【短編】カクヨム誕生祭のために書き下ろした作品
私がカクヨムを使い始めたのは4月1日だったので、当時、お知らせや投稿作品を見ると「少し前まで面白そうな企画をやっていた」というのを知ることになり、とても羨ましく思ったものでした。
だからカクヨム誕生祭2020には、満を持して参加という気分! 5回のお題で合計11作品を書きました。
翌年のカクヨム誕生祭2021では、一年前より私も忙しくなりましたが、そんな状態であっても大好きなイベントとして参加! 10回のお題で合計15作品を書きました。
カクヨム誕生祭2022の時は「去年ほど忙しくないはず」と思ったのですが、結局11回のお題で合計14作品。
カクヨム誕生祭2023は7回のお題で合計11作品、カクヨム誕生祭2024は8回のお題で合計16作品となりました。
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『四年に一度の神隠し』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894452137
【一言】
カクヨム誕生祭2020、1回目お題は「四年に一度」。
【執筆】
2020年2月29日。
【初出】
「カクヨム」2020年2月29日。
(2020年5月18日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
四年に一度。真っ先に頭に浮かんだのは、うるう年とオリンピックでした。でも、それで素直に書いても、他の方々とネタかぶりするだけだろうし、そもそも物語を思い付きませんでした。
そこで「うるう年の2月29日に、何か特別なことが起こる」と想像して……。こんな物語になりました。
本当ならば、もっと色々と書き込むべき話だと思うのですが、1,200字から4,000字という指定があったので、後半を短くまとめました。
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『四年に一度じゃ早すぎる!』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894454457
【一言】
カクヨム誕生祭2020、1回目お題は「四年に一度」。
【執筆】
2020年2月29日。
【初出】
「カクヨム」2020年2月29日。
(2020年5月18日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題で、もう一つ書いてみました。実生活で『四年に一度』ではないけれど『数年に一度』のものがあるのを思い出し、そこから発想した物語です。
前作が思ったより時間かかったので、今度はなるべく短く、上限の『4,000字』ではなく下限の『1,200字』に近づけようと思いながら書きました。
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『一周年のおめでとう』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894493801
【一言】
カクヨム誕生祭2020、2回目お題は「最高のお祭り」。
【執筆】
2020年3月2日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月2日。
【生まれた経緯】
お題を見て、真っ先に思い浮かんだのがこれでした。誰でも思いつきそうなネタでしょうね。ただ、そのまま書くと指定の文字数には足りないと感じて、無駄に膨らませながら書いてみました。途中、冗長になった感もあるのですが、その部分が終盤で自然と微妙な伏線になってくれたとも思います。
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『人のいない祇園祭』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894497795
【一言】
カクヨム誕生祭2020、2回目お題は「最高のお祭り」。
【執筆】
2020年3月2日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月2日。
(2020年3月9日「エブリスタ」に、2020年5月19日「小説家になろう」に、2020年9月4日「ノベリズム」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題で、もう一つです。実は前の作品を書き始めてすぐに、こちらも頭に浮かびました。学生時代の体験を元ネタにしているのですが、地名や祭りの名称など、曖昧にするのではなく実在のものを記しているので、少し調べながら書くことになりました。それでも間違っている部分があるのではないか、とビクビクしています。
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『パンとバン』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894504220
【一言】
カクヨム誕生祭2020、2回目お題は「最高のお祭り」。
【執筆】
2020年3月2日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月3日。
(2020年5月19日「小説家になろう」に、2021年5月9日「NOVEL DAYS」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題で、さらにもう一つです。ファンタジーやSFならば、色々な祭りを想像して創造できるから、このお題は、その気になればいくらでも書けるはず。そう考えると同時に、どうせ書くならば、そういう空想上のお祭りは避けよう、とも思いました。
その方向性で、現実世界で考えても、可能性は無限に広がります。そもそも比喩的に『祭り』と呼ばれる現象がたくさんあるので……。と考えたところで、こんな作品が出来上がりました。
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『良い子の皆さんは真似しないように』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894532466
【一言】
カクヨム誕生祭2020、3回目お題は「Uターン」。
【執筆】
2020年3月4日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月4日。
(2020年3月9日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
お題の「Uターン」を見た瞬間に、ネタとして使えそうな経験が二つ、頭に浮かびました。特に二番目の方が『小説』の形に加工しやすい、と思って、そちらから書き始めました。
ネタ自体が生々しいので、あまり具体的な設定を盛り込まず、なるべく曖昧に書いています。それが良いのか悪いのか、ちょっとわかりませんが。
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『ひとりUターン渋滞』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894538933
【一言】
カクヨム誕生祭2020、3回目お題は「Uターン」。
【執筆】
2020年3月4日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月4日。
(2020年5月20日「小説家になろう」に、2020年6月21日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
