第4話 どんな形で、どんな色

 『先生、どうしたの?』


「ん、なんでもないよ。」 


『だって泣いていたでしょ?』


「目にゴミが入っちゃったんだ。」

 

『どんなゴミ?』


「え?」


『だから、どんな形で、どんな色のゴミ?』


「え、えーと、、、わかんないや。」


『そっか、ゴミは目からまだ出てこないんだね。』


「え、あ、ああ。」


『そのゴミ、いつになったら先生の目から出ていくんだろうね。』


「、、、。」


『早く出ていくといいね。』



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