第2話

 目が覚めると、白い部屋にいた。ベッドから身を起こすと、服を着ていなかった。ぴちぴちのハーフパンツのようなものだけ履かされている。軽い頭痛がした。

 白い部屋。窓はない。無機質な蛍光灯が青白く光っている。部屋の中には、ベッドの他に、文机、ルームランナー、テレビモニター。部屋の出入り口と思われる場所には、まるで学校の音楽室のような頑丈そうな扉がある。

 首元と股間に違和感があって、手をやってみると、金属製の首輪と貞操帯が装着されていた。そういえば奴隷に志願したんだったな、と、今更ながら、他人事のように思った。

 ベッドに腰掛けてしばらく待ってみたが、何もしないで待つ時間というのは思いのほか長く感じられる。ベッドサイドの時計は四時を指しているが、午前なのか午後なのかがわからない。そもそも、睡眠薬を飲んで車に乗ってからどれだけの時間眠っていたのかさえも、私にはわからなかった。

 部屋の中を行き来してみる。ワンルームのマンションのように、ユニットバスや洗濯機、簡易的なキッチンなどが備え付けてある。人間の生活を前提とした設備の一つ一つが、私がこれからここで暮らすのだという実感を与えてくる。

 部屋の出入り口の扉を触ってみる。頑丈な取っ手はびくともしない。おそらくは外から鍵がかかるようになっているのだろう。内側から見た限り、鍵穴の類はどこにもない。

 部屋をぐるりと一通り見て回って、できることが何もなくなってしまった。ベッドに腰掛けたり、横になってごろごろしたりしていたら、いつの間にかうとうとして、再び眠ってしまった。


 がちんという重厚な金属音で目を覚ました。部屋の扉が開く。私は慌ててベッドから飛び降り、床に正座して出迎える姿勢をとる。入ってきたのは、昨夜の女性二人のうちの若いほう。涼しげな淡い色のノースリーブを着ている。ぱっちりと大きな丸い目を、黒く長い睫毛がくっきりと縁取っていて、正面から見つめられたら心臓まで射抜かれてしまいそうな目力を感じる。

「あっ、いいのよ、そんなにかしこまらなくても。こうして明るいところできちんと会うのは初めてですね。高橋、でいいのかしら?」

「はい、高橋です。よろしくお願いします」

 頭を床いっぱいまで下げる。声が震えてうまく出ない。

「もう、緊張しすぎですよ。まあ、初めましてだからしょうがないか。ほら、顔を上げて。私のことは、繭子って呼んでください。もう一人の人は、かんなさんって言います。気分はどう? よく眠れた?」

「はい、よく眠れました。ありがとうございます」

 繭子様は、「ここでの生活について簡単に説明しておきますね」と言って、いくつかの注意事項を説明してくれた。

 首輪と貞操帯について。あなたに装着してある首輪と貞操帯には電撃装置が付いていて、私たちのスマホからいつでも電気ショックを送ることができる。緊急時のためだからむやみに電撃を与えるつもりはないが、夜寝るときなどにこまめに充電しておくこと。首輪と貞操帯は連動していて、一方を無理に外そうとしたり、一方の充電が切れたりすると、もう一方から強い電流が流れるので注意すること。

 あなたの義務について。最低限、清潔と健康を保つこと。その他の調教については、ここでの生活に慣れてきてから少しずつ増やしていくつもりだけど、まずは清潔と健康を保つことに専念すること。調教でこの部屋を使用することもあるので、いつ私たちがここを訪れてもいいように、身体・衣類・部屋を清潔に保つこと。また、運動不足になりがちなので、明日から毎日、ルームランナーを使用して一日二時間以上運動すること。

「ここまでで、何か質問はありますか?」

「あの、繭子様と、かんな様と仰いましたよね? 『岬』様というお名前は?」

「『岬』は奴隷を募集するために作った仮のアカウントなので、忘れてもらって結構です」

「な、なるほど。そうだ、私の自殺もしくは行方不明のニュースは流れていますか?」

「いえ、心配しなくても大丈夫ですよ。有名人でもない限り、自殺や行方不明でいちいちニュースになったりはしません。事件性のある遺体が発見されたりしたら話は別でしょうけどね。他に質問はないですか? なければ、今日はもう休んでいいです。この照明は、午後十時から朝六時までの間、自動的に消灯しますから、ゆっくり休んでください。冷凍庫の中に約半月分の食事を入れてありますから、温めて自由に食べてください」

