【短編】カクヨムの短編コンテスト応募用

   

 短編だけが募集されているコンテストも、立派なコンテストの一つ。自主企画でも公式イベントでもないので、新しい項目を用意しました。


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『考古学者になりたい彼女』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054917360250


【一言】

「角川武蔵野文学賞」応募用。


【執筆】

 2020年7月20日。


【初出】

「カクヨム」2020年7月21日。

(2020年11月1日「小説家になろう」に、2022年12月28日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 5月11日の「角川武蔵野文学賞」の告知で『3万年前から人が暮らし、様々な文化と歴史を重ね、自然と人間が共存してきた豊穣な土地』と書かれていたのを見た時から、考古学ネタで一つ書いてみよう、と思っていました。

 結局、それから2ヶ月、頭の中で「書こうかな、やっぱりやめようかな」と逡巡して……。発掘現場の舞台も、最初に調べた場所とは違ってしまいましたが、こんな作品になりました。


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『膝が痛い』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054922799268


【一言】

「5分で読書」短編小説コンテスト「通学路、振り返るとそこにいる(ホラー)」応募用。


【執筆】

 2020年10月1日。


【初出】

「カクヨム」2020年10月2日。

(2021年2月28日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 既存の短編で応募しても良いのですが、一応は応募用に新作も書こうと思って、洗い物をしながら考えていました。オーソドックスなホラーにするか、でも、それだと埋もれてしまう(文章力ある方々にかなわない)だろうから、何かネタはないか、と。そんな時、家族の見ていたテレビのCMが目に入り、こんな物語が出来上がりました。


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『いつもテストは俺が勝つ』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054934919597


【一言】

「5分で読書」短編小説コンテスト「最後はかならず私が勝つ(どんでん返し)」応募用。


【執筆】

 2020年10月24日。


【初出】

「カクヨム」2020年10月25日。

(2021年2月28日「小説家になろう」に、2022年12月30日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 せっかく3部門ある短編コンテストなので、3部門の全てに応募してみたいと思っていました。しかし「どんでん返し」となると、私が書いてきたのものは、ネガティブな方向の意外性ばかり。「最後はかならず私が勝つ」とは逆方向です。

 既存作を出せないのであれば、新作を書くしかないわけですが……。ある朝、起き抜けの頭でなんとなく思いついたのが、この物語でした。


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『ハッピー・ハロウィン!』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054935004029


【一言】

「5分で読書」短編小説コンテスト「想いが通じる5分前(恋愛)」応募用。


【執筆】

 2020年10月26日および10月30日。


【初出】

「カクヨム」2020年10月31日。

(2021年2月27日「ステキブンゲイ」に、2021年9月19日「小説家になろう」に、2022年12月14日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 3部門のうち2部門まで新作を用意したので、既存作を応募済みの「想いが通じる5分前(恋愛)」にも、新しく書いて出してみました。『5分前』を意識して書きましたが、恋愛要素は薄くなり、恋愛もの特有のドキドキ感は全くない仕上がりになったかもしれません。一応、ニヤニヤ出来る部分はあると思うのですが。


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『おんがえし』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054935552638


【一言】

「5分で読書」短編小説コンテスト「通学路、振り返るとそこにいる(ホラー)」応募用。


【執筆】

 2020年11月4日から11月5日。


【初出】

「カクヨム」2020年11月6日。

(2021年2月27日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 もうひとつ「通学路、振り返るとそこにいる(ホラー)」応募用に書いてみました。

 前々から何となく「短編のネタにしたい」と考えていた、ダジャレっぽいものがあり、それを使いました。以前は、上手く物語としてまとまらない、と感じていたのですが……。

 このコンテストの主旨である「学校の朝読で読みたい短編小説」を意識して子供向けの文体にした上で、「通学路、振り返るとそこにいる(ホラー)」のテーマに落とし込んだら、ストンと収まりまったのです。いや私がそう思っているだけで、読者目線では、それほど『ストンと収まって』いないかもしれませんけれど。


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『花泥棒は密かに盗む』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054952038799


【一言】

「5分で読書」短編小説コンテスト「最後はかならず私が勝つ(どんでん返し)」応募用。


【執筆】

 2020年11月16日。


【初出】

「カクヨム」2020年11月17日。

(2021年2月28日「小説家になろう」に、2021年9月29日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 元々は他サイトの短編コンテストにあった「この仕事を始めた理由」というテーマで考え始めた作品でした。しかし考えていくうちに、こちらの「どんでん返し」に使えそうなプロットになったこと、そちらは重複応募不可のコンテストだったことから、こちらに応募する予定で書き始めました。

 小学校低学年の頃に読んだジュブナイル小説。それを思い起こさせるような作風で書いたつもりです。その意味でも、こちらのコンテストの「学校の朝読で読みたい短編小説」という主旨に合致していると思うのですが、どうでしょう?

