ボッチな俺と四人の天使

@Kazuto4869

第1話[ボッチと四代天使]

俺は群れるのが嫌いだ一人で生きていけるとは思っていないが学校などでこれといって群れる必要性はあるのかと聞かれると皆無だと思う。

何故なら友人や恋人が今後の人生で必要だろうか否全く必要ないと考えている無理に地元に縛り付ける鎖でしか無いからだ。ならそうゆうのを作らず社会に出て一人でいた方が成功するだろう。

だから俺はボッチで良いなのに何でこんなことになっている。

結菜

「カズくん今日クラスでカラオケ行くんだけどもちろん行くよね?」

こいつは、俺の唯一の親しいと言えるであろう世間的言う幼なじみと言う奴だ、何かと俺に絡み俺の貴重な将来の為の勉強の時間をことごとく邪魔をしてくる。別に嫌いと言う訳ではない、俺に唯一構ってくれる奴だからだだが俺のことはほっといて欲しいと思う。

和人

「俺のことは良いからお前らで楽しん来い」

結菜

「どうせ暇でしょたまには付き合ってよ」

和人

「いや、めちゃくちゃ忙しいぞ、これから家に帰って勉強だ」

結菜

「えー、毎回学園一位で全国模試でも常にトップじゃん、何でそんなに勉強するの?」

和人

「いや、全国では一位じゃないし勉強はいくらでもできるだろうが」

そう、俺は絶対に一番にならなくてはいけないそう俺はあいつみたいな天才じゃないから努力で一番にならなくてはいけないそれが約束だ!

結菜

「それは分かったけど、お願い今回だけねっ?

きっと楽しいし気分転換にもなるよ」

和人

「あ~もう分かった今回だけだこれ以上付きまとわれたら溜まったもんじゃない」

これ以上会話しててもラチが空かないしな軽く付き合って適当に帰るか。

結菜

「ほんとっ!やったーきっと楽しいよ!デュエットしようね」

和人

「それだけは、ほんとっ勘弁してくれ、でっ誰が来るんだ?」

結菜

「カズくんと私入れて5人だよ!ねえカズくん一緒に来てくれるって」

玲香

「本当ですか?これは楽しそうになって来ましたねフフ」

こいつは、結菜と中学からの仲良しらしい全く性格が違うのに良くやっていけるもんだと感心する。ちなみに長が付くほどのお嬢様だ。

アリス

「そうデス、カラオケは行ったことが無いのでとっても楽しみなのデス」

こいつはこの春に来たアメリカからの帰国子女で元は日本人とアメリカ人のハーフらしく日本語もしっかり話すことが出来る。恐らくはこいつの歓迎会も兼ねているんだろう。

結菜

「あとは、瑞希ちゃんだよ!」

瑞希と言うのは結菜と同じ幼なじみで一個下のため妹の用に思っている子だ。

和人

「分かった、なら放課後カラオケの前で待ち合わせだお前らと一緒だと目立ってしょうがない」

そう、こいつらは学園の四代天使と呼ばれるほど容姿が整って要るんだ、そんな奴らと遊びに行く所なんて見られたら俺の優雅な学園生活は終わりを告げる。

3人

「りょーかい!」

そして、放課後になり重い腰を上げ教室を出てカラオケへ向かった。目的地に着くとそこには既に全員が揃っていた。

結菜

「もー遅いよー早く早く!」

玲香

「まあまあ、急いでも仕方ありませんよ、でもお気持ちは良く分かります」

瑞希

「カズ兄、久しぶりだね!最近勉強ばっかりで全然相手してくれないんだもんだから今日はたくさん遊ぼうね!」

和人

「悪かったな、まあ今日くらいは付き合うから」

結菜

「なんか、カズくんって瑞希ちゃんには凄く甘いよね」

アリス

「そんなことよりも急ぎまショウ日本のことわざにも急がば回れとあるじゃないデスカ!」

和人

「それ意味全然違うぞ、取り合えず駄弁って無いでとっとっと入るぞ」

そして、俺たちはカラオケにはいった。カラオケは何気に初めてなので少しだけ楽しみなのはあった。

そして、二時間ぐらい各々が好きな歌を歌っていた。

和人

「おーい、そろそろ退出時間だ片付けるぞ」

4人

「はーい」

カラオケを後にした後帰路に着いていた。俺は家の方角が同じ結菜と瑞希と一緒に歩いていた。ちなみに、アリスは電車、玲香は親の車だ。

結菜

「すごく、楽しかったね!カズくんが付き合ってくれる何て滅多に無いから凄く嬉しかった、ありがと」

瑞希

「うん、カズ兄3年前から勉強や習い事で全く遊んでくれなくなったもんね、もしかしてあのことまだ責任感じてるの」

和人

「いや、もう昔の事だ気にしてないこれはただの俺の贖罪だ。悪いが、カラオケに行った時の分の勉強をしなくちゃいけないから先に帰る」

瑞希

「ご・ごめんね」

和人

「いや、大丈夫気にしてない」

と言って俺は走り出した。本当は胸の奥が気持ち悪くなるほど痛みが走っていた。


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