 時計は八時を指していた。夜のようだった。

「明日、朝九時ぐらいに迎えに来ます。長い一日になると思うから、よく休んでおいてね」

 振り向きざまに「おやすみ」と言う繭子様を、私は土下座で見送った。胸の底がじんと熱くなるのを感じる。大人になってから、誰かに「おやすみ」などと言ってもらったことがあっただろうか。私は震える声で辛うじて「お休みなさいませ」と返した。嬉しくて涙が出てきた。金属製の重い扉の向こうで、ガチャガチャと複雑な音がした。たぶん複数あるロックを厳重にかけているのだろう。そのロック一つ一つの音さえも愛おしかった。


 翌朝、繭子様は白い革製の拘束衣を手にして現れた。大きな丸い目は、瞼がいくぶん眠たげに二重がかって、美しかった。

「おはよ。よく眠れた?」

「はい、おかげさまで。ありがとうございます」

「今日は、ちょっと精神的にきつい一日になるかもしれないけど、覚悟してね」

「はい」

 繭子様に拘束衣を着せてもらう。袖の先が閉じているジャケットで、自分の胴体に抱きつくようにして胸の前で腕が交差する。ファスナーやストラップ類が固定されると、腕は完全に動かせなくなった。

 首輪に鎖をつないでもらって、部屋を出る。部屋の扉は二重になっていて、外側の扉は指紋・暗証番号・カードキーの多重ロック、かつ、オートロックになっていた。扉の外はマンションの廊下を思わせる造りで、私の部屋の扉を含めて四つの扉が並んでいる。

 二つ隣の扉を入ると、そこは小さな部屋だった。壁面は棚になっていて、拘束器具や拷問器具のようなものがたくさん収められている。机の上にはパソコンのモニターがあり、別の部屋の映像が映し出されていた。

「座って」

 モニターの前に座る。繭子様はベルトを取り出し私を椅子に拘束した。

「今日は、前の奴隷を処分します。それで、高橋には、その様子をここで見ていてもらいます」

「えっ」

 一瞬、何を言われたのかわからなかった。画面には、奇妙な姿勢で拘束されている裸の男性と、光沢のある黒い衣装に身を包んだウェーブヘアの女性が映っている。カメラが遠くてはっきりとは分からないが、おそらく私の主人となるもう一人の女性・かんな様だろう。

「あはは、急に言われてもビックリしちゃうよね。あなたが来てくれたから、もう、前に飼ってた奴隷は処分しちゃうんです」

「あっ、え、あっ、はい……」

 変な声が出た。処分しちゃうんですと言われてもいまいち現実感がない。

「って言うか、正確じゃないですね。あそこに映ってる奴隷、今隣の部屋にいるんですけど、あいつ、奴隷としての覚悟とか心構えとかが全然なってなくて、ナメたことばっかり言うから、もう要らないよねっていうことになって、それで新しく募集をかけて、あなたに来てもらったんです」

「はっ、はい」

「だから、とっかえひっかえ次々新しい奴隷を募集して、旧いのを順番に処分して、とか、そういうことじゃないから、安心してくださいね。あなたとは長く付き合っていきたいと思っていますから」

 全身がこわばるのを感じる。こんな残酷な女性に飼ってもらうことを日々夢に見ていた。夢がかなって、私は今ここにいる。それだというのに、身体が震えている。

「アッ」声が裏返ってしまった。「あの……質問よろしいですか」

「どうぞ」

「処分というのは、その……どういった意味での処分ですか」

「正確に言うと、拷問して、できる限りつらく苦しい思いをさせて、死なせます」

 何でもないことのように笑顔で言う繭子様。

「それから、焼却炉で燃やして、残った骨を砕いて、少しずつ燃えるゴミに混ぜて捨てます」

「アッ、ア、なるほど、ありがとうございます」

 何がありがとうなのだろうか。動揺してわけのわからないことを口走ってしまった。奴隷を死なせるということに動揺したのもさることながら、その後の遺体の処理のことにも動揺を隠せなかったし、また、とうに覚悟を決めてここまで来ているはずなのにその程度のことで自分が動揺していることにもショックを受けていた。

「心配しないでくださいね。あいつ、橋本っていうんですけど、心の奥底の根本のところで人を見下してるんです。自分以外の全員をナメてて、それが言葉や態度の端々に表れちゃうものだから、いくら調教を重ねても一向に改善しないし、そもそもの心構えとして奴隷に向いてなかったんですよ。あなたは、よっぽどのことがない限り、ああやって処分することはないですから、安心してください。ほら、画面見て。実はこれ、もう拷問始まってるんですよ」


 繭子様に促されてモニターを見る。裸の男が奇妙な姿勢で見たこともない三角形の拘束器具に拘束されている。

 繭子様がスピーカーのつまみを操作すると、男がずっと何か言っていた。

《あの、ホント、別の拘束器具にしてくれませんか? なんか、これ、スゴイ背中が曲がっちゃって、拘束されてるだけで痛いっていうか、変なところ欝血しちゃいそうなんすよ》

