小銭に感謝できる優しさと温もりが、二人の間にある

440円の使い道がどうあるかはあまり問題にならず、その金額を通して伝わってくる、“ぼく”と“きみ”との間の感情、関係性をみれば、穏やかな気持ちになれます。

440円の使い道、それなりに考えましたけど、(結局採用されてはいませんが)クリーニング代はちょっと意外でした。

なくし物は結局……あれ?と、考えてしまう僕はたぶん大層な野暮で、そうして野暮になるくらい、“ぼく”と“きみ”との関係性は完成され、温もりに満ちたものであると思います。