　十月八日は羊羹の日。

　煉ようかん発祥の地とされる和歌山県の羊羹専門店、紅葉屋本舗を営む五代目羊羹職人の坂井良雄氏が制定しました。

　食欲の秋の十月と、縁起の良い言葉「八福」にちなんで八日にしたそうです。

　語呂合わせは、「10=いと　おいしい　8＝ようかん」。

　「日本食糧新聞」のホームページに、羊羹の日及び羊羹についての情報が掲載されています。

　さて、羊羹の日ときましたら、和菓子の話をしなければ、です。

　というわけで、久しぶりに『あやかし冥菓見本帖』の番外編を書きました。

　菓子司美与志のあやかしメンバー勢揃いで、羊羹の日のイベントを楽しみます。

　全二～三話でまとめる予定です。

　さくっと読めますので、よろしかったらこの機会にご一読を。

『あやかし冥菓見本帖』

「番外編　羊羹の日記念　新作羊羹選手権　一」

　羊羹といえば、昨年は、虎屋赤坂ギャラリーがリニューアルオープンしまして、第1回展覧会で「とらやの羊羹デザイン展」が開催されました。

　大正7年の菓子見本帳に描かれた、約450点の羊羹のデザインが紹介されました。

　ずらり並んだデザイン画は、今見ても斬新で美しく愛らしく、とても見応えのある展示でした。

　この秋にも虎屋文庫の資料展があるそうなので、楽しみです。

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