 6,000文字以下に収めないといけないのに、第一稿では7,000文字オーバー。そこから色々と削って、一度は主要キャラの人名を5文字から4文字に変更までして、なんとか6,000文字以下に。結局5文字キャラに戻しても大丈夫となりましたが、読み直すうちに追加記述も必要となったので、また色々と削って……。紆余曲折の末、現在の形になりました。


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『武蔵野の森で出会った生き物は』

https://kakuyomu.jp/works/16816700427695793750


【一言】

「第2回角川武蔵野文学賞」応募用。


【執筆】

 2021年9月28日。


【初出】

「カクヨム」2021年9月28日。

(2022年9月24日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 昨年も応募したコンテストだったので今年も応募したいという前向きな気持ちと、同じテーマで考えても昨年以上の作品は書けないだろうという後ろ向きの気持ち。それらに挟まれながら書いた作品です。

 昨年は考古学をネタにしましたが、同じ武蔵野でも昨年とは異なり、今年は民俗学をネタにしてみよう。そんな気持ちから考えていったら、こんな物語になりました。


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『その花札が意味するものは』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428328159587


【一言】

「第2回角川武蔵野文学賞」応募用。


【執筆】

 2021年10月23日。


【初出】

「カクヨム」2021年10月23日。

(2022年9月24日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 もうひとつ同じコンテスト向けに書いてみました。今年は2作品目ですが、昨年も同じテーマで考えているので、それを合わせたら3作品目です。

 今回は思いっきり方向性を変えて……。武蔵野についてネットで調べるうちに出てきた花札の話。これを利用して、ダイイングメッセージものの短編ミステリとして書いてみました。

 武蔵野っぽさは薄いのでコンテスト応募作品としては向かないかもしれませんが、少なくとも独自性は高いのではないでしょうか。おそらく他の応募者の方々は、こういうアプローチはしませんよね?


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『武蔵野ミュージアム見学ツアー2021』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428344470589


【一言】

「第2回角川武蔵野文学賞」応募用。


【執筆】

 2021年10月24日。


【初出】

「カクヨム」2021年10月24日。

(2022年9月24日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 前日に続いて、また同じコンテスト向けに書きました。今年の3作品目であり、同じテーマのはずの去年も含めたら、4作品目です。

 朝、改めて応募要項を読んでみたら目についたのが、コンテストのバナーにある「令和時代の〈武蔵野〉を描き出す作品を大募集!」と、応募要項の冒頭にデカデカと色文字で書かれている「令和時代の〈武蔵野〉を創る作品を大募集!」。

 そこから「では『令和時代の〈武蔵野〉』とは何か?」と考えたら、自然に頭に浮かんできたのが、こんな物語でした。


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『赤い幸せ』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428637349669


【一言】

『「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト』応募用。


【執筆】

 2021年11月5日。


【初出】

「カクヨム」2021年11月19日。

(2022年2月21日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 私なりに考えてみた、しみわたる幸せ。ありきたりでしょうが「幸せだからインスタントのうどんでも美味しい」というのが頭に浮かんできて、それを物語にしてみました。「赤いきつね」そのものが美味しい、というのとは少し違うので、販促効果みたいなものは含まれていない内容ですね。その意味ではこのコンテストに向いていないのかな、と少し心配です。


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『4匹のきつねを全て揃えよう!』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428645231467


【一言】

『「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト』応募用。


【執筆】

 2021年11月5日。


【初出】

「カクヨム」2021年11月19日。

(2022年2月21日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 上記作品を執筆中、少し調べものをしていたら、「赤いきつね」に関する知識が増えました。早速その知識を元にして書いたのが、こちらの作品です。上記作品ほどストレートな「幸せ」ではありませんが、「赤いきつね」をこのように楽しめる夫婦関係というのは、それだけで十分幸せなのではないでしょうか。


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『幸せを運ぶ狐と狸』

https://kakuyomu.jp/works/16816927859148848997


【一言】

『「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト』応募用。


【執筆】

 2021年12月19日。


【初出】

「カクヨム」2021年12月19日。

(2022年2月21日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 締切前日に、もうひとつ書きました。

 最初の2作品は、恋人あるいは妻がいる主人公を設定して、そういう立場ゆえの「幸せ」を描いたので、実は現在の私としては感情移入しにくい「幸せ」でした。そこで今回は、等身大の「幸せ」をテーマにしました。ただし主人公を高校生にしてしまったので、また私自身からは遠い存在になっています。それでも「幸せ」の方向性としては、とても共感しやすい内容になりました。


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『私の部屋で殺されたのは』

https://kakuyomu.jp/works/16817139554505148665


【一言】

「5分で読書」短編小説コンテスト「5分で解決探偵、あらわる(ミステリー)」応募用。


【執筆】

 2022年5月12日。


【初出】

「カクヨム」2021年5月12日。

(2023年1月3日「小説家になろう」に、2023年10月25日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 応募要項には『小学校高学年から中学生の読者に向けた「学校の朝読で読みたい短編小説」を募集するコンテスト』と書かれています。ならばミステリ作品だとしても子供向け。残酷なのは良くないでしょうし、殺人事件は扱わない内容で書くのが望ましい。

