【短編】自主企画のために書き下ろした作品(カクヨム1年目)

   

 参加したい自主企画があって、そのために書いた短編です。

 発想の契機をいただいたことで、そこから生まれた作品たち……。そう言っても構わないかもしれません。


 作品数が多くなってきたので、執筆時期によってページを分けることにしました。まずは私がカクヨムを使い始めて1年目(2019年4月から2020年3月)、全部で30作品あります。


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『俺と煙草と少女と布団』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889310933


【一言】

 自主企画『煙草と少女』参加用作品。


【執筆】

 2019年4月22日。


【初出】

「カクヨム」2019年4月22日。

(2019年10月15日「小説家になろう」に、2020年3月10日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画一覧を見ていて、急に参加したくなって、書いてみた作品です。ですから、これまでにないほど短時間で書き上げた作品、ということにもなります。

 最初は少女を主人公にして、煙草に対するポジティブイメージとネガティブイメージのエピソードを書いて……なんてことを考えたのですが、それでは、どうも話が繋がらない。そこで男の方を主人公にして、こんな感じにしてみました。


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『あの日、僕が出会った妖怪は……』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889459564


【一言】

 自主企画『妖怪が登場する作品募集』参加用作品。


【執筆】

 2019年5月4日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月4日。

(2019年10月24日「小説家になろう」に、2020年7月29日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画一覧を見ていて、急に参加したくなって、書いてみた作品です。以前の『俺と煙草と少女と布団』と同じです。ただし今回は、即興にしては長くなったせいか、執筆には2時間くらいかかりました。

 妖怪をテーマに書こうとした段階で思い浮かんだ妖怪。その特徴を考えて「あれって、もしかしたら……」と想像したら、こんな物語が出来上がりました。


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『竹屋の渡しに魅せられて』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889471772


【一言】

 自主企画『名画を元に短編を書こう! 第3回 偽教授画題杯』参加用作品。カクヨムオンリー。


【執筆】

 2019年5月5日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月5日。


【生まれた経緯】

 自主企画一覧を見ていて、急に参加したくなって、書いてみた作品です。以前の『俺と煙草と少女と布団』や『あの日、僕が出会った妖怪は……』と同じですね。今回の執筆時間は1時間半くらいです。

 ある意味、オーソドックスな作品です。このテーマなら必ず誰か書くだろうと思いつつ、早い者勝ちなら、さっさと書いて……。そう考えて、投稿してしまいました。


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『ブラックホールフォーエバー! スターダストエモーション!』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889513975


【一言】

 自主企画『指定したセリフを使って短編小説を書いてみよう。』参加用作品。カクヨムオンリー。


【執筆】

 2019年5月8日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月8日。


【生まれた経緯】

 自主企画一覧を見ていて、思いついた作品です。ただし今回は、その企画『指定したセリフを使って短編小説を書いてみよう。』を見つけたのは、夜寝る直前。さすがに、その場ですぐに書くことは出来ず「どうしようかな、やっぱりやめておこうかな」と思いながら眠り……。翌日、朝起きた時には、もう書く気を失っていました。昼になって「そういえば……」と、また自主企画一覧を見たところ、まだ参加作品が少なかった(自分が考えていた方向性の作品はなかった)ので……。結局、お昼ご飯の前後に書いて投稿しました。

 タイトルにも含めたセリフ「ブラックホールフォーエバー!」「スターダストエモーション!」から考えていって、こんな物語になりました。


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『ささやかな倦怠期』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889525866


【一言】

 自主企画『指定したセリフを使って短編小説を書いてみよう。』参加用作品。カクヨムオンリー。


【執筆】

 2019年5月9日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月9日。


【生まれた経緯】

 上の【一言】は、コピぺのミスではありません。「また」なのです。

 朝起きて、同じ自主企画に参加している他の方々の作品を読むうちに、ふと書きたくなって、出来上がった作品です。『ブラックホールフォーエバー! スターダストエモーション!』を書いた時に考えた(ボツにした)部分が無意識のうちに使われているかもしれないので、厳密には『即興』とは言えませんが、一応、即興みたいなもの。1時間半くらいで考えて書いた作品です。

 前回と同じセリフ「ブラックホールフォーエバー!」「スターダストエモーション!」に加えて「秒殺かよ!」から考えていって、こんな物語になりました。


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『「俺の自慢のファイナルブレーキが!」』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889585234