お題を見た瞬間、先に思いついたのは、こちらの方です。ただし、それをどう『小説』にするのか、悩みましたが……。思い切って「会話文を一切使わない」というスタイルで書いてみました。
でも、まだ小説としては、ちょっと足りない気が……。特に、オチが弱い気がするのですけどね。
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『ウイルスは拡散していく』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894587633
【一言】
カクヨム誕生祭2020、4回目お題は「拡散する種」。
【執筆】
2020年3月6日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月6日。
(2020年5月21日「小説家になろう」に、2023年1月25日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
少し時事ネタになってしまうかもしれませんが、やはり、これが思い浮かびました。誰でも書きそうなネタですが、元ウイルス学者として私も書かずにはいられない、と思いました。ただし、専門知識に引きずられる分、文字数制限のある短編では上手くまとめられなかった、という自覚と反省はあります。
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『コンクリートジャングルの中でも』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894588717
【一言】
カクヨム誕生祭2020、4回目お題は「拡散する種」。
【執筆】
2020年3月6日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月6日。
(2020年5月21日「小説家になろう」に、2021年3月23日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
もうひとつ、拡散する種といえば、誰でもパッと思い浮かぶもの。子供の頃の小さな記憶、引越しの思い出なども少しだけ取り入れて、思いっきりフィクションに脚色して……。ラストは、思ったより上手くまとめられたかな、と感じています。
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『七つの月に照らされて』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894627519
【一言】
カクヨム誕生祭2020、5回目お題は「どんでん返し」。
【執筆】
2020年3月8日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月8日。
(2020年5月22日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
どう「どんでん返し」させるか、そこが難しいテーマでした。私の頭に浮かんだのは二つあり、そのうちの一つが、この作品です。異世界ファンタジーの、ある意味、定番かもしれないパターンで書きました。一応、伏線も紛れ込ませたつもりです。
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『電車の中の女神様』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894630526
【一言】
カクヨム誕生祭2020、5回目お題は「どんでん返し」。
【執筆】
2020年3月8日。
【初出】
「カクヨム」2020年3月8日。
(2020年3月10日「エブリスタ」に、2020年5月22日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
もう一つの「どんでん返し」。わかりやすい「どんでん返し」と、わかりにくい「どんでん返し」を含んだつもりです。伏線も曖昧ながら入れたつもりですが、時間が経ったら自分で忘れてしまいそうな『曖昧』なものでした。
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『外に出てはいけません』
https://kakuyomu.jp/works/16816452218994976459
【一言】
カクヨム誕生祭2021、1回目お題は「おうち時間」。
【執筆】
2021年3月8日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月8日。
(2021年4月17日「小説家になろう」に、2021年6月5日「Prologue」に、2022年7月27日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
お題を見て、食事しながら考えて、執筆して……。一時間くらいで投稿できました。「今年は忙しいはずだから、なるべく手短に!」というのも自分に対する課題の一つなので、その点は満足しています。
最初に構想したのは「大病してリハビリを苦労して、ようやく外出できるくらいに体を動かせるようになったけれど、皮肉なことに世間はステイホーム」という物語。自分が病気でリハビリした時の経験を活かしてみよう、と考えたのですが、それはこんなイベントで使うネタではないだろう、と思ったのでボツ。
続いて「外は大変な状況だから、ということで、両親と一緒に、家に閉じこもる子供。でも子供は、意味がよくわかっていない。子供目線で描かれる物語の終盤、ライフルを持って父親が外出することで、『外』で蔓延しているのがコロナではなくゾンビだと読者に明かされる」というのを考えましたが、「実はゾンビだった」というオチを上手く書く自信がなかったり、少し捻って「……という妄想の大人。ゾンビではなく、ただのコロナ感染者を殺してしまう」では変に社会風刺っぽくなりそうだったり、ということで第二案もボツ。
結局「家に閉じこもる子供」だけ取り入れて、こんな作品になりました。
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『夢の中でも走り続けて』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219031992604
【一言】
カクヨム誕生祭2021、2回目お題は「走る」。
【執筆】
2021年3月10日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月10日。
(2021年4月17日「小説家になろう」に、2022年6月7日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
お題を見た途端、後悔しました。運動会のリレーについての短編を1月末に投稿したのですが、あれは元々、夏に考えた作品。「スポーツの秋になればどこかのコンテストかイベントでお題になるだろうから」と保留にして、でも秋には執筆の機会がなく、さらに一年も待つことは出来ず、冬に書いて投稿したものだったからです。こんなことならば、もう少し待てば良かった!
慌てて考え始めましたが……。まず頭に浮かんできた物語は、オチが弱い気がしてボツ。でも続いて考えた「日本は4月から一年が始まる、というのをアメリカでアジア人に話したら驚かれた経験を活かして、そこから物語を始めて、3月は忙しくて走るから師走みたいなものであり、だから日本の年末は3月」という物語では、もっとオチが弱い!
