第5話 花

 「尊厳死ですか、、、。」


『、、、。』


「私がもう少し気を付けていれば、こんなことにはならなかった。」


『、、、。』


「すっかり変わり果ててしまったけど、あなたは、まだ生きているでしょ?」


『、、、。』


「そうね、わかるわ。

花は美しいから価値があるって言いたいんでしょ?」


『、、、。』


「延命は望まないのね、、、。」


『、、、。』


「咲いてくれて、ありがとう。」


『、、、。』


「1つだけ言わせてね。

あなたは今でも美しいわよ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

密やかな会話 さとこは執筆中 @python8

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