【一言】

 自主企画『パワーワード「俺の〇〇のファイナルブレーキが!」で1作どうですか?』参加用作品。ファイナルブレーキ・シリーズ第一弾。


【執筆】

 2019年5月13日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月13日。

(2019年11月2日「小説家になろう」に、2020年11月10日「ノベリズム」に、2021年5月13日「NOVEL DAYS」に転載)


【生まれた経緯】

 まだ参加者ゼロの自主企画があったので、即興で書いてみました。1時間半くらいです。

 最初は、ぬりかべみたいな妖怪を想定して、技の名前にしようと思ったのですが……。「それでは『ブレーキ』にしている理由が弱いな」と感じて「剣と盾のセットにしよう!」と思いついて、こんな作品になりました。ただし、これはこれでオチが弱いというか、物語の『結』が上手く収まっていないというか、ちょっと心配なのですが……。さて、どう評価されることやら。

 なお、内容的には「【短編】ちょっと変わった異世界転生シリーズ」に含めるべきなのでしょうが、こちらに分類しておきます。


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『「俺の素人作家としてのファイナルブレーキが!」――ある素人作家の恐怖体験――」』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889592011


【一言】

 自主企画『パワーワード「俺の〇〇のファイナルブレーキが!」で1作どうですか?』参加用作品。ファイナルブレーキ・シリーズ第二弾。


【執筆】

 2019年5月14日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月14日。

(2019年11月3日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 企画タイトルに『1作どうですか?』とあったのに、もう一つ書きたくなって、また投稿してしまいました。前作投稿時に色々と考えた下地もあったせいか、1時間くらいで書けました。

 今度は、あまりひねらずに、指定されたセリフを素直に使おうと思って「核兵器のスイッチを止めるブレーキ……」みたいなことから考えていったのです。あわよくば、難しいとされる時代ジャンル(企画概要参照)に出来ないかなあ、と。「1945年はブレーキがなく原爆投下されたが現代ではブレーキあるので……」みたいな物語を構想したわけです。

 しかし。私は日本人であり、カクヨム利用者の大部分もまた、日本人でしょう。長崎や広島に住んでおられる方々も、親類縁者のおられる方々も、たくさんいることでしょう。ならば、原爆投下はネタに出来るような話ではないぞ……。そう感じました。

 それこそ、私の心の中の、素人作家としてのファイナルブレーキが、止めてくれたわけです。その結果。『素人作家としてのファイナルブレーキ』ということで、こんな物語に生まれ変わりました。

 なお、ちょうどこれを書いている途中で企画概要の方に修正があり「指定されたセリフは作品タイトルにするのではなく作中で使えば良い」ということになったので、副題を加える形で、少しだけタイトルを変えました。


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『ファイナルブレーキと飲む酒は……』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889594849


【一言】

 自主企画『パワーワード「俺の〇〇のファイナルブレーキが!」で1作どうですか?』参加用作品。ファイナルブレーキ・シリーズ第三弾。


【執筆】

 2019年5月14日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月15日。

(2019年11月5日「小説家になろう」に、2020年9月16日「ノベリズム」に、2023年1月25日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 前作投稿の後。お風呂に入りながら「エッセイの【生まれた経緯】には、何をどこまで書こうかな」と、ファイナルブレーキについて考えていたら……。またまた作品が生まれました。

 異世界ファンタジー、ホラーに続いて、今回は恋愛ものです。一応『名前』から発想して、こんな物語になったのですが……。書いているうちに、だんだん「これ、以前の『ブラックホールフォーエバー! スターダストエモーション!』と似ていないか?」と、心配になってきました。

 変ですね。あの作品を書いた時には、自分以外に、過去に知り合った三人の友人をモデルにしています。そのうち一人は、女性です。ぶっちゃけ、ヒロインのモデルでした。しかし、今回、その女性は、全くモチーフとして使用しておりません! むしろ、いくつかの細かいディテールで、別の女性を思い浮かべながら書いているのですが……。