結局、一度はボツにした第一案で書きました。
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『女の直観』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219066912367
【一言】
カクヨム誕生祭2021、3回目お題は「直観」。
【執筆】
2021年3月12日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月12日。
(2021年4月17日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
正午になったらカクヨム内の特設ページでお題を見て、それから昼食へ行き、食べながら構想。ここまでは2回目までと同じですが、戻ってきTwitterを見たら愕然。3回目のお題、私は「直感」だと思っていたのに、実は「直観」だったのです。
慌てて「直観」を調べました。その結果「直感」で考えていた構想をアレンジして、このような作品になりました。
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『ちょっかん』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219068592966
【一言】
カクヨム誕生祭2021、3回目お題は「直観」。
【執筆】
2021年3月12日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月12日。
【生まれた経緯】
もうひとつ「直観」で書きました。「直感」と「直観」の違いでバタバタした経験を、そのまま活かした作品です。さらに、上記作品を考えた際の没案も、作中作として取り入れました。
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『特別なアジサイの花』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219124109006
【一言】
カクヨム誕生祭2021、4回目お題は「ホラー」or「ミステリー」。
【執筆】
2021年3月15日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月15日。
(2021年4月18日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
お題「ホラー」or「ミステリー」を見る10分ほど前に、他サイトで「ミステリー要素のあるホラー短編」を投稿したばかりでした。
後悔しましたが、改めて別の「ミステリー要素のあるホラー短編」を考えました。
このような即興イベントにしては珍しく、調べ物をして書いた短編です。それもWEB検索による調べ物だけでなく、しまってあった紙の本を引っ張り出す、という作業までするほどでした。
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『23世紀のスマホ』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219158149831
【一言】
カクヨム誕生祭2021、5回目お題は「スマホ」。
【執筆】
2021年3月17日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月17日。
(2021年4月18日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
スマホを使ったことのない私には、難しいお題でした。PCではスマホアプリも使っているので、そちらへ逃げようかとも思いましたが、結局は、もっと逃げた形になりました。「スマホ」という名称から考えていった形ですた。
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『これを読めばあなたも私の仲間になる』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219193489867
【一言】
カクヨム誕生祭2021、6回目お題は「私と読者と仲間たち」。
【執筆】
2021年3月19日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月19日。
(2021年4月18日「小説家になろう」に、2024年10月2日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
素直に考えるならば、『読者』や『仲間たち』もある以上、『私』イコール書き手になるのでしょう。でも素人作家を主人公とした短編は今までいくつも書いてきたので、それは避けようと思って……。では『私』とは一体誰なのか。そう考えたら、こんな作品になりました。
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『読者がいるから仲間がいるから』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219200273672
【一言】
カクヨム誕生祭2021、6回目お題は「私と読者と仲間たち」。
【執筆】
2021年3月19日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月19日。
(2021年4月18日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもう一つ。実は、先に思いついたのはこちらでした。ちょっと私には難しい作風かもしれない、と思ってとりあえずパスしたのですが、結局これも書いてしまいました。
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『21代目の独り言』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219251181542
【一言】
カクヨム誕生祭2021、7回目お題は「21回目」。
【執筆】
2021年3月22日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月22日。
(2021年3月23日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
お題を見て真っ先に思い浮かぶのは、昔のドラマのタイトル。それは私だけではなく、たくさんの方々が同様だったようです。
しかし、それは『21回目』の『回目』に反応しただけであり、『21』という数字の方ではありません。だから「なぜ『21』なのだろう?」と考えてしまい、このような作品が出来上がりました。
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『ダイイングメッセージ10101』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219258708768
【一言】
カクヨム誕生祭2021、7回目お題は「21回目」。
【執筆】
2021年3月22日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月22日。
(2021年4月19日「小説家になろう」に、2024年7月10日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題で、もうひとつ。『21』という数字について調べたら『10101』が出てきたので、それもネタに使いたいと考えて、こんな物語になりました。
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『僕はきちんと数えていなかったけれど21回目の失恋だったらしい』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219261351503
【一言】
カクヨム誕生祭2021、7回目お題は「21回目」。
【執筆】
2021年3月22日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月22日。
