月代(つきしろ) 現代恋愛論
@jazzthebottom
第1話 誰も傷をつけない方法論
彼は既婚でありながらいつも子供のような自由人だ。
私は本当の家庭の事は知らない。それでも彼で充分だと思っていた。
あの日を境に私は1つのことに至った。彼は恋愛をし続けないと死んでしまうのだ。まるで酸素不足の金魚のように息が出来なくなり暴れだす。だから私は彼について彼には干渉をしなくなった。少なくとも心の何処かには死んでしまえと思っていたのかもしれない。いっそ罰に当たればと思わなかったと言えば可愛いのかもしれないがそんなに心は広くは無かった。
私は私自身が弱すぎたのかもしれない。前もそうだった。自立して生活していたつもりで心の何処かで彼に頼りきっていた。彼が居ないといつしか成立しなくなってしまった頃、彼は私の下を知らず消えていた。音信不通、音沙汰もなく、私の生活はいちねん
月代(つきしろ) 現代恋愛論 @jazzthebottom
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。月代(つきしろ) 現代恋愛論の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます