第4話 日常 1

「さて、今から抜き打ち小テストをするぞ。机の上は何もない状態にしなさい。」


英語の授業、今日一日一発目の授業で小テストはつらい。しかし、僕は英語は得意なほうだ。いつも10点中9か満点を取っているのだ。

しかし、今日はなぜか集中できない。ずっと彼女のことが頭から離れないのだ。

どうしたものか。早く通話したい。

「はい、そこまで。後ろから回収。」

え。ちょうど半分書き終わったばかりだ。そんな余計なことを考えていたから時間がすぐ過ぎてしまった。自業自得だ。



あっという間に放課後になって彼女にLINEしてみた。

『みすずー!ただいま!』

5分後に返事が来た。

『まさよし、通話しよ!』



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こんな思いするなら恋なんてしたくない。 中道たか @ta_kun

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