(2021年4月19日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題で、さらにもうひとつ。今度は別に『21』でなくても成り立つ話ですが、頭に浮かんだ物語を捨てきれず、書いてしまいました。
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『友人Kの好きなタイプは』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219287720380
【一言】
カクヨム誕生祭2021、8回目お題は「尊い」。
【執筆】
2021年3月24日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月24日。
(2021年4月20日「小説家になろう」に、2022年11月19日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
お題を見た瞬間に思ったのは「最近よく聞く言葉だな」ということ。本来の意味とは微妙に違うニュアンスで使われるようになった、若者言葉の一種なのでしょう。
そういうのは、年寄りの私には苦手です。よっぽど今回はパスしようかと思いましたが、せっかくここまで皆勤のはずなので、なんとか書いてみました。
どういうニュアンスで使われるのか、よくわからないので調べたところ、思いついた物語です。
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『そろそろしたいソロデビュー』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219322026832
【一言】
カクヨム誕生祭2021、9回目お題は「ソロ〇〇」。
【執筆】
2021年3月26日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月26日。
(2021年4月20日「小説家になろう」に、2022年9月28日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
一人カラオケとか一人焼肉とか、私が学生の頃には一人では行きにくかった店も、いつの間にか、気軽に入れる時代になってきた気がします。そう考えると「ソロ〇〇」というお題は、今の時代を理解していないと書けないテーマだと感じました。
だから本質から逃げて言葉遊びに走ったのですが、そうなると作品タイトルは頭に浮かんでも肝心の内容は思いつかないものばかりで……。結局、私自身とは異なる立場の「ソロ〇〇」を想定して、このような物語になりました。
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『ソロ番アルバイト』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219324240968
【一言】
カクヨム誕生祭2021、9回目お題は「ソロ〇〇」。
【執筆】
2021年3月26日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月26日。
(2021年4月20日「小説家になろう」に転載)。
【生まれた経緯】
同じお題で、もうひとつ。これこそ、発想のきっかけは言葉遊びかもしれません。
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『合格はゴールではないけれど』
https://kakuyomu.jp/works/16816452219377277393
【一言】
カクヨム誕生祭2021、10回目お題は「ゴール」。
【執筆】
2021年3月29日。
【初出】
「カクヨム」2021年3月29日。
【生まれた経緯】
お題を見て最初に思ったのは、今年の最後だから「ゴール」なのだろう、ということ。でもゴールには色々ありますし、なるべく変わった「ゴール」にしたかったのですが……。結局、ごくごく一般的な「ゴール」を選んで、こんな形になりました。
一年前のKACイベントでも限りなくエッセイに近い現代ドラマを書きましたが、それと似た感じ。ただし、あくまでもエッセイではなく小説のつもりです。特に今回は、重要なポイントで、私自身とは少し異なる設定の主人公にしています。
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『二刀流と呼ばないで』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861216736313
【一言】
カクヨム誕生祭2022、1回目お題は「二刀流」。
【執筆】
2022年3月1日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月1日。
【生まれた経緯】
お題の「二刀流」から真っ先に浮かんだのは野球選手ですが、実在の人物を小説に使うわけにはいきません。野球から離れようと考えたところで、同じ球技繋がりでサッカーを連想して、こんな物語になりました。
サッカーは野球とは異なり足を使う競技という点が、一応のポイントでしょうか。
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『非力な僕の二刀流』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861269182255
【一言】
カクヨム誕生祭2022、1回目お題は「二刀流」。
【執筆】
2022年3月3日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月3日。
(2022年5月1日「エブリスタ」に、2022年12月25日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもう一つ。
二刀流について考えれば考えるほど、好きな時代劇の一場面が頭に浮かんできて……。それを少し元ネタにして、異世界ファンタジーとして書いてみました。
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『現在カクヨムでは推し活が推奨されています』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861300131096
【一言】
カクヨム誕生祭2022、2回目お題は「推し活」。
【執筆】
2022年3月4日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月4日。
【生まれた経緯】
今回のお題は、カクヨム的には時事ネタっぽい。そう思ったので、そのままストレートにネタにしてみました。
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『私の推し活は本物志向』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861395334984
【一言】
カクヨム誕生祭2022、2回目お題は「推し活」。
【執筆】
2022年3月7日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月7日。
(2022年5月1日「エブリスタ」に、2022年12月25日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもう一つ。
1作品目が変化球っぽい「推し活」だったので、もっとストレートな「推し活」でも一つ書きたくなりました。男性アイドルを好きな、熱心なファンの「推し活」物語を考えました。
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『そう来ると思ったぜ!』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861442323474
【一言】
カクヨム誕生祭2022、3回目お題は「第六感」。
【執筆】
2022年3月9日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月9日。
【生まれた経緯】
このページの一番上にあるように、私にとって一年目のKACイベントの最初のお題は「四年に一度」でした。カクヨムが生まれて四周年だったからでしょう。