 それでも全体のストーリーラインが似てきてしまうのは、どういうことでしょうか? おそらく、私の引き出しの少なさが露呈した、ということなのでしょう。

 これが「自主企画に参加するために即興で書く」という際の、一つの怖さだと思います。じっくりと構成を練りながら執筆するのであれば、最初から、自分の既存の作品とは丸かぶりしないように熟慮できるのですが……。「他の方々の参加作品とネタ被りしないように! 早い者勝ち!」と、スピード優先すると、どうしても『他の方々の参加作品と』ではなく『自分の既存の作品と』酷似した部分が出てきてしまうのでしょう。

 そんなわけで、ある意味、反省点たっぷりの作品です。でも、自分では「似た部分に関しては、こちらの方が良くなっている」とも感じて、気に入っています。さて、読者の方々の評価は、いかがでしょうか。


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『もしも俺が猿だったら。』

(2020年7月31日 公開停止)


【一言】

 自主企画『パワーワード「俺の〇〇のファイナルブレーキが!」で1作どうですか?』参加用作品。ファイナルブレーキ・シリーズ第四弾。


【執筆】

 2019年5月15日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月15日。


【生まれた経緯】

 ここまで「異世界ファンタジー」「ホラー」「恋愛」で書いてきたから、今度は「SF」で書いてみたいなあ……。そんなことを考えたのに、頭に浮かんできたのは、SFでも何でもない、下品な作品でした。朝の寝起きのテンションで発想したものです。早速、少し書き始めましたが「いや、さすがに、これはダメだ」と、すぐにフォルダごとゴミ箱へ放り込みました。

 そして、昼食後。「やっぱり、書いてしまおうかな?」と気が変わり「まだゴミ箱を削除してなかったのも、神様の思し召し」ということで、ゴミ箱から拾い上げて……。こんな作品になりました。

 ただし、投稿した後になって「これは私の悪いクセが出た作品かも」と思いました。かつて「小説というより論文のようだ」と指摘された作風です。短編なのだから、もっと要点だけにしても構わないのですよね。無理に起承転結を作らずとも。


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『大統領のファイナルブレーキ』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889612367


【一言】

 自主企画『パワーワード「俺の〇〇のファイナルブレーキが!」で1作どうですか?』参加用作品。ファイナルブレーキ・シリーズ第五弾。


【執筆】

 2019年5月16日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月16日。

(2019年11月7日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 そろそろアイデアも尽きるだろう、と思いながら書いた作品。『「俺の素人作家としてのファイナルブレーキが!」――ある素人作家の恐怖体験――」』の時のボツネタ「核兵器のスイッチを止めるブレーキ」と、『もしも俺が猿だったら。』の時の「今度はSFで」が組み合わさった、いわばリベンジ的な作品です。


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『俺の猿夢』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889657398


【一言】

 自主企画『都市伝説だったり、噂だったり、フォークロアだったり』参加用作品。


【執筆】

 2019年5月20日。


【初出】

「カクヨム」2019年5月20日。

(2019年10月18日「小説家になろう」に、2020年9月10日「ノベリズム」に、2021年9月17日「ステキブンゲイ」に、2024年1月11日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 都市伝説。最初は『もしも俺が猿だったら。』で参加するつもりでした。猿に関する有名な噂をネタにしており「こんな都市伝説を知ってる?」というセリフから始まるくらいでしたから。しかし作中でも「そういうのも、都市伝説って言うのかなあ?」というツッコミを言わせていたように「あれは都市伝説とは言えないのではないか」ということで、あらためて「都市伝説 猿」で検索してみたところ……。

 やはり都市伝説ではないようです。そして、この時初めて、猿の都市伝説として『猿夢』というものがあることを知りました。そのままではネタとして使えませんが、ちょっとアレンジを思いつきましたので、短編にしてみました。にわか知識なので、もしかしたら、ありがちな内容になってしまったかもしれませんが。


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『ナンパ男と黒衣の女』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889810824


【一言】

 自主企画『この絵を小説にしてください 第4回偽教授画題杯』参加用作品。


【執筆】

 2019年6月1日。


【初出】

「カクヨム」2019年6月1日。

(2019年10月17日「小説家になろう」に、2020年8月13日「エブリスタ」に、2021年6月6日「Prologue」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画一覧を見ていて、急に参加したくなって、書いてみた作品です。以前の『竹屋の渡しに魅せられて』と同じ企画主様の自主企画です。今回の執筆時間は1時間と少し、もしかしたら、今までで最短かもしれません。

