中盤にあった『本来あるべき姿』という言葉に、生きた人間としてのキャラクターを感じました。
確かに、ここまで読んできて、この人物ならば「止めておいたほうがいい」と促しそうな人物設定に思えます。でも、時には『設定』にそぐわない行動をするからこそ、人間なんですよね。そこで性格設定通りの行動ばかりしてしまうと、キャラが生きたキャラではなく記号キャラになってしまう。かといって、あまり設定と矛盾した行動ばかりすると「設定が破綻している」と感じられてしまう。この辺は作者の匙加減なのでしょうし、そこが巧みだからこそ、この作品の登場人物たちは生きたキャラになっているのだろう、と改めて感じました。
作者からの返信
葵はともかくとして、朔也の方は、当初予定していたよりも、ずっと生真面目な性格になってしまいました。(シビアで冷めた人が、ヒロインとの関わりを経て変わっていく予定でした)
ここまで書いていく中で、自然に変化してしまったのですが、違和感のない言動だと受け止めてもらえたのであれば、今こうして描かれている朔也で正解だったのだと思っております。
胸がキュンとします(〃ω〃)まだ読みたいけど時間が……。また明日のお楽しみにします。
作者からの返信
わー、胸キュンありますかね。
現代恋愛系の物語をきちんと書いたの、この作品が初めてだったんですよね。
そう言っていただけて、安心しました。