同じ理由で、今年『六』を含むお題が来るのは想定の範囲内。お題を見て、そんなことを考えてしまったので、それをネタにしてみました。
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『ツッコミはもっと激しく!』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861501987437
【一言】
カクヨム誕生祭2022、4回目お題は「お笑い/コメディ」。
【執筆】
2022年3月11日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月11日。
(2022年12月25日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
今回のお題を見て、私の頭に浮かんできたのは、お笑い芸人のコンビが頑張る光景でした。そこから想像を膨らませて、あえてストレートなコメディとは違う方向性で書いてみました。
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『8月8日に生まれて』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861583044523
【一言】
カクヨム誕生祭2022、5回目お題は「88歳」。
【執筆】
2022年3月14日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月14日。
【生まれた経緯】
今回のお題を見て最初に頭に浮かんだのが「年寄りの冷や水」的なオチだったので、それを素直に書きました。一応序盤に「88歳」ならではの数字的なネタを組み込んでいます。
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『今日も焼き鳥』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861643342702
【一言】
カクヨム誕生祭2022、6回目お題は「焼き鳥が登場する物語」。
【執筆】
2022年3月16日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月16日。
【生まれた経緯】
お題を見て頭に浮かんだ方向性が2つあり、片方は食べられない「焼き鳥」でした。しかもストレートに物語に組み込むのも大変なので、わざわざ異世界ファンタジーにしてみました。
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『しあわせのおつまみ』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861644016444
【一言】
カクヨム誕生祭2022、6回目お題は「焼き鳥が登場する物語」。
【執筆】
2022年3月16日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月16日。
(2022年12月27日「小説家になろう」に、2024年2月28日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
2作品目は、食べ物の「焼き鳥」です。「しあわせの青い鳥」という言葉が頭に浮かび、これを焼き鳥にする物語は出来ないだろうかと考えた末、こうなりました。
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『冒険者は一期一会』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861691359273
【一言】
カクヨム誕生祭2022、7回目お題は「出会いと別れ」。
【執筆】
2022年3月18日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月18日。
(2022年12月27日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
短編作品に「出会いと別れ」を組み込もうと考えた時、まず頭に浮かんだのは、同じ一つの場面が『出会い』にも『別れ』にもなるように書く。というものでした。その方向性ならば、恋愛でも現代ドラマでも異世界ファンタジーでも書けそうでしたが……。結局、異世界ファンタジーを選びました。
――――――――――――
『いつも私を助けてくれる』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861779315438
【一言】
カクヨム誕生祭2022、8回目お題は「私だけのヒーロー」。
【執筆】
2022年3月21日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月21日。
(2022年12月27日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
単なる「ヒーロー」ではなく私だけのヒーロー」。どんな「ヒーロー」ならば「私だけ」になるのか、というように考えていきました。
――――――――――――
『猫の手を借りる正しいやり方』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861843254664
【一言】
カクヨム誕生祭2022、9回目お題は「猫の手を借りた結果」。
【執筆】
2022年3月23日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月23日。
(2022年12月27日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
「猫の手を借りる」といえば「猫の手も借りたい」。しかも「結果」なのだから……。そう考えたら、こんな物語が頭に浮かんできました。
――――――――――――
『真夜中でいいのかな?』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861892179684
【一言】
カクヨム誕生祭2022、10回目お題は「真夜中」。
【執筆】
2022年3月25日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月25日。
(2022年12月27日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
「真夜中」というお題を見て最初に頭に浮かんだのが「夜中や深夜とはどう違うの?」という疑問。それを素直に元ネタにしました。
――――――――――――
『残された日記 ――被害者と殺人者――』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861983334440
【一言】
カクヨム誕生祭2022、11回目お題は「日記」。
【執筆】
2022年3月28日。
【初出】
「カクヨム」2022年3月28日。
(2022年12月27日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
どんな物語でも作れそうな、自由度の高いお題だと感じました。ならば「日記」そのものをオチにしてみよう。そんな発想から始まって、結局こんな物語になりました。
――――――――――――
――――――――――――
『ツンドクなアタシが通う本屋さん』
https://kakuyomu.jp/works/16817330653862288338
【一言】
カクヨム誕生祭2023、1回目お題は「本屋」。
【執筆】
2023年3月1日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月1日。
(2023年5月10日「エブリスタ」に、2024年5月5日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
12時に発表されたお題を見て、1時間くらい他の用事があった間に頭の中で考えて、1時過ぎから書き始めて、2時ごろ投稿。もちろんもっと速筆の方々もたくさんおられますが、自分としては悪くない執筆ペースだと思います。
