いろいろな武張りかたがあるものですな!
作者からの返信
そうなんです!
何も武術を習わなくとも立派に武張れます。
見方を変えればガンジーやマザー・テレサも武張っています。
そういえば(笑)
むかし道場にお医者さんがいて、噂ではある分野で、日本で三本の指に入るという話だったんです。で、その人、あんまり上手じゃなくて、「えー、あの人日本で三本の指に入るんだって?」と、みんなニヤニヤしてました。明るくて楽しい人だったんです。
で、後年、別のお医者さんが稽古に来るようになって、だれかが笑いながら聞いたんです。「あの人、日本で三本の指に入るんだって?」
聞かれたお医者さん、真っ青な顔でいいました。
「冗談じゃありませんよ! あの先生は、日本で三本の指じゃなくて、世界で三本の指に入る人です!」
みんな「えーっ」てなりました。
作者からの返信
道場での実力と、道場を出た時の社会人としての顔。
一致しないのはわかっていても、意外な素顔に驚いてしまいます。
世界で三本の指は凄いです。
でも色んな立場の人と仲良くなれるのが道場通いの醍醐味だと思います。
本当にいい社会勉強になりました。
お調子者キャラの人って、実は誰より周りをよく見て空気を読んでいたりしますよね。
最後のシャレにならない冗談(?)にも、気遣いが見えます。
税理士という仕事にも細やかさと信頼性が必要なので、佐嶋さんは小器用な人なのでしょうね。
作者からの返信
当時は「うわっ! やっぱそういう話ってあるんだ」と驚きました。
今から思うと冗談を聞いた後は確かにイライラが見事に消えていたので、気遣いのできる人だったんだろうなあと少しだけ見直しました。
よくダジャレも言っていましたね。
それだけは受けなかったです。
「なぜ昔と比べて現代人はダジャレで笑わなくなったのか。それは言葉の感性がウンタラカンタラ」と力説もしていましたが、もっとよく聞いておくべきだったかも。
〉イヤ冗談じゃないんだけど
……聞かなかったことにしますね!
他人からは変に見えても、その人なりのロジックや信念がある。覚えておきたい。
作者からの返信
実際の彼はよくある笑い話のように話してくれました。
最後の佐嶋の言葉、あくまでもフィクションということにしといてください。
創作物でも現実でも達人は肩に力が入っていません。
飄々としており、常に笑みをたたえています。
もう自分が本当に強いのを知っているので、弱者を叩いてその強さを証明する必要もありません。
僕も達人の真似できるところはないかと考えたら笑顔です。
少なくとも眉間にシワを寄せてはダメです。
単純な動きのスピードや腕力を超えた力がその先にあるはず。
とはいえ、我が身を振り返るとしかめっ面の方が笑顔より圧倒的に多いことに気付いて愕然。
「笑顔も形からはいる。
そうすれば本当に心まで笑えるようになる」
昔の上司に教わりました。
というか今まで忘れていました。
この文を書いている内に思い出してきました。
思い出すきっかけとなる応援コメントをありがとうございました。