【短編】カクヨム以外の公式イベント参加用
カクヨムのKACイベントほど大規模ではないとしても、他の小説投稿サイトなどでも公式イベントは行われます。コンテストと違って作品に優劣はつけられませんが、それが物足りないというだけでなく、逆に「だからこそ良い」という側面もあるかもしれません。
そんな公式イベント参加用に書いた作品をまとめました。
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『川で魚と戯れる』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891299375
【一言】
「セルバンテス」ピックアップ企画(第3回テーマ「魚」)参加用。
【執筆】
2019年9月24日。
【初出】
「カクヨム」2019年9月24日。
(2019年10月25日「小説家になろう」に転載)
【生まれた経緯】
今月の1日に登録してみた「セルバンテス」。今年の2月に開設なので、比較的新興のサイトのようですが。そちらでは、ちょうど今月から「運営が二週間に一度、テーマを決めて5作品ピックアップする」という試みが行われており、その場で次回のテーマも公表されるため、第2回からは「指定されたテーマを利用者がキーワード設定することで、運営に作品を読んでもらえる」という形になっていました。その第二回のテーマが『月』だったので、以前にカクヨムで書いた『月見ケーキ ――翻訳係が無能女神だった件――』を転載したところ、見事ピックアップされました! そこで調子に乗って、第3回のテーマ『魚』にちなんで一つ短編を書いてみた、という次第です。
私としては、カクヨムでいうところの自主企画のノリですね。ただし自主企画とは違って、選ばれたからといってワッと読まれるわけでもないし、他の方々との交流もないわけですが。ともかく、そんな経緯ですので、本来はそのサイトに真っ先に投稿するべきなのでしょうが、それでも最初はカクヨムに投稿して、翌日そちらへ転載しました。「自分がメインで使っている小説投稿サイトはカクヨムだから」という、せめてもの矜持です。
内容としては、いつか書いてみたい(でも上手く書ける自信がない)と思っていた釣りネタ。それをこの機会に使いつつ、少しアレンジを加えています。この『アレンジ』分があるために、ジャンルは「現代ファンタジー」としておきました。
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『不幸の子犬』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891897640
【一言】
「セルバンテス」ピックアップ企画(第5回テーマ「犬」)参加用。
【執筆】
2019年10月24日から10月26日。
【初出】
「カクヨム」2019年10月26日。
(2019年10月27日「小説家になろう」に、2020年9月14日「ノベリズム」に、2021年9月17日「ステキブンゲイ」に、2023年10月25日「エブリスタ」に転載)
【生まれた経緯】
以前の『川で魚と戯れる』と同じようなパターンです。「セルバンテス」で提示されたテーマ――今回は『犬』――にちなんで、一つ短編を書いてみました。やはり初出はカクヨムにして、後からそちらへ(ついでに「小説家になろう」にも)転載しました。
正直『犬』というテーマで最初に考えていたのは、現代ドラマ。自分の人生経験の中にある犬関連のエピソードを活かすつもりでしたが、組み合わせたり膨らませたりしても、しっくり来なくて……。ファンタジー要素を加えたプロットは一つ思いついたのですが、それはそれで、実体験とファンタジーの繋ぎ目が少し不自然な気がしてボツ。
思い切って自分の経験談をバッサリ切り捨てることにして、前々から頭の中にあったホラー短編のボツ案と合体。犬をテーマにしたおかげで物語が膨らんで、ボツ案がボツ案ではなくなり、ようやく書けた感じでした。
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『犬の散歩とジョギング少年』
https://kakuyomu.jp/works/16817330649777789049
【一言】
「Prologue」イラストから物語を紡ぐ創作イベント参加用。
【執筆】
2022年10月2日。
【初出】
「Prologue」2022年10月2日。
【生まれた経緯】
参加したイベントは「Prologue」単独の開催ではなく、イラストレーターの方々の集まりとのコラボイベント。イラストレーターの方々が発表したイラストに「Prologue」ユーザーが小説をつける、というものでした。
私は5作品で参加しました。順番が前後しますが、これはそのうち3作品目です。
元気に走り出した犬、飼い主の少女、ジョギングしている少年が描かれているイラストでした。三者の関係について妄想をふくらませたら、こんな物語が出来上がりました。
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『またお会いしましたね』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650187538943
【一言】
「Prologue」イラストから物語を紡ぐ創作イベント参加用。
【執筆】
2022年10月1日。
【初出】
「Prologue」2022年10月2日。
【生まれた経緯】
同じく「イラストから物語を紡ぐ創作イベント」にて書いた作品です。執筆・投稿はこれが2番目でした。
猫や花、お化けや自転車など、メインとなる少女以外に色々と描かれていているイラストで、さらに「夏の終わりに新しいお友だちができました」という文章が添えられていました。その「新しいお友だち」はお化けの方なのか、あるいは黒猫の方なのかと考えているうちに、絵の中の少女がこちらを見ていることに気づき、こんな物語を思いつきました。
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『おやしろわらし』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650209826409
【一言】
「Prologue」イラストから物語を紡ぐ創作イベント参加用。
【執筆】
2022年10月3日。
【初出】
「Prologue」2022年10月3日。
【生まれた経緯】
同じイベントで書いた4作品目です。
イラストから幻想的な雰囲気を感じて、描かれていた二人の子供を人間以外の者として書こう、とまず思いました。しかしイラストレーター様のTwitterに「初めてのお友達の、お引っ越し前夜」という言葉があり、それを見て一度は諦めましたが……。その後「その『人間以外』が引っ越しするシチュエーションを考えればいいではないか!」と閃いて、こんな物語になりました。
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『君が聞いた波の音を私も聞きたい』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650261635761
【一言】
「Prologue」イラストから物語を紡ぐ創作イベント参加用。
【執筆】
2022年10月4日。
【初出】
「Prologue」2022年10月4日。
【生まれた経緯】
同じイベントで書いた5作品目です。
堤防に座る少女のイラストでしたが、少女や堤防などが青っぽく描かれていました。夕方っぽい背景なので、これから暗くなっていく時間帯という意味もあるのだろうと想像しましたが、そんな理屈とは別に、パッと見た瞬間は暗いとか儚いといったイメージを感じてしまいました。
絵のタイトルらしき「きみのおと」という言葉も添えられていたので、上記イメージと合わせて考えた結果、こんな物語を思いつきました。
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『私の娘がイルカに乗って』
https://kakuyomu.jp/works/16817330667787604537
【一言】
「Prologue」イラストから物語を紡ぐ創作イベント参加用。
【執筆】
2022年10月1日。
【初出】
「Prologue」2022年10月1日。
【生まれた経緯】
カクヨム投稿は遅くなりましたが、イベントの際の執筆・投稿としては、これが5作品のうち1番目でした。
イラストに描かれていたのは、イルカに乗った少女。雲の上っぽい背景で、特別に明るい星を目指しているように見えたので、こんな物語を思いつきました。
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『告白する勇気』
https://kakuyomu.jp/works/16818093074803207547
【一言】
「小説家になろう」公式企画「Thanks 20th」参加用。
【執筆】
2024年2月16日。
【初出】
「小説家になろう」2024年2月16日。
【生まれた経緯】
「小説家になろう」20周年を記念した公式企画ですが、イベント告知を見た時点ではスルーするつもりでいました。テーマが「勇気」という漠然とした感じだったり、逆に「恋愛」あるいは「ファンタジー」というジャンル指定がありそちらは限定的ゆえに書きにくいように思えたりして、なんとなく気が乗らなかったようです。
ところがしばらくして、ふと「勇気と無謀は紙一重」みたいな言葉が頭に浮かび、こんな物語が頭の中で出来上がりました。
ありきたりな話ですが「『一応とりあえず企画に参加しておく』という程度ならば、これで十分だろう」と自分に言い訳。また「ありきたりな話」ならば同じような作品も既に投稿されているとしても、過去に自分が書いてきた恋愛短編を思い返せば、これはこれで私らしい作品だろうと思えます。
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