 絵を見た瞬間に思いついたアイデア二つと、ドイツの画家による絵画だという説明からの発想。その三つを組み合わせて、作品にしました。


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『梅雨だから』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889887987


【一言】

 自主企画『「ねえ、あめっておいしい?」』参加用作品。


【執筆】

 2019年6月6日。


【初出】

「カクヨム」2019年6月6日。

(2019年10月13日「小説家になろう」に、2020年3月9日「エブリスタ」に、2020年9月6日「ノベリズム」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画一覧を見ていて、前から少し気になっていた企画に、改めて目が留まりました。よく見ているうちに物語が浮かんできたので、それを書いて投稿しました。

 恋愛ものを書く際、特に自分の経験を活かして書く場合は、なるべく複数の人物を思い浮かべながら書くようにしているのですが……。今回は、それが出来ませんでした。まあポイントとなる『雨』の部分は完全にフィクションなので(これはこれで参考にした経験がありますが)、これでも別に私小説にはならないでしょう。


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『俺のケーキはそこにある』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890261477


【一言】

 自主企画『お盆をテーマに作品を作ってみましょう!』参加用作品。


【執筆】

 2019年7月5日。


【初出】

「カクヨム」2019年7月5日。

(2019年10月16日「小説家になろう」に、2020年8月11日「エブリスタ」に、2021年6月4日「Prologue」に転載)


【生まれた経緯】

 息抜きがてら短編を書きたくなって、自主企画一覧を見ていたら、目に留まったのが『お盆をテーマに作品を作ってみましょう!』という企画。私にとって、お盆と言えば……。そう考えたら、一時間足らずで書き上がりました。

 少しのフィクションは混じっていますが、基本となるのは大学時代の実話です。こういうのを私小説というのかもしれません。ちょっとオチが弱い感じもしますが、お盆に関するオチにしたつもりです。


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『猫の幼女とプラネタリウム』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890397329


【一言】

 自主企画『第一回 瞬発力を磨こう! チキチキ即興小説コンテスト! 夏の納涼、怪談編!』参加用作品。


【執筆】

 2019年7月15日。


【初出】

「カクヨム」2019年7月15日。

(2019年10月19日「小説家になろう」に、2020年3月13日「エブリスタ」に、2020年9月3日「ノベリズム」に、2021年2月10日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 以前にも似たようなケースがあったと思いますが。

 就寝直前に自主企画を見つけて、プロットだけ考えて眠り、起床後に作品にしたパターンです。

 ホラーのジャンルで「デパートの迷子アナウンス」と「猫」と「星」の三つのお題。最初と最後の二つから基本プロットが決まって、真ん中の「猫」を最後に組み込む形で、物語が出来上がりました。「三千字以上、二万字以下」という指定もあったのですが、これに関しては、いつもの文字数。何も考えずに書けば自然に収まると思ったら、数百文字くらい足りなかったので、推敲段階で少し描写を水増ししました。


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『猫の子育て』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890424158


【一言】

 自主企画『第一回 瞬発力を磨こう! チキチキ即興小説コンテスト! 夏の納涼、怪談編!』参加用作品。


【執筆】

 2019年7月16日から7月17日。


【初出】

「カクヨム」2019年7月17日。

(2019年10月20日「小説家になろう」に、2020年9月4日「ノベリズム」に、2022年2月9日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 もう一つ、同じく「デパートの迷子アナウンス」と「猫」と「星」という三つのお題で書きました。

 違う「星」の使い方を考えるところから始めて、実は『猫の幼女とプラネタリウム』を投稿した日の夜には、大まかなプロットは出来上がっていたのですが……。そのまま小説にするかボツにするか少し悩んでいる間に、「デパートの迷子アナウンス」の部分でネタ被りする作品が投稿されていました。

 普通ならば「被ったからボツ」と考えるべきなのかもしれませんが、私は逆に「三つのお題全部被ったわけじゃないし、これ以上寝かせておいたら、それこそ全部ネタ被りしてしまう」と考えて……。慌てて書いて(それでもその晩は途中までしか書けませんでしたが)、投稿しました。


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『たまごの中から』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890681342