お題の「本屋」を見て最初に頭に浮かんだのは、久しぶりに本屋へ足を運んだ時の出来事でした。でもそのまま書いたらエッセイだし、それを物語に変換するのも難しそう。ルール上はエッセイでも構わないけれど、個人的には避けたい。そこで「手っ取り早いのは本屋を舞台にしたホラーか恋愛だな」と考えたら、こんな物語が浮かんできました。
――――――――――――
『ぬいぐるみ好きな白い魔法士』
https://kakuyomu.jp/works/16817330653943295507
【一言】
カクヨム誕生祭2023、2回目お題は「ぬいぐるみ」。
【執筆】
2023年3月3日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月3日。
(2023年7月2日「小説家になろう」に、2024年1月7日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
投稿したのは午後4時過ぎでしたが、確か書き始めたのは1時前だったはず。どうやら今回は執筆に3時間以上かかったようです。
お題「ぬいぐるみ」から物語として真っ先に頭に浮かんだのは「ぬいぐるみが動く」みたいなホラー。ただしそれ自体は頭の中でハッキリした形にならず、結局ぬいぐるみは動かずに、このような物語としてまとまりました。
――――――――――――
『彼女が彼と別れた理由』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654075669170
【一言】
カクヨム誕生祭2023、3回目お題は「ぐちゃぐちゃ」。
【執筆】
2023年3月6日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月6日。
(2023年7月2日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
執筆そのものは30分くらいで、777文字ちょうどの作品です。
最初に「ぐちゃぐちゃ」から「くちゃくちゃ」が頭に浮かび、突拍子もない猟奇的なホラーを考えましたが……。それは没にして、もっと現実的な物語として考え直したら、ここうなりました。
――――――――――――
『ぐちゃぐちゃを見て困った男』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654103217223
【一言】
カクヨム誕生祭2023、3回目お題は「ぐちゃぐちゃ」。
【執筆】
2023年3月6日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月7日。
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。入浴中に「去年のKACで書いた『そう来ると思ったぜ!』と同じキャラクラターを利用すれば簡単に書けそう」と思いつき、風呂から上がってベッドの中で1時間くらいかけて書きました。
――――――――――――
『「持病の癪が……」と彼女は言った』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654162381610
【一言】
カクヨム誕生祭2023、4回目お題は「深夜の散歩で起きた出来事」。
【執筆】
2023年3月8日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月8日。
(2023年7月2日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
お題を見て真っ先に頭に浮かんだのはボーイミーツガール。「主人公が深夜の散歩中、電柱の横で『持病の癪が……』と言いながらうずくまっている女性と出会う」という光景でした。
とはいえ、今時「持病の癪が……」なんて時代劇みたいなセリフを言う人がいるとは思えません。だからその理由を考えて、こんな物語が出来上がりました。
――――――――――――
『真夜中の屋根裏の散歩者』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654176589690
【一言】
カクヨム誕生祭2023、4回目お題は「深夜の散歩で起きた出来事」。
【執筆】
2023年3月8日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月9日。
(2023年7月3日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。今度は「散歩といえば普通は外出だけど、外ではなく屋内の散歩もありえるよな?」というのを発想の原点にして、一つ二つの没案を経た後、このような形でまとまりました。
――――――――――――
『脱いだらすごいのよ』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654246706367
【一言】
カクヨム誕生祭2023、5回目お題は「筋肉」。
【執筆】
2023年3月10日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月10日。
(2023年7月3日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
最初の頭に浮かんできたのは異世界ファンタジーでした。
凄い筋肉の持ち主ばかりで結成された冒険者パーティーがあって、他の冒険者たちからも恐れられていたけれど、実は魔法で作った幻だった……というお話。でも「他の冒険者に対して虚勢を張っている」というだけの理由で魔法を使い続ける、というのはどうも設定が納得いかない。というよりも、これでは設定だけで、肝心の物語が浮かんでこない。
そこでこれを没にして、普通に現代ものとして考え直して……。結局「『凄い筋肉』が実は違う」という部分だけ残して、こんな物語になりました。
――――――――――――
『7を7つ揃えた男』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654378326431
【一言】
カクヨム誕生祭2023、6回目お題は「アンラッキー7」。
【執筆】
2023年3月13日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月13日。
【生まれた経緯】
最初の頭に浮かんできたのは、大学時代にコンビニで経験した出来事。レシートの合憲金額が777円になって、レジの女性から「おめでとうございます」と言われたことがありました。
別に支払い金額で何か決まるようなイベントが行われていたわけでもないので、全く意味がない「おめでとうございます」でしたが……。「支払い金額で何か決まるようなイベント」と似たものとして、ちょうどカクヨムでは読書量の文字数によるくじイベントが開催中。そのイベントを作中にそのまま持ってきて、そこで「7を7つ揃う」という状況を物語にしてみました。
――――――――――――
『レシート777』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654379320223
【一言】
カクヨム誕生祭2023、6回目お題は「アンラッキー7」。
【執筆】
2023年3月13日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月13日。
(2023年7月3日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。1作品目の投稿から約1時間後には書き上げて、投稿できました。
今度は先ほどのレシートの経験を少し取り入れて、現実では私一人だったところを「もしも同じ状況で一人ではなく、恋人が一緒だったら?」と想像して、こんな物語になりました。
――――――――――――
『そのお題はクリティカルヒットだった』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654464132981
【一言】
カクヨム誕生祭2023、7回目お題は「いいわけ」。
【執筆】
2023年3月15日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月15日。
【生まれた経緯】
「いいわけ」という言葉を見て最初に頭に浮かんできたのは、今年のKACイベントで自分にいいわけしながら執筆していたこと。お題をかなり強引に使った回も多く、その度に自分に対して「いいわけ」していたような気がします。
