BLを1ミリも知らない俺が書いてみた(笑)

野口マッハ剛(ごう)

これってBL?

「O! またミスをしたな!?」


 ガミガミ怒る上司Kさん、見た目は白髪混じりで前髪を上げているダンディーな男性である。


「すみません!」


 いま謝っているのは、新入社員でまだ青年であるOくんだ。


「うるさい、その言葉は聞きあきたぞ!」


 ガミガミ怒る上司Kさんには、職場の女子たちも多少は怖いと思っている。


 けれども、職場の女子たちは誰も関わろうとはしなかった。


 その日の仕事終わりの女子たちは女子会をしていた。


「ねー? Kさんはダンディーだけど、怒りすぎだよねー?」


「Oくんって仕事のミスが多いからねー」


 女子たちはみんなKさんとOくんの話をして飲んだり食べたりしている。


 女子たちは次の日の仕事があるために早めに女子会を終えた。


 そして、夜の街を帰っている女子たちの目線の先に……。


「あれ? あれって、KさんとOくんじゃない?」


 女子の一人がそう言った。


 相変わらず、ガミガミ怒る上司Kさん。


 しかし、手を繋いでいるKさんとOくんを見て、


「え、ヤバいw ヤバくない?」


 と一人の女子がニコニコしている。


 その場にいる女子たちは一気に小声で盛り上がる。


「ちょっと? ついて行こうよw」


 ということで、女子たちは手を繋ぐ男性二人を追うことにした。


 歩いて行くこと五分。


 上司Kさんと部下Oくんはプリクラの中に入って行った。


「キャーw あなたも見たでしょう? これってあれだよ? Oくんが誘って、Kさんがついて行ったからこれって、O(くん)K(さん)ってヤツだよね?」


 プリクラの外で騒ぐ女子たち。


 そして、プリクラの中からカシャリと音が聞こえるたびに、


「OK!? OKなの!?」

「www」


 などと女子たちはそれはもう盛り上がったとさ。


 終わり☆

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BLを1ミリも知らない俺が書いてみた(笑) 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

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