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>「――わかってる。えっと、望月さん」
この場面で、今更のように思ったのですが。
『望月さん』って、良い名前ですね。望む月。あるいは漢文的に「月を望む」でしょうか。
>知らない人だからこそ話せたのに、実は身近にいた、顔見知りだったなんて――
顔も知らない相手と交流していたつもりが、実は知り合いだった……。これ、WEB小説の読み書きをしていたら(感想の書き込みや返信をしていたら)、誰にでも起こり得る話なんですよね。こういうテーマの物語をカクヨムのような場所で読むのって、それはそれで奇妙な面白さがあるな、と思いました。
作者からの返信
この作品は、「小説家になろう」で個人ユーザー様の企画に参加させていただいたものです。
企画の要項として、「月・氷・幻想という言葉の中から、いずれかを絡める」ことになっており、男性を氷上としたので、女性に月を当てようと考えました。
月の字が入る名字をと考えている中、浮かんだのが「望月」
キッカケは、そんな程度でした。
ところが、「望月」は「満月」の異称であると後から知りまして、ぞわりと粟立ったものです。
加えて今回コメントをいただき、ああ、これは朔也にとっての「望むモノ」でもあったのだなーと気づきました。
色んな意味で、すごい名付けになっていたようです。
>顔も知らない相手と交流していたつもりが、実は知り合いだった
これって、楽しくもあり、怖いことでもあると思うんですよね。
生まれた時からネット環境が存在する世代とは、見解の相違もありそうですが……。
今の時代ならではのネタかなーと思って書いた出会いですが、ひと昔前なら「文通」でしょうか。
もっとも文通の場合は、住所がわかっているので、ネット上よりはまだリアリティがありそうです。
それが、恋(〃ω〃)じわ〜
作者からの返信
わあ。そこでじんわりきてくれて、嬉しいです。