それを素直に記すことにしました。ただしエッセイではなくあくまでも小説にしたかったので、去年のKACで書いた『そう来ると思ったぜ!』や今年の『ぐちゃぐちゃを見て困った男』と同じキャラクラターたちを再利用しました。
――――――――――――
『筋肉自慢の男が深夜の散歩中に見つけた本屋に入ると、ぐちゃぐちゃと綿の詰まったぬいぐるみが店員だった。その本屋を出た直後「いいわけの魔女」から「アンラッキー7の呪い」をかけられる。』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654531621476
【一言】
カクヨム誕生祭2023、7回目お題は「いいわけ」。
【執筆】
2023年3月16日。
【初出】
「カクヨム」2023年3月17日。
(2023年7月3日「小説家になろう」に、2023年10月17日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。いや「同じお題」どころか、最後なので前回までの6つのお題も組み込もう、という試みで考えた物語です。
実は今回のお題「いいわけ」を見る前から、ぼんやりと頭の中で物語を考え始めていました。大筋としては、とりあえず「本屋」「ぬいぐるみ」「深夜の散歩で起きた出来事」「アンラッキー7」あたりからの発想です。
お題発表の数時間後くらいには、もう頭の中では出来上がっていたのですが、かなり長くなりそうなので執筆は後回しとなりました。
なお、せっかくなので作中だけでなく作品タイトルにも7つのお題を取り入れています。
――――――――――――
――――――――――――
『目の前の問題を解決しないと、きっと私、消えちゃう』
https://kakuyomu.jp/works/16818093072858040728
【一言】
カクヨム誕生祭2024、1回目お題は「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」。
【執筆】
2024年2月29日。
【初出】
「カクヨム」2024年2月29日。
【生まれた経緯】
お題の中の「三分」という部分から、最初の思い浮かんだのがウルトラマンとカップラーメンでした。また「やらなければならないこと」という部分にも着目、「やりたいこと」ではなく「やらなければならないこと」ならばそれほど必要性も高いはず。ならば「それをしないと自分が消滅」という三分の時間制限……という方向性で書いてみました。
――――――――――――
『これが本日最後のチャンス』
https://kakuyomu.jp/works/16818093072905798470
【一言】
カクヨム誕生祭2024、1回目お題は「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」。
【執筆】
2024年3月1日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月1日。
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。今度はカップラーメンに関連したお話です。
飼っている犬を見て思いついた内容ですが、まだ開催中の公式自主企画「猫の日記念」の方にも参加できるよう、犬ではなく猫を中心にした物語として書いてみました。
――――――――――――
『ホラー小説のネタ探し』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073075450105
【一言】
カクヨム誕生祭2024、2回目お題は「住宅の内見」。
【執筆】
2024年3月4日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月4日。
(2024年4月10日「エブリスタ」に、2024年7月3日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
「住宅の内見」といえばホラーの定番。そう思ったので、そのままストレートに(オチだけは少しだけ捻って?)書いてみました。
「この内容ならササッと書ける!」と思ったのに、それでも1時間近くかかりました。
――――――――――――
『部屋探しは慎重に』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073130308540
【一言】
カクヨム誕生祭2024、2回目お題は「住宅の内見」。
【執筆】
2024年3月5日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月5日。
(2024年7月3日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。まだ開催中の公式自主企画「猫の日記念」の方にも参加できるよう考えたのですが「内見しに行ったら猫がいた」というありきたりな方向性しか思いつかず……。
思いついたはいいけれど没にするつもりで、でも一晩寝たら「せっかくだから書いておこう、投稿しておこう」と気が変わり、オチの見せ方だけ少し考え直して、こんな物語になりました。
――――――――――――
『不幸の小箱』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073309423891
【一言】
カクヨム誕生祭2024、3回目お題は「箱」。
【執筆】
2024年3月8日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月8日。
(2024年5月25日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
今回のお題「箱」を見た瞬間、頭を抱えたくなりました。以前に応募した光文社ショートショート(第20回)と同じテーマであり、だから「箱」は既に考え尽くしたテーマ。これ以上は何も思い付かない、という気持ちになったのです。
そこで思い切って、それよりさらに古いアイデアを引っ張り出してきました。以前に書こうと思って結局やめてしまった短編ホラーで、不幸の手紙の「手紙」を「箱」に変えた話。ただし当時の構想はもう忘れてしまったので、冒頭の『不幸の手紙の「手紙」を「箱」に変えた』という部分だけ拾ってきて、その後の展開は新たに考えて……。
結局こんな物語になりました。ホラーではなく現代ドラマです。
――――――――――――
『箱の中身は透明な靴』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073356592934
【一言】
カクヨム誕生祭2024、3回目お題は「箱」。
【執筆】
2024年3月9日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月9日。
(2024年3月10日「エブリスタ」に、2024年5月25日「小説家になろう」転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。もうすぐ締切の別の短編コンテスト向けに考えていて、でも執筆には至らなかったプロットの使い回しです。
そちらは「お宝」テーマのコンテストで、短編コンテストといってもかなり長めの短編を応募する必要のあるコンテスト。それほどのボリュームの作品としては書けそうもなかったため、そちらの応募作品としては没だったのですが、KAC作品としてならば大丈夫なはず。ほぼ最初の想定通りの物語になりました。
――――――――――――
『ささくれエピソードを語る男』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073484431598
【一言】
カクヨム誕生祭2024、4回目お題は「ささくれ」。
【執筆】
2024年3月11日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月11日。
【生まれた経緯】
お題の「ささくれ」が平仮名4文字なのを見て「勝手に漢字を当てはめて、運営側が想定している『ささくれ』とは別の『笹くれ』とか『ささ暮れ』とかにしても良いのでは?」と考えて、そのまま書いてみました。
明らかに小ネタだったので「これならば800文字ジャストに収まりそう」とも思い、そのように文字数調整も行いました。
――――――――――――
『ささくれが示す親不孝』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073490030830