 それが発想の原点だったはずなのに、結局こんな物語になってしまいました。


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『武蔵野をめいっぱい楽しむツアー』

https://kakuyomu.jp/works/16817330650044757189


【一言】

「第3回角川武蔵野文学賞」応募用。


【執筆】

 2022年11月26日。


【初出】

「カクヨム」2022年11月27日。


【生まれた経緯】

 前回も前々回も応募したコンテストなので、今回もひとつは出したいと思いました。

 前回応募した作品のひとつ『武蔵野ミュージアム見学ツアー2021』と似た感じのものを書こう、というのが発想のスタート地点。SF路線で考えるうちに思いついた物語です。ただし書いてみるとSF要素が思ったより薄かったので、投稿直前に作品ジャンルはホラーに変更しました。


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『読者選考期間がスタートしました』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669712399261


【一言】

「カクヨムWeb小説短編賞2023」関連イベント「短編賞創作フェス」参加用、第1回お題は「スタート」。


【執筆】

 2024年1月9日。


【初出】

「カクヨム」2024年1月9日。


【生まれた経緯】

 厳密には「コンテスト応募のため」というより「公式イベント参加のため」という目的で書いた作品ですが、コンテスト関連のイベントでありそれに参加する時点でコンテスト応募も兼ねるので、こちらのページに記しておきます。

 まず1回目お題は「スタート」。今回のイベントの「スタート」という意味で、こんなお題になったのでしょうね。そう考えると、まず「カクヨムのイベント」というのが頭に浮かんで、消えなくなりなり……。とりあえずカクヨムをネタにしてひとつ書いてみました。


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『スタート地点に戻ってもそこには誰もいなかった』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669722640252


【一言】

「カクヨムWeb小説短編賞2023」関連イベント「短編賞創作フェス」参加用、第1回お題は「スタート」。


【執筆】

 2024年1月9日。


【初出】

「カクヨム」2024年1月9日。

(2024年5月18日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 同じお題でもうひとつ。

 1作品目が「期間」という時間的な意味での「スタート」だったので、今度は位置的な「スタート」の「スタート地点」で考えてみました。なんとなくホラーにしたかったので、肝試しの「スタート地点」となり、こんな物語になりました。


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『不良に絡まれた私をクラスメイトが助けてくれた』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211752127396


【一言】

「カクヨムWeb小説短編賞2023」関連イベント「短編賞創作フェス」参加用、第2回お題は「危機一髪」。


【執筆】

 2024年1月12日。


【初出】

「カクヨム」2024年1月12日。

(2024年5月18日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 少し前から、踏切でピンチに陥る物語が頭の中にあったので、最初はそれを使おうと思いました。しかしそれはピンチから脱出したら面白くなさそうな話なので、ちょっと「危機一髪」には相応しくない。

 そこで、同じ「踏切」を舞台にして「手を引いてくれる男の子がいて助かった。彼は私に気があって……」みたいな内容を考えつき、さらにそこから少し形を変えて、結局こんな物語になりました。


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『恥ずかしい告白をギリギリで回避した』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211759036298


【一言】

「カクヨムWeb小説短編賞2023」関連イベント「短編賞創作フェス」参加用、第2回お題は「危機一髪」。


【執筆】

 2024年1月12日。


【初出】

「カクヨム」2024年1月12日。


【生まれた経緯】

 同じお題でもうひとつくらい書きたい。そんなことを思いながらTwitterを見ていたら、ふと目に入ってきたのが「WEBで小説を書いている人たちには、既婚女性と独身男性が多い気がする」というツイート。

 あくまでも個人の感想でしょうから、真偽のほどはわかりません。でも仮に「既婚女性と独身男性が多い」というのが本当だとしたら、せっかくネットで知り合って同じ趣味で意気投合しても、そこから恋愛関係に発展するペアは少ない……。そんな妄想をするうちに浮かんできたのが、こんな物語でした。


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『卓と蘭の秘密』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211914850104


【一言】

「カクヨムWeb小説短編賞2023」関連イベント「短編賞創作フェス」参加用、第3回お題は「秘密」。


【執筆】

 2024年1月15日。


【初出】

「カクヨム」2024年1月15日。

(2024年5月18日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 お題の「秘密」から真っ先に頭に浮かんだのが、主婦のドロドロ系。独身の私とは全く関係のない話題でした。

 結構みんな考える内容でしょうし、ネタ被りも多そうですが、とりあえずそれで書いてみました。


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『森の奥で助けた美女の正体は』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211922453035


【一言】

「カクヨムWeb小説短編賞2023」関連イベント「短編賞創作フェス」参加用、第3回お題は「秘密」。


【執筆】

 2024年1月15日。


【初出】

「カクヨム」2024年1月15日。


【生まれた経緯】

 お題がちょうど3回目なので、前回までのお題も含めて、三題噺のつもりで書いてみたいと思いました。

 三つのお題のうち「危機一髪」に着目。そこから発想するならば、例えば「モンスターに襲われそうな庶民を助ける勇者あるいは冒険者」というのは異世界ファンタジーにありがちなパターンでしょうし、その方向性が簡単だろうと考えて、そこに「スタート」「秘密」を加えて、こんな物語になりました。

   

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