25.雲の栓
暁の空にたなびく薄紫の色をした雲を手に取った。ふわふわとしたそれは綿のようで、ちょうどこれらの話に蓋をするのに良いように思われたのだ。
やがて誰かがまたこの瓶の蓋を開けることがくるだろう。
その時は、誰かのために書かれた物語たちがまた語られ出す時だ。
あなたのための物語もまた。
虹色の瓶詰 夕雪えい @yuyuki3
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
夕雪のゆるっと読書録/夕雪えい
★51 エッセイ・ノンフィクション 連載中 23話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます