解説 作品について

これは学校の部活で書いた短編です。テーマは読んでもらえればわかるように「宝石や鉱物」です 。

もともと鉱物を集めるのを趣味としているので書いている時は楽しかったです。


~作中の宝石について~


柘榴石ざくろいし

いわゆるガーネット。基本的にガーネットグループの鉱物全般を指す。オレンジやシェリー色、緑やカラーチェンジをする物など多数存在する。作中のモデルはパイロープガーネット。


ダイヤモンド

宝石といえば真っ先に出てくる代表的な鉱物。高度は最高の10 。だが、衝撃には弱いので注意。ダイヤモンドは砕ける。昔はその硬さゆえに研磨出来ずに使い道がなかった。今はダイヤモンドの粉を使って研磨している。イエロー、ピンク、グリーン、ブルーなど色も豊富。


サファイア

主にコランダムという鉱物の名称。硬度は9でダイヤモンドについで硬い。ちなみにルビーはこの鉱物の赤色のものの名称でそれ以外はサファイア扱いになる。こちらも色は豊富。ダイヤモンドよりもタフなので普段使いに向いている。


シトリン

黄色を帯びた水晶のこと。希少で天然ではなかなか産出しない。市場に出回るものはだいたいアメシストを加熱したもののことが多い。加熱処理は染色を施すよりも宝石としての価値は下がらないので安心してほしい。


クリソベリル

蜂蜜色の宝石。淡い緑のものもある。キャッツアイ効果で有名。硬度は8でそこそこ丈夫。ちなみに金緑石きんりょくせきと呼ばれこの宝石のカラーチェンジ効果のあるものはアレキサンドライトと呼ばれる。


ヘリオドール

緑柱石りょくちゅうせきの一種。硬度は7半。名前はギリシャ語で太陽を意味するヘリオス(Helios)からきており黄緑色の優しい色をしている。ちなみに濃い緑のものはエメラルド。青色のものはアクアマリンと呼ばれる。


フローライト

別名蛍石。紫外線を当てると発光するものもある。八面体の可愛い見た目と緑や紫の綺麗な色であり手に入りやすいのでコレクターも多い。硬度は4で劈開へきかいも強いので割れやすく取り扱いには注意。


名もない宝石 ~フォスフォフィライト~

某漫画で一気に知名度が上がった宝石。硬度は3半でしゃれにならないほど脆い。綺麗なものでもやっぱり傷が多いのが特徴。色は大層綺麗なのだが産出はほぼストップしてしまっているので、出回っているのは還流品がほとんど。高額であるためコレクター向けの宝石である。


以上です。個人的に好きな宝石は翡翠ひすいですが長さの都合で出せませんでした。残念。

これを読んで少しでも好物などに関心を持っていただければ幸いです。

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結晶の浜 O3 @shinnkirou36

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