善と悪の定義

鯉妄想

善(正義)と悪の定義


結論を先に書くと、善(正義)とは「グループ内の多数派」で、悪とは「グループ内の少数派」であると考える


この場合のグループとは世界であったり、国であったり、地域であったり、人間であったりと様々あるが、

一人の人間に対して複数のグループが存在する


下に例を出すが【】で囲ってるのが一つのグループだ


一人の人間の場合

【世界(一般論)】【国】【地域】【動物】【人間】【性別(男性or女性)】【親戚】【家族】【友達】


人にはもっと細かく複数のグループが存在するが大雑把に思いついたグループは上の例になる

このグループという括りを使って善(正義)と悪の定義の例題を解説しよう


例題)戦争は悪と解ってるのに戦争は無くならない


この場合、「戦争は悪」というのが一つのグループであり、最初に出した【世界(一般論)】のグループになる

「戦争は無くならない」が二つ目のグループで、個人もしくは国(組織)が善としてるから無くならないとなる


二つ目に関して拒否感のある人は居るだろうが、敵から攻められて殺されるのに抵抗するのは悪とする人は少ない

戦争の場合、敵とは国(組織)であり、殺されるとは経済、権利、生命が失われることだ


つまり例題は前半は「戦争は悪」と言っているのに、後半は「戦争は善」と言ってることになる

これは戦争は善でもあり悪でもあると言うことになり、グループ(視点)を変えると善にも悪にもなると言うことだ



ここで厄介なのが何を持って多数派と言うのか?


単純な人数で多数派(正義)は名乗れない

何故なら正義というモノは時間(時代)によって評価が変わる


善と悪には時間と言う軸が存在し、善悪を判断するグループは【過去】【現在】【未来】とあり

過去や未来と一括りにしても【一年前】【一月前】【昨日】【明日】【一か月後】【一年後】と沢山あり、

それらも含めてグループ内の数に数える為、「グループ内の最小数は現在の自分」となる


【過去】【現在】【未来】は、経験として人から聞くことで

自分も他の人の【過去】【現在】【未来】を共有できるが

聞く話より自分が経験した【過去】【現在】【未来】の方が多いために「グループ内の最大数は自分が保有する」ことになり

人から言われても最終的に善悪を判断するのは自分と言うことになる


時間という軸は当たり前だが、過去があり、未来がある

未来とは、先が見えず手探りで探すために間違え易く

善と悪を判断する時に、未来の判断を間違うと善と悪の判断を間違い易い


先に述べた、善(正義)と悪の定義に当てはめると

善と悪のグループ内の数字は「過去=未来」と思ってしまうが、それは間違えだ

「過去<未来」が正しいのであり、過去より未来の方が長いことを意味している

過去とは人類史をさかのぼっても、人類最古のメソポタミア文明の紀元前6500年頃(約8500年前)までしか無いのに比べ

未来は、この先の人類がどれほど長く続くか分からないが

8500年以上続く可能性がある以上、未来の方がグループ内の数は多いと言える

(この場合、途中で人類が途切れるなどの不確定要素は数に関係ないので省く)


善(正義)と悪の定義すると、必ず時間の問題が出てくる

私が結論として出した、善(正義)とは「グループ内の多数派」悪とは「グループ内の少数派」は、

時間の問題や、一般の善悪と個人の善悪の違いも上手く解決できてると思う


凄い簡単にまとめたが、これが私の考えた善(正義)と悪の定義だ

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善と悪の定義 鯉妄想 @koimousou

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