生贄を必要とする狂気に囚われた世界が、同級生たちの本心を浮き彫りにする

生贄に選ばれた主人公を何故誰も助けようとしなかったのか。
話を読み進めていると、同級生たちの様々な心境が明らかになっていきます。
それが、主人公の復讐劇をより一層彩る要素になっていると感じました。

この作品は主人公だけではなく同級生それぞれの心境が、彼らの能力の優劣に関わらず描写されているところがポイントだと思います。
その中でも、能力が低い同級生が何とか苦難から抜け出そうと藻掻くシーンは、特に惹きつけられます。

2章に入って、更にどのような展開になるか、楽しみにしています!

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