【一言】

 自主企画『第三回 瞬発力を鍛えよう! チキチキ即興小説コンテスト! 夏の納涼、怪談編ふたたび~』参加用作品。


【執筆】

 2019年8月8日。


【初出】

「カクヨム」2019年8月8日。

(2019年10月21日「小説家になろう」に、2020年9月8日「ノベリズム」に、2023年3月22日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 長編執筆にかかりっきりで前回は参加しそびれたので(今もその長編は終わっていないのですが)「今回こそは」と思い、自主企画に参加しました。

 執筆時間は二時間くらい。四つのお題の中の「たまご」に着目して、シュールなホラーを書いてみようと思って、出来た作品です。はたして私の想定している『シュール』が、本当に『シュール』なのかどうか、少し自信ありませんが。


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『これが罰ゲームです』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891090566


【一言】

 自主企画『指定したセリフを使って短編小説を書いてみよう。パート2』参加用作品。カクヨムオンリー。


【執筆】

 2019年9月11日。


【初出】

「カクヨム」2019年9月12日。


【生まれた経緯】

 この自主企画を見つけたのは、自宅が停電中の外出先(Wi-Fiと充電コンセントを提供してくれた、一種の避難所)でカクヨムを閲覧している時でした。さすがに、すぐには書けず……。

 その翌日、停電が収まってから、あらためて考え直して。いつもほど執筆意欲は高くなかったのですが、いざ書き始めたら、いつもの執筆意欲も回復しました。

 指定された十個のセリフのうち、真っ先に使い方を思いついたのは「シュークリーム食べたくなったから、買ってこい」「隣の姉ちゃんなら、引っ越したぞ」「今日はみんなに話したいことがあります」の三つ。そこから考えたプロットに、残り七つを当てはめた形です。


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『69の星』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891151274


【一言】

 自主企画『指定したセリフを使って短編小説を書いてみよう。パート2』参加用作品。カクヨムオンリー。


【執筆】

 2019年9月15日。


【初出】

「カクヨム」2019年9月15日。


【生まれた経緯】

 前回の『指定したセリフを使って短編小説を書いてみよう。』でも2作品で参加しましたが、今回も2作品目です。

 指定された十個のセリフは一応、全て使いましたが、冒頭のセリフにもした「今から星を数えてみようかな?」が今回のキーワード。それと「隣の姉ちゃんなら、引っ越したぞ」から物語を考えていって、残りを当てはめました。


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『ホッちゃんを守れ!』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892084254


【一言】

 自主企画『「庇護欲」と「保健室」』参加用作品。


【執筆】

 2019年11月3日。


【初出】

「カクヨム」2019年11月4日。

(2019年11月8日「小説家になろう」に、2022年6月22日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画『「庇護欲」と「保健室」』を見つけた時、最初に私の頭の中に浮かんだのは、典型的なボーイミーツガール。「たまたま保健室へ来た主人公が、そこで寝ていた可愛らしい女の子と出会って……」という王道ストーリーでした。

 しかし『王道』の苦手な私です。浮かんできたのは物語冒頭だけで、それ以上の展開は考えることが出来ませんでした。それこそ「ありきたりな話」「よくある話」ならば何らかの物語を作れるのかもしれませんが、それでは書くのも読むのも面白くありません。それを面白くするには相当の筆力が必要だと思いますし、自分には無理だと白旗を掲げました。

 そんなわけで、一度は参加断念した企画だったのですが……。

 後日あらためて自主企画一覧を見ているうちに、再び目に留まって。

「そもそも、最初に思いついたボーイミーツガールは放棄して、思いっきり発想を変えれば、何か書けるのでは……?」

 そう考えたら、一つの物語が頭に浮かんできたので、投稿した次第です。

 とはいえ、これはこれで「本当にこれ、最初に放棄した『王道』案よりもマシになっているの?」という不安が残っているのですが。


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『異世界で作ってみようオートクレーブ』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892137988


【一言】

 自主企画『焼きイモをテーマにした短編募集』参加用作品。


【執筆】

 2019年11月4日から11月7日。


【初出】

「カクヨム」2019年11月7日。

(2019年11月9日「小説家になろう」に、2020年4月13日「エブリスタ」に、2020年9月24日「ノベリズム」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画『焼きイモをテーマにした短編募集』を見て、一つ、ネタが思い浮かんだのですが……。それは「焼きイモ」というより「かしイモ」でした。ただしGoogle検索してみると、「焼きイモ」のレシピとして「焼かずに加熱するイモ」も含まれています。また、子供の頃は、私も「かしイモ」を「焼きイモ」と呼んでいました。

