ジョアンナと7日間

@yohimasu-rei0511

第1話

恋人と付き合うにあたっていつしか倦怠期が

訪れる、人と関わると嫌なところが見えてきて嫌な部分も含め愛おしいと思えるほどの恋愛なのかも定める。

五月くるみは稲村ヶ崎透と交際してわずか一ヶ月程だ。

五月くるみは彼に

「距離を置きたい」とひと言言った

稲村ヶ崎透は

「わかった」と無表情のまま呟いた。

今日から彼と距離を置くことになった

くるみの心は解放されたように眠りについた。一方、透のほうは彼女の言葉に傷つき眠りにつく依然にご飯も食べれないくらいだ。

俺のなにがいけなかったのか、責めるばかりでくるみのことが頭から離れなくなってしまった。

くるみが距離を置きたいと考え出したのは2週間まえからでくるみは人と付き合うに不慣れなとこがある。くるみの両親は共働きで家に帰っても1人でなんでもこなして、料理も母親よりでき1人という空間に慣れてしまっていたのだ。なんでも話せる友達なんていなく頼れるのは透だけだった。

透は常にくるみくるみで毎日のように一緒にいた。毎日一緒という空間にくるみにとって窮屈で仕方なかったのだ、自分というものが分からなくなり嫌いではないのに離れてしまいたいと思うようになっていたのだった。

毎日同じリズムで1人という空間に慣れてしまい尚且つ離れたいと思うなんてかといって透を手放したいかといったら嘘になる。そんな勝手な自分と戦っていたのだった。

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