第11話 回復と変化
少しばかり混乱していたけど、
ちなみに、学園の面々は
残っているのは、
住職は、今回の事があったので遠分の間は泊めてくれると言ってもらえた。
☆☆☆
高熱で倒れてから、
幼い頃の記憶……。
白いワンピースを着て白のフラットサンダルに麦わら帽子の女の子……それが
緑色の半袖に白色の半ズボンで、ビーチサンダルを履いている焼けた男の子……それが
幼い頃の私達は、京都の山奥にある大きな屋敷で住んでいた。
あの頃は、庭で良く2人で遊んでいた。
色々な事をしたし、時には生き物を観察していた。
中庭にある池には鯉が気持ちよさそうに泳いでいて、目の前には竹薮が広がっていた。
夏の山風が吹く度に、縁側にある風鈴が心地の良い音を奏でる。
そんな環境で育った
「
「うん! 行く!」
その日、2人でいつもの様に川で遊んでいた。
川では、川魚が気持ち良さそうに泳いでいて、とても冷たかった。
そこで、
川の中は冷たく、綺麗だったけど苦しかった。
そしたら、
「な……ち……、な……ちゃん、なほちゃん!」
☆☆☆
周りを見渡すと、誰もいなかった。
『
ぼーっと考えていると。
「おっ
「うん」
「それより、その右眼どうしたんだよ!?」
「えっ?」
『
「
「な〜に大騒ぎしてんのよ!」
「あ、ユナちゃん! どういう事か説明して!」
「それは、魔力と霊力の一部解放したからだ」
「貴方はだれ?」
「我が名は、
「
また、
「さて説明すると、魔力と霊力の一部解放したことによって生じたのがその右眼だ、そのお陰で今はどちらも安定しているだろ」
「元に戻らないの?」
「戻ることはない」
衝撃的な一言に
幼い頃から褒められていた事もあり、
「
「……」
『な、な、なに言ってるの!? な、な、なつ!』
「これは、愛のこ・く・は・く〜!」
ユナが
正直な話、
『
終わり行く先に 南月 結 @shin16
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