「広い意味では、かしイモも焼きイモの一種なのではないだろうか……?」

 しかし自主企画である以上、その辺りの線引きは、企画主様の考え次第。でも、わざわざ近況ノートの(無関係な記事の)コメント欄を介して質問するほどでもなかろう。そう思って、そのネタは諦めていたのですが……。

 後日。企画主様が近況ノートの中で、この企画について書いておられました! そこで「かしイモは焼きイモに含まれるや否や?」と質問。企画主様から了承を得られたので、短編として形にして、投稿した次第です。

 思ったより長くなったので、少し書くのに手間取りましたが。


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『黒ずんだ乳首をピンク色に戻したい』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892509550


【一言】

 自主企画『色々な色』及び『乳首小説あつまれ〜\(^o^)/』参加用作品。


【執筆】

 2019年11月27日。


【初出】

「カクヨム」2019年11月27日。

(2020年4月24日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画一覧に『色々な色』と『乳首小説あつまれ〜\(^o^)/』が並んでいるのを見つけた時、なんとなく頭に浮かんできた物語がありました。転生もの短編だったのですが「でもこれって、ありきたりなパターンだなあ」とボツ。ところがしばらく経ってから、ふと「ならば、ここをこう変えてみては?」と思いついた部分があり、プロットを組み直して……。こんな作品になりました。


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『乳首なき世に生まれつく』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892529490


【一言】

 自主企画『乳首小説あつまれ〜\(^o^)/』参加用作品。


【執筆】

 2019年11月28日。


【初出】

「カクヨム」2019年11月28日。


【生まれた経緯】

 他の方々の乳首小説を読むうちに、もう一つ書きたくなりました。今度は、アポトーシスと絡めた話です。最初に思いついたのは冒頭部だけでしたが、一応は物語の着地点が見えたところで書き始めて、こんな形になりました。


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『二色の手袋の思い出』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893133854


【一言】

 自主企画『眼鏡を愛するものよ、集え!』参加用、それに加えて、冬をテーマに。


【執筆】

 2019年12月18日。


【初出】

「カクヨム」2019年12月19日。

(2019年12月20日「小説家になろう」に、2020年3月10日「エブリスタ」に、2021年3月18日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画『眼鏡を愛するものよ、集え!』には、まず既存の作品で参加していました。しかしその際「眼鏡ヒロインが好きな私だから、参加できる作品が多過ぎて困るくらいだろう」と思って探したら、意外に少なくて……。そこで、改めて眼鏡キャラをヒロインに据えて書いてみたのが、この作品です。

 ちょうど「小説家になろう」の方で冬をテーマにした短編を募集している時期でもあったので、そちらに転載して応募することも可能な内容にしています。でも冬をメインに書いたつもりだったのに、少しでもヒロインの魅力を伝えようと思ってそれっぽいイベントを記述していたら、冬になる前の夏編が結構な長さになってしまいました。


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『黒いクリスマスケーキ』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893188327


【一言】

 自主企画『ストーカー小説を募集』及び『新作オリジナル小説企画「ありまとクリスマス」』参加用作品。


【執筆】

 2019年12月20日。


【初出】

「カクヨム」2019年12月22日。

(2019年12月24日「小説家になろう」に、2020年3月13日「エブリスタ」に、2020年9月1日「ノベリズム」に、2021年9月17日「ステキブンゲイ」に転載)


【生まれた経緯】

 ちょうど「小説家になろう」の方で冬をテーマにした短編を募集している時期でもあったので、少し前から「クリスマス小説を書いてみたい」という気持ちはありました。しかし頭に浮かぶのは、海外で暮らしていた頃に経験したクリスマスの思い出が二つ。どちらもエッセイのネタにはなりそうですが、小説の元ネタとして使うには、起承転結の構成が思いつきませんでした。

 そんな時『ストーカー小説を募集』という自主企画を見つけまして、全く別のストーリーが頭に浮かんできました。それこそ「ストーカー」とも「クリスマス」とも違う、ちょっとした実体験が元ネタとなっていますが、想像力を駆使して思いっきり違う話に仕立て上げています。


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『風が吹けば傘屋が儲かる』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893773657