 黒い衣装に身を包んだ女性、かんな様は男のそばに立って、男を見下ろしている。

《あの、聞こえてます? 逃げたりしませんから、別の拘束器具にしてくださいよ。これ多分設計ミスだと思うんですよ。姿勢が、どうやっても、身体のどこか、痛いんです》

 私の隣で繭子様がクスクスと忍び笑いを漏らした。すぐ隣でモニターを覗き込んできた繭子様から、ふわっといい香りがした。

「ね? こいつ、なんか傲慢でしょ? わかる? 今の。拘束器具が設計ミスだって」

「はい」

「何かあるとすぐ人のせいにするの。違うのにね。知ってる? あの拷問器具のこと」

「いえ……」

「あれは、『コウノトリ』とか『掃除屋の娘』っていう拷問器具で、橋本が言ってるとおり、あれで手足と首を固定すると、背中がギュっと丸く曲がって、どんな姿勢を取ろうとしても血流が阻害されて、最初は関節の痛み、しばらく放置してると痺れ、吐き気、めまい、頭痛、ありとあらゆる苦痛にのたうち回ることになるんです。だから、全然設計ミスなんかじゃないの」

《あなたはそうやっていつもいつも文句ばっかり。ちょうどいいじゃない。どうせ今から拷問するんだから、姿勢が多少苦しいぐらい、何てことないでしょ?》

 かんな様の声は、どこか楽しげでもあり、苛立ちを含んでいるようでもあり、凄みがあった。

《いや、ホントきついんですって、これ》

《ふうん、まだ何もしてないのに、その様子じゃすぐにギブアップしそうね? いつでもいいわよ? 『死なせてください』って言えたら、ギブアップを認めてあげる》

《いや、あの、今朝からそればっかりじゃないですか。勘弁してくださいよ。さすがに冗談きつくないですか?》

《そう? 言いたくなければ言わなくていいからね? 今日は長く楽しめそうかな》

 そのやり取りを聞きながら、繭子様はおかしそうに肩をゆすってころころと笑った。

「んふふ、こいつ、まだ処分の話、本気にしてないみたい。まさかもう次の奴隷が隣の部屋でスタンバってて今日自分が死ぬなんて、思ってないんじゃないかな?」

「あの、もしかしてこの人、さらにその前の奴隷の処分の映像、見てないんですか?」

「そうなんです。こいつ、歴代で二人目の奴隷なんですけど、その前の初代の奴隷は、本人の強い希望で『あなたたちの手にかかって死にたい』っていうことでお別れしてるので……。こいつはその後に募集かけてここに来てるので、いまいち死ぬっていう実感がなかったんじゃないかと思うんですよね」

「なるほど」

 耳の痛い言葉だった。私は、拷問されて死ぬことをずっと夢見て生きてきたはずだった。それなのに、今まさに目の前で人が一人拷問されて死ぬという運命を聞かされて初めて、自分の願望には死の実感が伴っていなかったことを思い知らされた。

「こいつには、あなたのこと、何一つ知らせていないんです。今日になって突然、『拷問をするから』って言って遊戯室に引っ張り出してきたの。それで、セーフワードは『死なせてください』だよ、とだけ伝えてあるの。でも鈍感な男なりに、さすがにただ事じゃないって察し始めたかも」


 それからしばらく、画面の中では押し問答が続いた。いや、押し問答というよりも、男が繰り返し嘆願し続け、かんな様がそれを軽くあしらい続けたといったほうが適切かもしれない。時間が経つにつれ、男の余裕がなくなってきた。呼吸が浅くなり、もうどんなに身をよじっても苦痛から逃れられないといった様子で、お願いします、お願いしますと繰り返す。一方かんな様は、そんな男も苦しみも嘆願も知らぬ顔で、「死なせてほしかったらいつでも言ってね」と涼しげに言い放つ。男もようやくかんな様のただならぬ雰囲気に気づいたのか、軽々しく「死なせてください」とは言おうとしない。どうにかして「死なせてください」と言わずに苦痛から解放してもらおうと、手を変え品を変え、様々な言葉で赦しを乞う。が、その言葉はかんな様の心には届かない。薄笑いの下に、静かな苛立ちと嗜虐の悦びを隠して、男の嘆願を聞き流している。

《そんなに辛いの? 私、まだ何もしてないんだけど?》

 嘲るように鼻で笑って、乗馬鞭の先でぺちぺちと男の背や腿を軽く叩く。そのたびに男は極端なほどの悲鳴を上げた。鞭の先が軽く触れただけで大げさな、と一瞬思ったが、繭子様が私の耳元で「正座で足が痺れたときのことを想像してみて」と囁くのを聞いてはっとした。全身の血流が滞って痺れているとしたら、さぞ苦痛に違いない。私は身震いした。

