85 状態 戦闘中』
アレンはリゼのHPが半分を越していたことが分かった。
アレン「HPが下がってくると色が変わるのか。それより助けに行った方がいいか。」
アレンはそう言って走り出した。リゼの近くにきたら、戦っているような音が聞こえてきた。
アレン「そうすぐか。そういえば、リゼは何と戦ってるんだ?」
アレンはマップで、リゼの近くのマークをタップしてみた。
『種族 ブラックウルフ 通常HP250 現在HP125 状態 戦闘中』
アレン「ブラックウルフってのと戦ってるのか。名前的に黒い狼かな?」
アレンがそう言ってると。リゼがブラックウルフと戦ってるのが見えた。
アレン「あれがブラックウルフか、予想どうり黒い狼だな。と言うより助けに行きますか!」
アレンはそういいながら、リゼに
アレン「援護します!」
リゼ「!? あ、ありがとうございます!」
リゼがそういった途端にアレンは魔法を放った。
アレン【ファイヤーボール】
アレンが放ったファイヤーボールがブラックウルフに直撃し、ブラックウルフが倒れた。
リゼ「おぉ、凄い!ブラックウルフをファイヤーボール一撃で倒した!」
アレン「ん?そんなに凄いのか?」
リゼはアレンの答えにすごく驚いていた。
リゼ「えぇ!あれで普通なの!?じゃあ本気で放ったらどんな威力に、、、?」
リゼはどんどん声が小さくなっていてアレンには最後の方は聞こえていなかった。
アレン「ん?なんて言ったんだ?声が小さくて聞こえなかったぞ?」
リゼ「あぁ、ごめんなさい。なんでもない。そうだ、自己紹介とお礼を言うのを忘れてた!改めて、私の名前は『リゼ』助けてくれてありがとう。助かったわ。」
アレン「俺の名前は『アレン』だ。助けるのは当たり前だ。」
リゼとアレンが自己紹介が終わった後に
アレン「そういえば、リゼはなんでここで戦ってたんだ?」
リゼ「あぁ、クエストでブラックウルフを倒そうとしてたの。」
アレン「そうなのか、素材とかは取らなくていいのか?」
リゼ「あぁ、忘れてた。助けてくれたお礼に素材いいのあげるよ。」
アレン「いや、いいよ。俺が勝手に助けたんだから。」
リゼは不満そうな顔で
リゼ「う、そうなの?でもなんかは1つ持って行って、それじゃなきゃ、私の気が済まないから。」
アレン「そこまで言うなら1つ貰おうかな。」
アレンはそう言って適当に1つ素材をもらった。
アレン「じゃあ、俺は街に向かうから素材ありがとな。」
リゼ「あ!待って私もクエストクリア出来たから報告のために街に行かないと行けないから、私も行っていい?」
アレン「そうか。それならばいいぞ。」
リゼ「ありがとう!」
アレン「素材の取り残しはないな?」
リゼ「うん、ないよ。」
アレン「じゃぁ、行こうか。」
リゼ「しゅっぱーつ!」
異世界転生してのんびりと冒険者として生きていく ねもけん @Nemoken
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