【一言】

 自主企画『偽教授画題杯2020』参加用作品。


【執筆】

 2020年1月22日。


【初出】

「カクヨム」2020年1月22日。

(2022年1月22日「エブリスタ」に、2022年8月7日「小説家になろう」に転載)


【生まれた経緯】

 ちょうど一週間半くらいかけて書いていた中編が終わったところで、自主企画一覧から見つけました。短編執筆には最高のタイミングでした。

 以前に『竹屋の渡しに魅せられて』や『ナンパ男と黒衣の女』を書いたのと同じく、絵をお題として与えられた企画です。ただし、今回のお題画は二枚。

 複数の絵を使うということで、実際に絵を見る前は「転生者が異世界に持ち込んだ二枚の絵について、あちらの世界の人間が色々と考察する」というストーリーを考えたのですが……。いざ見てみたら、吹き飛びました。特に、一枚はギョッとするような絵でしたから。でも、そこから現代を舞台にしたファンタジーが思い浮かび、1時間半くらいで書けました。おそらく同じような想像をする方々は多いだろう、と思いつつ、ネタ被りする前に早い者勝ちと考えて、投稿しました。


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『2月3日の引きこもり』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893882720


【一言】

 自主企画『第2回 節分物語どんとこーい!』参加用作品。


【執筆】

 2020年1月28日。


【初出】

「カクヨム」2020年1月29日。

(2020年2月3日「小説家になろう」に、2021年10月27日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画一覧を見ていたら、目に入ってきたのが節分企画。節分といえば「鬼は外、福は内」ですが、そこから、こんな物語を想像しました。


――――――――――――


『スーパーが花屋に化けた』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893927754


【一言】

 自主企画『バレンタインデー企画』参加用作品。


【執筆】

 2020年1月30日。


【初出】

「カクヨム」2020年1月31日。

(2020年2月4日「小説家になろう」に、2020年3月10日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 バレンタインといえば、普通はチョコレート。でも、それでは面白くないので、自分の体験談から「少し変わったバレンタインデー」を引っ張り出してきたのが、この作品です。

 途中までは体験談を元ネタにしていますが……。物語として大事なのはラスト。実は最初に考えたプロットでは、以前に書いた小説と同じような人間関係になってしまうので、執筆自体、躊躇していました。そこから現在のようなラストを思い付き、ようやく書き始めることが出来た作品です。


――――――――――――


『彼女が残した黒いゴム』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894007855


【一言】

 自主企画『長髪男子が出る小説が読みたい!』参加用作品。


【執筆】

 2020年2月3日から2月4日。


【初出】

「カクヨム」2020年2月5日。

(2020年3月9日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画一覧で長髪男子の企画を見つけた時、大学時代に髪を伸ばした時期があったのを思い出しました。当時のガールフレンドから髪留めのゴムを借りたこと、でも後ろ髪しか縛れず前髪が鬱陶しかったこと……。頭に浮かんできたネタを元に、小説にしてみました。事実そのままを書くのではなく、あくまでも『小説』としての体裁を整えた上で。

 それでも、少し継ぎぎのような作品になってしまいました。本来は中編か長編にすべき物語なのかな、とも思っています。


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『山本ポーション店では、幸せになれる魔法薬を販売しております!』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894409155


【一言】

 自主企画『お題『幸せになる薬』で短編小説を書いてみよう』参加用作品。


【執筆】

 2020年2月26日。


【初出】

「カクヨム」2020年2月26日。

(2020年5月5日「小説家になろう」に、2023年7月26日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 自主企画一覧で見て、素直に浮かんできたネタを、そのまま小説にしました。「誰もが思いつきそうなネタだから早い者勝ち」とも思いましたが、書き方を間違えると出落ちになりそうだったので、一応、構成には気を使いました。その効果がどれだけ出ているのか、わかりませんが。


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『ブラック・レター』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894437472


【一言】

 自主企画『#新編魔女集会で会いましょう』参加用作品。


【執筆】

 2020年2月28日。


【初出】

「カクヨム」2020年2月28日。

(2020年5月5日「小説家になろう」に、2024年6月14日「エブリスタ」に転載)


【生まれた経緯】

 今回も、素直に浮かんできたネタを、そのまま小説にしたつもりです。というより『ラストシーンが企画冒頭の魔女から届いた招待状に招かれて「魔女集会」へ行く場面であること』という指定があるので、とても他には思いつきませんでした。

   

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