 鞭の先が男の皮膚に触れるたび、男は「ホント」「痛い」「やめてください」をランダムに、壊れたおもちゃのように繰り返す。しまいに男は、痛みに耐えかねて、奴隷にあるまじき言葉を口走った。

《あなたはこの痛みを味わったことがないからそんなことができるんです!》

 繭子様の「うーわ」という嘆息が私の耳朶にかかるのとほぼ同時に、かんな様の鞭がパァンと鳴った。男が呻く。背中を強く打ったのだった。

《そういうところがダメだって、なんでわかんないのかな? お前はいつだってそう!》

 かんな様の口元には辛うじて笑みが浮かんでいたが、声は完全に怒りに満ちていた。

 パァン、パァンと立て続けに本気の打擲を加えるたび、男は力なく呻いた。

《全力でご奉仕しますからとか、悪いところは直しますからとか、そういうレベルの話じゃないの。それだったら飴と鞭でいくらでも直せたでしょうよ! お前のその心根は絶対に直らないよ! 自分でもわかるでしょう! 死ななきゃ治らないよね!》

 かんな様は堰を切ったようにまくし立て、男の背中を打ち続けた。男の口からは、潰れた蛙のように力ない呻き声が漏れた。

 不意にかんな様は鞭の手を止める。男のそばに屈み込んで、作り物のように優しい猫撫で声を出す。

《自分でもわかってるよね? 死ななきゃ治らないって》

 この緩急によって男のほうも決壊した。苦痛に耐えて浅い呼吸をしていたのが、次第に嗚咽へと変わり、ついには大粒の涙をぽろぽろと零した。

《すみ…せん…した。……て、くだ……》

《ん? なぁに?》

 「死なせてください」と言おうとして、泣きじゃくってうまく言えなかったのだろう。幼子に対する慈母のように優しさと愛情にあふれた声音で、もう一度はっきりと言わせようとするかんな様を、私は心底恐ろしいと思った。

《死な…せて……ください……》

《そう? 本当? 本気で言ってる?》

《えっ》

《本気で死なせてほしいの? それとも、ほんとは死ぬ気なんかないのに言わされてるだけ? どっち?》

《えっ……あの》

 男は言葉に詰まった。本当は死ぬ気などないだろう。とにかくあの拘束器具から一刻も早く解放してほしいだけなのははたから見てもよく分かる。だが、それを正直に言えるような雰囲気ではない。かんな様が求めている答えは「本気で死なせてほしい」のほうに違いなかった。男は言葉にならない感情の噴出のようなごにゃごにゃした声を上げた。

《ほら、早く答えなさい》

 かんな様は容赦なく男の背中に鞭の先端を這わせた。鞭の先端が軽く触れるだけで悶絶するほどの苦痛が男を襲っているらしかった。

《本気で! 本気で死なせてほしいです》

 男は苦痛に後押しされるように叫んだ。かんな様は満足げに立ち上がって、男に背を向けた。

《そう? じゃあいいこと教えてあげる。その拘束器具ね、放っておけばそのうち血流が滞って、死ねるわよ》

《な! 話が違うじゃないですか! 死なせてくださいって言ったら解放してくれるって!》

《んー?》

 かんな様はにんまりと笑って男のほうを振り返る。

《それ、外してほしい?》

《外してほしいです!》

《それを外したら、もっともっと苦しい死に方をさせることになっちゃうけど、それでも外してほしい?》

《何でもいいから、早く!》

《その拘束器具のまま死ぬのが一番楽な死に方だったのに、って、後悔するかもしれないよ?》

《いいです! とにかく! 早く! 外してほしいです!》

《んふふー》

 かんな様はちらりとカメラのほうに視線を送った。私の隣で画面を見ていた繭子様がゆらりと立ち上がった。

「じゃあ、私、行ってくるね。おとなしくしててね」

 繭子様がパソコンをカチカチといじると、画面の右下に小さく私の顔が映った。繭子様のスマホにも同じ映像が映っている。ウェブカメラで私の様子を見ることができるようになっているらしかった。尤も、拘束衣で両腕を封じられ、身体と両足が椅子に固定されて、おとなしくしているよりほかに私にできることはない。


 


※作者コメント

 久しぶりにカクヨムを覗きに来たらこれをフォローしてくださってる方がいてびっくりしました。ありがとうございます。とても嬉しいです。

 続きを書き次第上げていこうと思いますが、どこまでを第二話で切るかまだ決めていないので、とりあえず今後の更新は第二話の中に続きを書いていくことになると思います。よろしくお願いいたします。

   三色だんご @3shock_ooo_

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