【一言】
カクヨム誕生祭2024、4回目お題は「ささくれ」。
【執筆】
2024年3月11日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月11日。
(2024年5月25日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。今度は真面目に「ささくれ」を使って書くつもりで少し調べたところ、出てきたのが「ささくれは親不孝」という迷信。有名な迷信という話ですが私は知らず、むしろ「親不幸」や「親」関連で私がすぐに思い浮かぶのは「夜、爪を切ると親の死に目に会えない」と「一番の親不孝は親より先に死ぬこと」でした。
しかし、そうして別の迷信が頭に浮かんだおかげで、それらを繋ぎ合わせて、こんな物語が書けました。
――――――――――――
『「話さないで」と言われたら』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073657638162
【一言】
カクヨム誕生祭2024、5回目お題は「はなさないで」。
【執筆】
2024年3月14日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月14日。
(2024年5月25日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
お題の「はなさないで」は敢えて平仮名になっているので、どの漢字で考えるのかは書き手次第。私の頭にすぐ浮かんだのは「話さないで」と「離さないで」だったので、そこからストレートに書いてみました。
――――――――――――
『池に魚を放さないで』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073697163997
【一言】
カクヨム誕生祭2024、5回目お題は「はなさないで」。
【執筆】
2024年3月15日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月15日。
(2024年5月25日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。少し奇を衒う感じの物語にしたかったのですが、色々と考えても思いつかず……。結局ありがちな内容ですが、昔の趣味だった釣りからの連想で、魚の放流に関わる話になりました。
――――――――――――
『あえずに食べる』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073915095746
【一言】
カクヨム誕生祭2024、6回目お題は「トリあえず」。
【執筆】
2024年3月18日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月18日。
【生まれた経緯】
Twitterで見たお題発表ツイートには、お題の「トリあえず」と一緒に『皆勤賞受賞者には抽選でトリのブックカバー、または、トリぐるみをプレゼント』と書かれていました。それを見れば「トリ」はカクヨムのトリ、あるいはそのモデルっぽい鳥や鶏をイメージして「トリ関連のプレゼントに会えない(もらえなかった)」が、最初に頭に浮かんできそう。
ネタ被りは避けたいので、せめて「あえず」を「会えず」以外にしたいと考えたら、こんな物語になりました。
――――――――――――
『このごろクラスに流行るもの』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073932190630
【一言】
カクヨム誕生祭2024、6回目お題は「トリあえず」。
【執筆】
2024年3月18日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月18日。
(2024年5月26日「小説家になろう」に、2024年7月24日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
風が強い日でした。強風にもかかわらずスカートで自転車をこぐ学生を目にして「風でスカートがめくれないよう注意しないといけないから大変だろう」と思いました。
風でスカートがめくれる現場を直接目撃したわけでもなく、そんな光景を想像したわけでもないですが、ただ言葉としての「風でスカートがめくれる」から思い出したのが、昔「スカートめくり」を題材としたアニメがあったこと。そこからの連想で、こんな物語になりました。
――――――――――――
『僕たちの空は赤い空』
https://kakuyomu.jp/works/16818093074100346696
【一言】
カクヨム誕生祭2024、7回目お題は「色」。
【執筆】
2024年3月21日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月21日。
(2024年5月26日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
黒とか白みたいな特定の色ではなく、あくまでもお題は「色」なので、何か一色でなく複数の色を使いたい。さらに、色に関する科学的な話も組み込みたくて「そういえば空の色が青いのは……」と考えたら、こんなSFになりました。ただしSFとして書いたものの「このオチならSFというよりはホラー?」と思ったので、投稿ジャンルはホラーにしています。
――――――――――――
『黒竜を駆る』
https://kakuyomu.jp/works/16818093074105286297
【一言】
カクヨム誕生祭2024、7回目お題は「色」。
【執筆】
2024年3月22日から3月23日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月23日。
(2024年3月25日「エブリスタ」に、2024年5月26日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
最初に「色」から思い浮かべたのは、ちょうど最近テレビで見たばかりの三毛猫の話。三毛猫がメスばかりという話や、おそらく最初は一匹の突然変異から始まったと言う話を、遺伝子の側面から解説していました。
そのままでは面白くないので、例えばゴブリンみたいなモンスターに置き換えて、異世界ファンタジーで科学的な物語を書こうと考えたのですが……。肝心の物語が上手く思いつかず、そうした科学的な話は一切カット。色違いのモンスターという要素だけを残して、ちょうど他サイトの短編コンテストのテーマとして「おなかが空いた」があったのでそれも利用。かなりオーソドックスな異世界ファンタジーになりました。
――――――――――――
『危ないので眼鏡をかけよう』
https://kakuyomu.jp/works/16818093074339727104
【一言】
カクヨム誕生祭2024、8回目お題は「めがね」。
【執筆】
2024年3月25日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月25日。
(2024年5月26日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
お題の「めがね」から「みんな眼鏡」みたいな場面が頭に浮かんできて「眼鏡専用車両」というタイトルで書こうと思ったのですが……。kん作してみたら、かなり有名なアニメの歌などに「眼鏡専用車両」は出てくるらしい。だからタイトルは変更して、それでも物語そのものは当初の想定通りの方向性で、簡単なホラーになりました。
――――――――――――
『テストが100点になる眼鏡』
https://kakuyomu.jp/works/16818093074352353303
【一言】
カクヨム誕生祭2024、8回目お題は「めがね」。
【執筆】
2024年3月25日。
【初出】
「カクヨム」2024年3月25日。
(2024年5月26日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
同じお題でもうひとつ。ありがちな発想でしょうが、今度は「特別なものが見える眼鏡」というのが頭に浮かび、こんな物語になりました。
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