タイトルから分かる通りのギャグ、ネタ小説です。一発ネタかな、と思い読み始めたのですが、単に字面のインパクトで押すだけでなく、ネタに緩急をつけたり新しい目線からネタを拾い上げたりといった工夫が所々にあり、読んでいて飽きさせません。ネタの性質上どうしても文が必要以上に読者に伝わりにくかったり、または単調になりがちだったりということもあるとは思いますが、話にも文にもそれを感じさせない丁寧な構成を感じました。これは一朝一夕に書けるものではありません。
あああああああ。あああああ、ああああああ。ああああ。ああ。あああ、ああああああ。あああああああああ。あああ、ああああああああ。あああああああああああああ。ああ。ああああああああああ、ああああああああ。あああああああああああああああ。あ。あああああああ、あああああああああああ。ああああああああああああ。あああああああああああああああああああああああああ。
たくさんのレビューがあってすでに有名なので、詳しいご紹介は他の方に任せます。読んでいたら、まず頭の中が全て「ああああ」になります。次に、テキストが全て「ああああ」に見えてきます。最後に、現実世界が全て「ああああ」になります。そして発狂して、読むのを諦めます。しかし中毒性が強くて、また最初から読み返してしまいます。そしてまた発狂して、読むのを諦めます。いつまで経っても冒険が終わりません。最後まで読んで、意識を保てた方こそ勇者だと思います。自称勇者の方は挑戦してみてください。
タイトルで惹きつけられ、内容で爆笑しました。もうああああというああああが忘れられないです。ああああがこんなにもああああだなんて知りませんでした。これからもああああなああああを期待してます。本当にああああでした。ありがとうございました。
このああああがなくなったら、私は異世界ああああして、勇者ああああに合流してああああします!ああああ転移したら戻ってこれなくなるかもしれない!ああああ!いつまでも応援していまああああす!
アああああ◯サイクロペディア好きならきっと楽しめるに違いない。これを小説に組み込もうと言う勇気と発想力に才気を感じる作品。